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今なお新ゲームが作られる『テトリス』 eスポーツ大会でも白熱するその魅力とは

マグミクス / 2019年5月8日 18時57分

今なお新ゲームが作られる『テトリス』 eスポーツ大会でも白熱するその魅力とは

■対戦要素を深めた現代版テトリス

 落ちものパズルゲームの元祖『テトリス』が、今なお進化を続けていることをご存知でしょうか? 『テトリス』の原型は1984年にソビエト連邦(当時)で”教育用ソフトウェア”として開発されたもの。当時、落ちてくるテトリミノ(ブロック)はグラフィックではなくテキストとして表示されていたようです。

 日本で『テトリス』といえば、1988年にセガ・インタラクティブ(当時:セガ・エンタープライゼス)が発表し、日本中のゲームセンターに広がっていったアーケード版テトリスを思い浮かべられる方が多いのではないのでしょうか。現在でもゲームセンターやゲームコーナーなどで現役稼働している筐体を見かけることもあります。

 世代、国境をを問わず愛され続ける『テトリス』は、現代においても多様な遊び方を盛り込んだ新作が発売されているのです。

 セガの落ち物ゲームの名作『ぷよぷよ』とコラボした『ぷよぷよテトリス』が2014年に発売され、プレイステーションほか各社ゲーム機向けに移植されています。同ゲームは、『ぷよぷよ』と『テトリス』それぞれの基本ルールはそのままに、『ぷよぷよ』と『テトリス』の対戦もできる内容になっています。

 そして2019年2月には、任天堂が有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者向けに『TETRIS 99』を配信開始しました。

 タイトルの「99」はオンラインでの対戦人数を表していて、99人での同時対戦というバトルロイヤル要素が加わっています。対戦相手に対する妨害行為やプレイ内容に応じたバッジの取得などの戦略要素が追加されています。

 海外ではにeスポーツの種目としても『テトリス』が取り上げられています。そのなかで広く知られているのが、「Classic Tetris World Championship(CTWC)」です。

 CTWC の大会が始まったの10年前のこと、『ぷよぷよテトリス』や『テトリス99』のような、他プレイヤーへの攻撃要素はなく、競技者は対戦相手よりも「長く」「効率的に」ブロックを消し、相手よりも先にゲームオーバーにならないことが勝利条件というシンプルなルールですが、競技参加者は年々増えているといいます。

 2018年度のCTWC大会の覇者は弱冠16歳。初期のテトリスが発売された後に生まれた世代がチャンピオンになっています。
 
 テトリスは誰もが知っていて、ルールが分からなくても1回観戦すれば何となくつかめてしまうシンプルさがあり、eスポーツの入門に適したタイトルであるのかも知れません。テトリスはこれからも世代、国、言語の壁を越えて、プレイと観戦の両面で多くの人が熱中していくことでしょう。

(マグミクス編集部)

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