1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アニメ・コミック

天才だから冷遇? 出木杉くんが「映画ドラえもん」にあまり出ない理由

マグミクス / 2023年3月21日 9時10分

天才だから冷遇? 出木杉くんが「映画ドラえもん」にあまり出ない理由

■なんでもできる優秀な出木杉くんがいたら映画はどう進んでいくのか?

『ドラえもん』の登場キャラクターのなかで、出木杉くんはまさに絵に描いたような優等生として有名です。さらにイケメンで性格も良く、非の打ちどころがないキャラクターと言えます。普段のレギュラー回では、ズバ抜けた能力を遺憾なく発揮しているシーンが多いものの、ネットでは「出木杉くんは賢すぎるから、あまり『映画』の方には、登場させられないのではないか」と噂されています。

 たしかに超優秀な出木杉くんがいれば、映画のなかでどんな問題が起きたとしても、優れた頭脳ですぐに解決してしまいそうです。SNSなどでも「出木杉がいたらすべてがイージーゲームになる」「正直、ドラえもんより賢いし」「他のキャラが活躍する場がなくなるんじゃ……?」などの意見が見られ、出木杉くんがいると、そもそも劇場版を成立させるほどのピンチが起きなくなることまで危惧されていました。

 実際、1980年の劇場版第1作の映画『ドラえもん のび太の恐竜』には、出木杉くんは登場していません。同作のシナリオ第一稿では出木杉くんが登場し、のび太たちと冒険をするはずだったそうですが、これは幻となってしまいました。詳しい理由は明かされていませんが、ネットでは「出木杉くんが、ひとりでなんでも解決してしまうことに気付いたのでカットしたのでは?」「他のメンバーを活躍させるためでしょ」と、噂されています。

 そして第1作以降の映画にも出木杉くんはちょい役で出るものの、物語に関わる重要なポジションとしては登場しません。映画の原作となった回で出番があったとしても、実際にはカットされることがありました。例えば、比較的出木杉くんの出番が多いと言われている、『のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)』での出来事です。

「大長編ドラえもんシリーズ」の原作マンガでは、冒頭で出木杉くんがスネ夫たちの特撮映画の撮影に参加し、撮影法に関して具体的なアドバイスをして、簡単な発火装置まで作ってしまう天才的活躍の場面がありました。しかし、1985年の映画『宇宙小戦争』では、着火装置を使っているシーンはあるものの、アドバイスの場面は大幅にカットされています。

 また、1985年版では撮影に参加していた出木杉くんが、珍しくジャイアンやスネ夫たちと一緒に敵に襲われ、スネ夫を助ける活躍シーンがあったのですが、2022年のリメイク版『宇宙小戦争』ではそのシーンまで削られてしまいました。2023年の最新作『のび太と空の理想郷(ユートピア)』でも、冒頭でのび太たちに「理想郷」の定義を説明する、という役割に留まっています。

「なんで映画に出ることができないんだ」と、出木杉ファンからは長年嘆きの声が上がっており、「出木杉くんがフルに活躍する映画も見てみたい」など、今後の作品に期待している人も少なくありません。また「のび太の奇想天外な発想を、出木杉がしっかり聞き入れて現実的な方法に落とし込むシナリオなら……」「単純に敵がもっと狡猾で凶悪な奴になれば、出木杉が出てきても簡単に解決できない事態になるはず」と、出木杉くんの有効な活用方法について言及する人もいました。

 たしかに優秀すぎる出木杉くんが映画に登場すると、問題が早く片付くあまり、尺が足りなくなる可能性も否定できません。とはいえいつか、出木杉くんが仲間たちと一緒に大活躍する映画も見てみたいものですね。

(LUIS FIELD)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください