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『ブルーロック』は過激すぎ? 賛否両論の理由を作者の過去作から考察

マグミクス / 2023年3月28日 20時35分

『ブルーロック』は過激すぎ? 賛否両論の理由を作者の過去作から考察

■作者の過去作は異色のストーリー?

 サッカーマンガの常識を覆す数々の描写が話題の『ブルーロック』は、マンガにアニメに絶好調。サッカーマンガでありながらサッカー界での生き残りをかけたデスゲーム的な要素を兼ね備え、今までに無い視点から多くの支持を集めています。

 一方で過激な描写が多いことから、「小さな子供に見せるには…… 」「ひどすぎる」などと否定的な声も。賛否が分かれる人気作品の原作者、金城宗幸先生の過去作品に目を向けてみると意外な作品が並んでいました。今回は金城宗幸先生の過去作品を紹介し、『ブルーロック』の賛否の理由を紐解いていきます。

『ブルーロック』は日本がW杯で優勝するため、若い世代のFW300人を「ブルーロック」と呼ばれる青い監獄に閉じ込めて育成する物語。養成中に失格した者は永久に日本代表入りできないという、サッカーとデスゲーム要素をミックスした新感覚ストーリーです。

『ブルーロック』の特徴は過激な描写にアリ。サッカー界での生き残りをかけた戦いのため、ときには罵り合ったり喧嘩に発展したりするケースも少なくありません。また試合中に怪我をさせるようなラフプレーも多く描かれています。従来のサッカーマンガと同じ感覚で見るとかなり驚くでしょう。

 では『ブルーロック』の原作者である金城宗幸先生の過去作品はというと、こちらも独特な世界観。映画化もされた『神さまの言うとおり』は、平凡な生活を送っていた高校生の教室で殺人ゲームが始まるというサバイバルサスペンス作品。毎回のように仲間が命を落とし、徐々に人数が減っていくなかで平凡な主人公が、救世主に成長していく様が描かれています。

 続いては『ジャガーン』を紹介。平凡な警察官として勤務していた主人公が住む町に突然、「キチガエル」と呼ばれる謎の寄生虫が降ってくる物語です。寄生されてしまった人は「壊人」と化して自身の欲望を抑えることができなくなり、姿形も化け物になってしまいます。主人公は半分だけ寄生された「半壊人」として特殊な能力を持ち、勇気あふれる人間へと成長していくストーリーです。

■人気なのに賛否『ブルーロック』の評価が分かれる理由とは

ブルーロックのプレイヤーと支配者が描かれたアニメ『ブルーロック』のキービジュアル (C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

 金城先生の過去作品はどちらも過激な描写こそあるものの、人生観が変わる出来事をきっかけとして主人公が成長を遂げていく経緯が魅力的。賛否に評価が分かれる『ブルーロック』も、真摯にサッカーと向き合う姿や仲間との絆が描かれています。ただ人気のキャラクターが次々と脱落していくので、デスゲーム的展開に免疫のない読者からすれば抵抗感があるようです。

 ネット上でも「良い人がいなくなるのは心が痛む」「続きを見るのが辛い」などと苦悶の声が続出。一方で「最高に熱いマンガ」「アニメもマンガも作画が凄い」などと、生き残りをかける男達の戦いを楽しみにしている人や、アニメとマンガ両方の作画に対する好意見も相次いでいました。

 以前にもデスゲームのような作品を描いていたため、そのノウハウが『ブルーロック』に活かされている可能性は高いかもしれません。次に誰が脱落するのかヒヤヒヤしますが、スリルを楽しめるサッカー作品もまた一興なのではないでしょうか。

(LUIS FIELD)

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