学園モノからまさかの鬱展開? 今からでも間に合う『水星の魔女』の魅力
マグミクス / 2023年4月7日 17時10分
![学園モノからまさかの鬱展開? 今からでも間に合う『水星の魔女』の魅力](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/magmix/magmix_145486_0-small.jpg)
■ガンダムシリーズとしては珍しい「学園モノ」
今年1月にSeason1の放送を終えた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。ガンダム作品としては珍しい「学園モノ」で、ガンダムシリーズに興味がなかったファンまでも虜(とりこ)にしています。4月のSeason2放送開始に向けて、同作品の魅力に迫りましょう。
まず注目すべき点は、戦争ではなく「決闘」を基軸に物語が展開していくところ。決闘が与える影響は絶大で、学生間の尊厳や物品、さらには結婚相手さえも左右します。第1話ではアスティカシア学園最強のグエル・ジェタークが、主人公のスレッタ・マーキュリーに敗北。ミオリネ・レンブランの婚約者がグエルからミオリネに変更されるなど、決闘次第で人生が狂ってしまう可能性すら帯びています。
また決闘において、各人の操縦するモビルスーツの性能差などは考慮されません。ここも同作の重要ポイントで、モビルスーツの性能は生まれた家によって千差万別です。それもそのはず、同作のSeason1では連邦軍とジオン軍のような戦争は描かれず、あくまでベネリットグループに属する企業間の対立に息子や娘たちが巻き込まれる構図。
たとえば先述のグエルはグループ内でも地位の高いジェターク社の長男であり、下々の学生よりも高性能なモビルスーツを駆っていました。パワーバランスを崩壊させるほどのガンダム・エアリアルに対し、各々が組み上げる対抗策にも注目です。
同作の魅力は決闘や戦闘シーンだけではありません。登場人物は全員キャラが立っており、主要人物の取り巻きでさえもコアなファンがつくほど。特に決闘委員会所属のセセリア・ドートは目立った活躍がないにもかかわらず、ネット上で「恵まれた容姿から繰り出される罵詈雑言がたまらん」「あの太すぎる太ももと褐色肌が俺を狂わせる」などと評判です。
セセリアやミオリネをはじめ、チュアチュリー・パンランチやソフィ・プロネなど、サディスティックな女性キャラが多い模様。一方で男性キャラクターはイケメンからイケおじまで粒ぞろいです。なかでもグループ内御三家のペイル社に属するエラン・ケレスは、物静かな性格で誰にも興味を抱かない孤高の人物。あるきっかけでスレッタに興味を抱いて優しく接したことで、スレッタの心を奪いました。もちろん視聴者からも大人気でしたが、心を奪われた挙句壊されることになろうとは……。
■Season2予告PVが不穏すぎる!
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最後に紹介するのは、同作における「ガンダム」自体の設定です。たとえば『機動戦士ガンダム00』では戦争の根絶をうたい、ガンダムによって各戦争へと武力介入。『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』ではかつて起こった「厄災戦」に対抗すべく作られ、鉄華団の争乱においても圧倒的な武力を持つ存在でした。
しかし『鉄血のオルフェンズ』におけるガンダムの機動力は、パイロット自身の人体改造を施した上で、機体と人体を神経接続するからこそ得られるもの。大きなリスクも伴い、主人公は身体の一部機能を失ってしまいました。
『水星の魔女』のガンダムにおいても、システムこそ違えど『鉄血のオルフェンズ』と同様。ガンダムの使用によって身体的負荷がかかるほか、かつて死者まで出たそう。倫理的問題を抱えたガンダムですが、なぜかスレッタだけは全く問題なく、意思疎通までこなしています。
一方でガンダム操縦のために強化された「強化人士」なるものも存在しており、エランはそのひとり。スレッタとの決闘に敗れたエランは意味深なシーンを介し、次の登場時には快活な「別のエラン」にすり替わっていました。
未だ戦争が描かれていないにもかかわらず学園内で死者(?)の出る展開に、視聴者からも「推しの死に堪えられない……」と悲鳴のようなツイートが続出。そしてSeason1の終盤ではミオリネやスレッタたちが「株式会社ガンダム」を設立し、「ガンダムは危険なものではない」というPR活動を開始しました。
しかし先日公開されたSeason2の予告PVでは、ガンダムパイロットのソフィが「ガンダムは暴力マシーンだってこと、お姉ちゃんに教えてあげるね」と発言。ナイフを突きつけるシーンなど、不穏な描写が満載でした。多くの新規ファンをガンダムシリーズへ取り込んだ同作だけに、今後の展開から目が離せません。
(LUIS FIELD)
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