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『名探偵コナン』ダイイングメッセージの難易度が高すぎ”!?「本当に死ぬ間際に考えた?」

マグミクス / 2023年3月11日 17時40分

『名探偵コナン』ダイイングメッセージの難易度が高すぎ”!?「本当に死ぬ間際に考えた?」

■コナンじゃなかったら詰んでたかも?

 被害者が残したダイイングメッセージを読み解き、犯人を突き止めるというミステリー作品の王道展開。あっさり解けてしまっては面白くないので、「ダイイングメッセージは難解になりがち」という性質も理解できるのですが、それにしたってツッコミどころが多すぎる気もします。

 たとえば『名探偵コナン』の世界でも、死の間際に考えたとは思えない渾身のダイイングメッセージが数多く登場していました。

 単行本64巻に収録されているエピソード「新たなる傷跡と口笛の男/古き傷跡と刑事の魂」では、マウスのコードを握った男性の刺殺体が発見されます。パソコンのキーボードには「Ctrl」と「C」のキーに血がついており、それを犯人に気づかれないように左手で血のついたキーを隠していました。

 さらにその血が偶然ついてしまったものではないと分かるように工夫までされていたのですが、行き届いた配慮に反してダイイングメッセージの意味は極めて難解。「Ctrl+C」は「コピー」、「マウスの尻尾」は鼠を捕まえた「猫」を意味し、自分を殺したのは「コピーキャット=模倣犯」だと伝えていたのです。マウスを掴んでいる様子が猫……。コナンがいなければ間違いなく迷宮入りだったでしょう。

 一方、同じく単行本64巻に収録された「魚が消える一角岩」では、まるでクイズのようなダイイングメッセージが登場します。一角岩に置き去りにされ、衰弱死してしまった女性ダイバーが死の直前に残したメッセージは、「サバ」「コイ」「タイ」「ヒラメ」。

 それぞれを漢字に変換し、魚へんをとると犯人の名前になる……というなかなか解きごたえのあるダイイングメッセージでしたが、そもそも被害者はこれらの文字を岩に刻んでいます。つまり、たとえ犯人の名前を刻んでも消される心配はなかったわけで、もっと言えばその体力を温存しておけばもう少し生き延びることもできたのではないでしょうか。死んでから数時間後にコナンたちに発見されているので、あるいは助かったかもしれません……。

■シリーズ屈指のとんでもダイイングメッセージ!?

体を張って犯人を伝える!渾身すぎるダイイングメッセージが登場する『名探偵コナン』102巻(小学館)

 極めつけは、単行本102巻に収録されているエピソード「秘密基地のメッセージ」でしょう。県境のライン上で撲殺遺体となって発見された男性が、体を張ったダイイングメッセージを残していました。

 というのも、その遺体は口を大きく開け腕時計の金具部分をワザと正面に向けて、ズボンのベルトの金具を掴み、ガニ股というなんとも奇妙なポーズをとっていたのですが、実はこのポーズこそが犯人を名指しするダイイングメッセージ。口、腕時計の金具、ベルトの金具、ガニ股がそれぞれ漢字や記号を表しており、それらの真ん中を県境の線で貫くと犯人の名前が浮かび上がるようになっていたのです。

 そしてこれを何度も何度も頭を殴られている状態で捻り出したというから驚きです。犯人に繋がる手がかりを残したい――。恐らくはその一心で、殴られながらも県境のラインにきちんと倒れ込み、珍妙な格好で死にゆく選択をしたのでしょう。

 ただ奇妙なポーズの意味を聞かされた犯人は、「何それ?笑える…」と嘲笑っていました。

 さすがは日々殺人事件が起こるクライムシティの住人たち。ダイイングメッセージひとつをとっても、我々の常識を軽く越えてきます。次はどのような渾身のメッセージが生み出されるのか、楽しみですね。

(ハララ書房)

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