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令和元年はアニメ、マンガの当たり年? アニメ映画の怪進撃、マンガ原作も10強入り

マグミクス / 2019年5月19日 11時21分

令和元年はアニメ、マンガの当たり年? アニメ映画の怪進撃、マンガ原作も10強入り

■トップ10のうち9作品が劇場アニメやマンガ・ゲーム原作

 興行通信社が2019年5月7日に発表した「全国映画動員ランキング」(5月4日、5日)では、『名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)』を筆頭に、マーベルの大人気アメコミ映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』が2位、原作はゲームですが、すでにTVアニメで多くのファンに親しまれているポケモンシリーズの実写映画『名探偵ピカチュウ』が3位にランクインしました。
 
 そして、4位には中国ぼ春秋戦国時代を舞台としたマンガ『キングダム』(原泰久)の実写映画が続き、5位には国民的作品『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』がランキング入りを果たしました。

 劇場アニメ、あるいはマンガを原作とした映画の好成績は10位『映画ドラえもん のび太の月面探査記』に至るまで続き、7位のワーナー・ブラザース映画『シャザム!』を除いた他9作品を占める結果となりました。

 調査を行った時期がゴールデンウイークに重なっていたこともあり、家族連れや子供、若年層が多く映画館に足を運んだことが興行収入に大きく貢献したという見方もありますが、月刊『ガンガンJOKER』で人気連載中のギャンブルマンガ『賭ケグルイ』(原作:河本ほむら、作画:尚村透)や、幅広い女性層から圧倒的な支持を集める『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- IV ルヰ×シン×Unknown」』(通称:金プリ)などがランクインしていることから、客層は幅広い世代にわたることが推測されます。

■まだまだ続く? アニメ映画ラッシュが止まらない

映画『プロメア』 (C)TRIGGER・中島かずき/XFLAG

 そして、アニメ映画、マンガ原作映画の躍進はこれからもまだまだ続くことが予想されます。

 2019年5月だけを例にとっても、24日にはアニメ『天元突破グレンラガン』や『キルラキル』を生み出した今石洋之監督と脚本家の中島かずきさんが手がけるオリジナルアニメ映画『プロメア』、仏教書「歎異抄(たんにしょう)」をアニメ映画で解釈した『歎異抄をひらく』が注目を集めるほか、劇画とアニメーションを融合した”ゲキメーション”と呼バレる手法を用い、監督/脚本/編集/キャラクターデザイン/作画/撮影までを映像作家の宇治茶さんが1人で担当した『バイオレンス・ボイジャー』が、意欲的かつ斬新な作風であるとして話題を呼んでいます。

 アニメやマンガの人気作品をただ映画化するだけでなく、作品の方向性や見せ方などにおいて多角的なアプローチが取られている作品が、この5月に次々と公開されていくのです。

「令和」の始まりに前後して巻き起こった今回のアニメ・マンガの映画ラッシュは、新たな時代のアニメ・マンガがもたらす驚きや感動への期待をますます集めることでしょう。

(マグミクス編集部)

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