気になるファン続出！『ドラゴンボールGT』悟空の「末裔」の物語 「続き観たい」

■孫悟空の昆孫・孫悟空Jr.はいじめられっ子？

　世界的な人気作品『ドラゴンボール』では、孫悟空の末裔の物語も描かれていたことを知っていますか？　今回は、孫悟空の6代後の末裔で、昆孫（こんそん）にあたる孫悟空Jr.の物語を紹介します。ネット上では「孫悟空Jr.の物語の続きが見たい」と、彼が主役の続編を期待する声も上がっていました。

　孫悟空の末裔の物語が描かれたのは、1996年から1997年にかけて放送されていた『ドラゴンボールGT』のスペシャルと最終話です。悟空たちの戦いが終わり、地球に平和が訪れてから100年後が冒険の舞台となっていました。

　孫悟空の孫娘・パンは、悟空そっくりの外見をした玄孫（ひ孫の次）に孫悟空Jr.と名付けます。悟空とJr.は外見はそっくりですが、性格はまったく違うようでした。彼は臆病な性格のいじめられっ子で、パンの修行にもついていけません。しかしパンが突然病気で倒れてしまい、悟空Jr.は彼女を救うべく、ドラゴンボール探しの冒険に出発しました。

　ドラゴンボールを探すために向かったのは、孫悟空の旧家があるパオズ山です。悟空Jr.をいじめていたものの、実は彼を心配して先回りしていた同級生・パックも冒険に加わり、ふたりは山までやってきます。しかし、パオズ山には女妖怪・マンバが棲みついており、悟空Jr.は苦戦、さらにパックが悟空Jr.を助けるために崖から落ちてしまいます。

　悲しみに暮れる悟空Jr.でしたが、マンバの仲間・ゲットーに襲われていた子熊を見かけ助けました。そして、仲良くなった熊の親子の親熊が、今度は大妖怪・妖魔王に殺されそうになったことで、悟空Jr.はついに怒りで超サイヤ人に覚醒し、相手を見事倒します。

　その後、悟空Jr.は悟空の旧家で四星球を手にして願いごとをするも、何も起きず悲観しますが、そこへなんと祖先の孫悟空が現れました。悟空からドラゴンボールは7つ集める必要があることや、「お前は弱虫じゃねえ」という励ましの言葉を聞いた悟空Jr.。その後、実は助かっていたパックや、病気が峠を越えたパンが現れます。悟空Jr.は「ふたりが助かったのは全てお前の勇気のおかげだ」という、悟空の言葉を聞き、大きな成長を遂げて家に帰りました。

　そして迎えた『ドラゴンボールGT』の最終回で、悟空Jr.は天下一武道会に出場します。立派な戦士へと成長した彼は、決勝まで勝ち進みました。そこで悟空Jr.の前に現れたのは、ベジータにそっくりの、「カプセルコーポレーション」の御曹司の少年（ベジータJr.）です。お互いに超サイヤ人へと変身して全力でぶつかり合うなか、悟空Jr.を見守っていたパンは観客のなかに孫悟空の姿を見つけました。

　パンが悟空を追いかけて行ってしまったため、このふたりの試合の勝敗は明確には描かれておらず、物語は終了します。ネット上では「『ドラゴンボール超』も面白いけど、これからさらに続編を作るなら孫悟空Jr.を主人公にしてほしい」「クリリンやヤムチャの子孫とか出てきたら、面白いと思う」「100年経って世代交代するキャラもいれば、ずっと死なないキャラもいるし、面白い物語ができそう」「なんで高祖母のパンとふたり暮らしだったのか知りたい」と、孫悟空Jr.の「その後の物語」を期待する声が多く上がっていました。

（マグミクス編集部）