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「え?夢オチ?」 まさかのラストの懐かしマンガ3選 「子供の妄想なのに過激」

マグミクス / 2023年4月5日 19時55分

「え?夢オチ?」 まさかのラストの懐かしマンガ3選 「子供の妄想なのに過激」

■斜め上過ぎる終わり方?

 マンガの評価において、「どんな終わり方をするのか」はとても重要な要素です。どのようなラストを迎えるのか、考察をしながら読む人も多いのではないでしょうか。しかし、なかにはそんな読者の予想を、意外な形で超えてしまったマンガもあるようです。

 まず、1作をあげるとすれば『代紋TAKE2』でしょう。同作は1990年から2004年にかけて、「週刊ヤングマガジン」で連載されていた人気マンガです。うだつの上がらないヤクザがタイムリープして人生をやり直し、裏社会で成り上がっていくという、独自のストーリーが注目を集めました。

 問題はその結末です。2度目の人生をやり直すことで、ついにヤクザの頂点に昇りつめた主人公・阿久津丈二でしたが、恨みを買っていた者に銃撃されドブ川に落下し最後を迎えてしまいます。薄れゆく意識の中で丈二が目にしたものは、反転した「GAME OVER」の文字……。なんと丈二は、「ゲームのなかの主人公」だったのです。

 確かに作中では「タイムスリップは神や仏の仕業か?」と考える場面が登場するなど、「神の力」というニュアンスで「不思議な力」が働いているような伏線が張られていました。読者からは賛否両論が出てしまう結果となった同作ですが、「ヤクザマンガ」として人気が高かっただけに、それも仕方のないことなのかもしれません。

次に紹介する作品は、1992年から2001年に「ビッグコミックスピリッツ」で連載されていた『東京大学物語』です。高校から大学までの思春期を爆発させた、村上直樹と水野遥の恋愛模様を描いた同作は、成年男子の欲求をストレートに表現している点も、共感できる作品として人気でした。

 女性に対して、すぐに本気になってしまうタイプの村上は、好きになったら直球勝負で欲求も含めて相手にぶつけてしまいます。一方の遥は、そんな村上を受け入れてしまう心の広さを備えた、聖母のような性格の持ち主。恋というより、慈愛を込めて村上に接していたと言えるでしょう。

 そして同作は、最終的に「遥の妄想だった」という形で物語が締めくくられる、衝撃の結末を迎えています。妄想していた遥は小学4年生で、作中のアダルトな内容とのギャップに衝撃を受けたファンは少なくないはず。「本当に小学生が考えることなのか」と戸惑う読者も多数いました。マンガ史上でも、トップクラスに「おませさん」な少女と言えるでしょう。

 最後は1980~82年まで連載されていた『3年奇面組』と、その続きの『ハイスクール!奇面組』です。1982年から1987年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた同作は、ドタバタギャグを武器に人気を博していました。

 同作の最終回は、ヒロインだった河川唯(かわ・ゆい)の「夢オチ」というものです。最終回中盤にて、立派な保育士に成長した唯の下へ同級生だった一堂零(いちどう・れい)が自転車で現れ、唯を自転車に乗せて走り出し、唯は目を閉じます。

 そして気が付くと中学の教室に戻っていて、全て唯の見ていた夢だったという真実が発覚するのです。唯の「でも わたしは信じたい 彼らはきっといると──」というセリフがあるため、ただの夢ではなく「これから起きることの正夢」を見ていた、とも受け取ることができます。

 しかし、愛蔵版および文庫版のラストでは、『3年奇面組』の1話の冒頭につながるように、一堂零のものと思われるシルエットが新たに加えられました。『Popeye増刊 帰ってきたハイスクール!奇面組』によると、「描かないとわかりにくいかなと思って」と、新沢基栄先生の判断で足した描写のようです。

(マグミクス編集部)

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