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初代ウルトラマン OPにいる「謎の怪獣」の正体は? 50年経って公式が言及

マグミクス / 2023年3月11日 9時10分

初代ウルトラマン OPにいる「謎の怪獣」の正体は? 50年経って公式が言及

■1匹だけ、知らない子が混じってる? 「公式」の見解はいかに?

 1966年の初代の『ウルトラマン』は、言わずもがなの国民的ヒーローです。そしてそのオープニング映像といえば、色鮮やかな背景に、ウルトラマンや科特隊のマーク、さまざまなウルトラ怪獣が影絵で登場する演出でもおなじみです。

 さて、このあまりにも有名なオープニングですが、1966年の放送開始年より実に50年以上にわたり、ファンの間で未解決となっている「謎」があることをご存知でしょうか。

「謎」に踏み込む前に、オープニングの影絵について確認していきましょう。この影絵は、前期と後期に分けられています。前期に登場する怪獣は「ネロンガ」「ペギラ」「カネゴン」、そして(ギガスやゴローに見えなくもない)「M1号」など、放送開始前に制作されたためか『ウルトラQ』の怪獣がだいぶ多めなのが特徴です。

 問題なのは12話以降の後期に登場した影絵たちです。「アントラー」「マグラー」「ネロンガ」「ギャンゴ」「バルタン星人」など、それまでの放送で登場した怪獣たちが続々と登場し実に賑やか。引き続き「カネゴン」「ゴーガ」「ガラモン」と、『ウルトラQ』の怪獣も遊びにきているのも楽しい限りです。

 さて、この後期の影絵のなかで、「謎の怪獣」が1匹紛れ込んでいるのです。それが「ゴーガ」の次に登場する怪獣でした。その堂々たる佇まいにうっかり騙されていましたが、改めて見直せば確かに「誰だ君は」状態です。

 全身トゲトゲ、鋭い爪に牙、見事な「怪獣」ぶりですが、はたしてこの子は一体、何者なのでしょうか。ファンの意見はさまざまです。背中のトゲから「ベムラー」や「マグラー」を挙げる声もありますが、どちらも決め手に欠けています。」

 他方、書籍「ウルトラマン 怪獣大名鑑」では、この影絵を制作した合成技師の飯塚定雄さんの証言、という形で『ウルトラQ』に登場した「ゴルゴス」説を紹介しています。かなり有力な説ではありますが、実際のゴルゴスと件の影絵とではだいぶビジュアルが異なっているので、幾分謎が残ります。

 そんななか、2021年11月にこの影絵のカプセルトイが「GPシャドウアート」シリーズとして発売されました。そのラインナップに、なんとあの「謎の怪獣」の姿が。そうなれば当然、名前が記載されるはず!ついにその正体が判明する!……と思いきや、その時につけられた名称はまさかの「謎の怪獣」でした。これは、公式が彼を「謎」と認めた、ということでしょうか。

 放送開始から半世紀以上経過してなお、胸ときめく「謎」があるなんて、ファンとしてはむしろ、ありがたいことなのかもしれません。

(片野)

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