なんで鉄パイプ？ 『ワンピース』サボの驚異的な戦闘力について考察

■サボの戦闘スタイルが不思議すぎ！

　3月20日はルフィの兄・サボの誕生日です。サボはルフィやエースとともに幼少期を過ごした義兄弟です。しかし、行方不明になってしまい、長い間消息不明でルフィには死んだ、と思われていました。

「ドレスローザ編」でルフィとサボが再会を果たし、実は、行方不明になった際、ルフィの父・ドラゴンに命を救われていたこと。そして、ドラゴンに助けられる前の記憶を失っていたこと、エースが処刑された新聞記事で記憶を取り戻したことが明かされました。サボはもともと革命軍のNo.2であり、「ドレスローザ」ではエースの「メラメラの実」の能力を手に入れ、さらに実力を伸ばしています。この記事では『ONE PIECE（ワンピース）』のサボの変わった戦闘スタイルについて考察します。

「ドレスローザ編」に初登場した際、サボの背中には長めの鉄パイプを背負っていました。戦闘シーンではこの鉄パイプをこん棒のように振り回して戦っていました。革命軍のNo.2なのですから、欲しい武器があれば調達することは難しくないでしょう。しかし、それでも鉄パイプを使用するのには「何か特別な理由があるのでは？」と多くの読者が注目しています。

　そして、何の変哲もなさそうな鉄パイプが「全く変形しないのがおかしい」という意見もあがっています。現在は「メラメラの実」の能力とうまい具合に組み合わせており、鉄パイプに炎をまとわせて戦っている様子などが描かれています。いくら鉄とはいえ、あれだけの炎にまとわれたら、溶けるとまではいかなくとも、変色くらいはしそうなものです。

　しかし、サボの鉄パイプは変形、変色は一切していない様子でした。この様子を見た読者からは「特別製なのか？」「なんでわざわざ鉄パイプなの？」と疑問の声があがっています。ただ、戦闘シーンで使っていたのは「ドレスローザ編」での数回のみ。「使ってないからきれいなだけなんじゃ？」というコメントもあがっているようです。

　また、サボの体術にも注目が集まっています。サボは「竜爪拳（りゅうそうけん）」と呼ばれる、自身の驚異的な腕力を活かした技で戦います。サボの腕力を目の当たりにした海兵はたじろぐ様子も描かれており、『ONE PIECE』の世界でもかなり異常な強さであることが分かっています。

　そして「竜爪拳」については、不思議な点がありました。「竜爪拳」を目撃した海兵が「指の力が異常だ！」といった言葉に対して、サボは「爪だよ」と訂正しています。このとき、なぜサボは「爪」にこだわったのでしょうか？　「爪」とは何かの隠語なのか、はたまた本当に「爪」を鍛えたことで「竜爪拳」を使えるようになったのか、謎が深まるばかりです。読者からも「なぜ爪？」「拳だけで良くない？」という意見もあがっています。

（マグミクス編集部）