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声優の「大暴走」を堪能できるアニメ3選 衝撃的な悪ノリで爆笑必至!

マグミクス / 2023年3月20日 15時10分

声優の「大暴走」を堪能できるアニメ3選 衝撃的な悪ノリで爆笑必至!

■まさにカオスで伝説に?

 2018年に第1期、2022年に第2期が放送されたアニメ『ポプテピピック』は、各話、各パートで全て異なる声優が出演するという斬新過ぎる演出が大きな話題を呼びました。さらに杉田智和さん、中村悠一さんが出演した第1期9話では、オープニングに被せる形でふたりのトークが続いたほか、花澤香菜さんがTVスペシャルで「SNSで服がクソダサいだのみんな好き放題に言いやがる!」と自虐アドリブを披露したりと、声優陣による強烈なアドリブが展開されています。

 そんな声優たちがキャラクターそっちのけで自由過ぎるアドリブを演じる作品は、一部で「声優無法地帯」と呼ばれています。

●自由過ぎるアドリブのオンパレード!『おそ松さん』

 赤塚不二夫先生のマンガ『おそ松くん』を原作に、20歳を過ぎた松野家の6つ子たちの日常を描いた『おそ松さん』は、豪華すぎる声優たちによるカオスなギャグが魅力です。

 放送が開始された第1期の第1話では、「今風にすればウケるんじゃないか」という一言から作画がイケメン風に切り替わったかと思えば、さまざまなアニメのパロディも、やりたい放題で繰り広げられました。それが原因かは公表されていませんが、Blu-ray及びDVDパッケージに第1話は収録されず、放送から1か月程度で、各サ動画配信サービスでも、1話が見られなくなる事態になっています。

 パロディの対象にされた作品は『暗殺教室』や『進撃の巨人』『黒子のバスケ』など、6つ子を演じる声優、いわゆる「中の人」が出演しているものも多く、まさにカオスなエピソードでした。

 また、『おそ松さん』には、アドリブも多く登場します。たとえば第1期の第6話、サブキャラ「ハタ坊」の誕生日を描くエピソード「おたんじょうび会ダジョー」では、6つ子がお尻に旗を刺されるシーンがありますが、「よいしょー!」という五男・十四松以外の叫び声はアドリブだったことが、WEBラジオ「シェーWAVE おそ松ステージョン」にて明らかにされています。

 シンプルな絶叫が目立つなか、「実はM」という設定がある四男・一松(CV: 福山潤さん)は喘ぎ声を発しており、視聴者の間では「声優の本気を見た」「遊び心が過ぎるw」とざわついていました。

●主演・杉田智和さんのアドリブが、特に自由過ぎる!『銀魂』

 ボケとツッコミの応酬が激しい大江戸SFギャグアニメ『銀魂』(原作:空知英秋)は、幾度も苦情が寄せられながらも、ギリギリのパロディを放送し続けていました。放送禁止用語を連発する、実在の議員のパロディネタが問題となったためか(?)放送中止騒動が起こるなど、「お騒がせアニメ」としてネットを中心にファンを沸かせており、「もうアウトでしょw」「いいぞwもっとやれw」と期待するファンは多数いました。

 そんな『銀魂』では、出演する声優陣も「中の人」ネタでアドリブを多数披露しています。たとえば主人公・坂田銀時は、大ファンのアナウンサー・結野クリステルの式神「外道丸」に金棒で突かれたシーンで「セイバー!!」と叫んでいます。これは外道丸を演じている川澄綾子さんが、「Fate」シリーズでヒロインのセイバーを演じていることによるアドリブです。

 また、別のエピソードでは、銀時が新八に蹴り飛ばされた際に「アサルトバスター!」と叫んでいますが、このアドリブは新八役の阪口大助さんが『機動戦士Vガンダム』で演じていた主人公・ウッソが登場していたVガンダムの武装が元ネタでした。

パロディネタはもちろん、「わかる人しかわからない」ような中の人ネタのアドリブが炸裂する『銀魂』は、まさに「声優無法地帯」といえるでしょう。その他、マダオこと長谷川泰三が、「中の人」が被る『新世紀エヴァンゲリオン』の碇ゲンドウ(CV:立木文彦さん)のおなじみのポーズを何度もさせられるなど、『銀魂』の声優ネタはとどまるところを知りませんでした。

■「声優無法地帯」の元祖は?

●これぞ「声優無法地帯」の元祖? 『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』

セレクション放送『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー アゲイン』キービジュアル (C)TOMY

 ネットでは「声優無法地帯」という言葉が生まれたきっかけは、1997年に放送を開始したアニメ『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』といわれています。

 カナダのメインフレーム社が制作した、世界初のフルCGロボットアニメーションである同作は、それまで乗り物(ビークル)に変形していた「トランスフォーマー」シリーズとは異なり、さまざまな動物へと姿を変えることが特徴です。

 原語版では難解かつシリアスなストーリーとなっていましたが、販促担当だった大野光仁さんによると、翻訳版を日本で制作する際に「面白おかしくやってもいいのでは?」という意見が出て、コメディタッチな演出がされていったとのこと。その結果、冷酷で残忍ながらひょうきん者という設定の悪役・デストロンを演じるベテラン声優・千葉繁さんを筆頭に、人気声優さんたちのコミカルなアドリブが加えられることとなります。

 その筆頭とも言えるのが、アドリブから生まれた主人公・コンボイの愛称を用いたフレーズ「イボンコ☆ペッタンコ」でしょう。

 続編である『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズ』第14話のオープニングで「みんなの名前を逆さにして言ってみよう」という話題となった際、主人公・コンボイを逆さに読んだ「イボンコ」が出演陣のツボに入ったのか、「今日はイボンコって呼ぼう」という悪ノリが発生。

 コンボイが敵によって肉体がペシャンコになってしまう、シリアスなはずのシーンでは、仲間のラットルが「イボンコペッチャンコ・イェイ!」とはやし立て、大合唱が始まってしまいます。アイキャッチでも歌い続ける仲間たちを前に、呆れ果てたコンボイが死んだはずなのに「あの~コンボイだけど……お前ら、ぶっ飛ばすぞ?」と呟くなど、まさに「声優無法地帯」な状態となっていました。

「イボンコ☆ペッタンコ」は視聴者に大きな衝撃を与えており、実写版「トランスフォーマー」シリーズ新作の製作が発表された際にもトレンド入りするなど、今なお伝説として語り継がれています。2023年4月からは、『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズ』のセレクションの再放送、『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー アゲイン』が決定しているため、まだ観たことのない方は「声優無法地帯」がどんなものなのか、チェックしてみるのもおすすめです。

 ちなみに、同作でコンボイ役を務めていた声優・子安武人さんは実写映画「トランスフォーマー」シリーズ最新作『トランスフォーマー/ビースト覚醒』において、ゴリラ型のトランスフォーマー「オプティマスプライマル」の声を担当することが発表されました。またしても子安さんがゴリラに変形するトランスフォーマーを演じるニュースに、当時からのファンは「イボンコが帰ってきた!」「小学生の自分に教えてあげたい」と盛り上がっています。

(田中泉)

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