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『こち亀』「泣ける」感動回 「親孝行したいときには親はいないんだぞ」

マグミクス / 2023年3月18日 19時10分

『こち亀』「泣ける」感動回 「親孝行したいときには親はいないんだぞ」

■思わず親孝行したくなるような泣けるシーン

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』といえば、両津勘吉を中心としたドタバタ人情劇が楽しめるギャグ作品。しかし、なかには作風とかけ離れた感動エピソードも多数存在します。

 例えば第8巻収録の「まごころ説教!?の巻」「アドリブ旅行…の巻」「冬の旅…の巻」の3話に渡って描かれたエピソードでは、序盤こそ『こち亀』らしいドタバタ劇から始まりますが、最後には感動的な展開が待ち受けています。

 ある日松吉というチンピラが公園で騒ぎを起こし、両さんのいる派出所に連行されてきます。両さんはまじめに働く気のない松吉の世話をして、なんとか仕事をさせることに成功しました。しかしその後、松吉が事故で亡くなったという知らせが両さんのもとに届いたのです……。

 両さんは松吉が亡くなったことを伝えるため、岩手県に住む松吉の両親へと向かうことになります。彼の死を両親に伝えると、母親はその場で泣き崩れました。ところが父親は「朝が早いのでこれで失礼する」と言い、寝室へ向かってしまいます。平然としている父親に驚く両さんでしたが、家から出るとそこには家の外で号泣している父親の姿がありました。

 それを見た両さんは、公衆電話を使って自分の実家へ連絡。実は両さんは松吉と同様に、両親から良く思われていないと思って、実家に帰ることを避けていました。松吉の父親を見て自分の父親を思い出したのでしょう。

 序盤で両さんは松吉に「親孝行したいときには親はいないんだぞ。親は大切にせにゃならん」とアドバイスしていましたが、この話はまさに親孝行の大切さを教えてくれます。

 また第92巻収録の「親愛なる兄貴へ」は、感動的な兄弟の絆が描かれているエピソード。両さんの弟・金次郎が中学受験の試験会場に向かう途中、受験票を川へ落としてしまいます。絶望している弟のもとへ両さんが駆け付け、川へ飛び込み受験票を回収。さらに合格祈願のお守りを渡して「絶対に合格できる」と励まし、見事合格した金次郎はその後立派な弁護士となりました。

 ドラマチックなエピソードも魅力的な『こち亀』。連載終了から年月の過ぎた現在でも、その魅力が廃れることはありません。

(LUIS FIELD)

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