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配信中の『FILM RED』 「ウタの目」の修正で賛否 余計「悲しい場面」になった?

マグミクス / 2023年4月5日 12時15分

配信中の『FILM RED』 「ウタの目」の修正で賛否 余計「悲しい場面」になった?

■ウタの心が少し回復している?

 映画『ONE PIECE FILM RED』に登場するウタは、主人公モンキー・D・ルフィの幼馴染みで、劇中では彼女が中心となって物語が展開されます。ウタは麦わらの一味のひとりニコ・ロビンから「今世界で1番愛されている人」と称されるほど、世界的に絶大な人気を誇る世界の歌姫で、「ソウルキング」としてスターダムをのし上がったブルックからも、「別次元」と評されるなど、折り紙付きの実力を持っています。

 そんなウタに関して、2023年3月8日から配信が開始されたAmazon Primeで「目にハイライトが入る」という修正が入り、話題となりました。その修正によって表情の印象が変わり、ファンの間でさまざまな論争が巻き起こっています。

※この記事では『ONE PIECE FILM RED』のストーリーに触れています。

 まだ他にもあるとも言われていますが、ウタの目の修正で話題になったのは、ウタの育ての親・ゴードンが彼女にパエリアを振る舞うというシーンでした。

 赤ん坊の頃にシャンクスたちに拾われ、7年間も赤髪海賊団で音楽家として育っていたウタですが、音楽の国・エレジアを訪れた際、彼女の特殊な力が原因で「ある大惨事」が起きてしまいます。シャンクスはウタを傷つけまいと、その事件は赤髪海賊団が起こしたことにして、彼女との別れを決意します。シャンクスは音楽家としてウタの才能に惚れ込んでいたエレジアの国王・ゴードンにウタを託し、事情を告げないまま彼女の前から姿を消しました。

 すべてを託されたゴードンは、シャンクスの頼み通りに「赤髪海賊団がエレジア王国を滅ぼした」「キミは利用されただけ」と偽ります。笑いながらエレジアを去っていくシャンクスたちを見たこともあり、ゴードンの話を完全に信じたウタは、笑わなくなり、崩壊したエレジアでゴードンとふたりきりで過ごしていました。

 ゴードンは心に深い傷を負ったウタを献身的に世話するだけでなく、せめてもの慰めとして音楽を教え続けます。この過去の回想のシーンのなかのひとつに、ゴードンが慣れない様子でパエリアを用意する場面がありました。

 配信中の『FILM RED』では、同シーンでそのパエリアを見るウタの赤髪側の瞳に光が入れられています。一瞬の場面ですが、目に光が入っていなかった劇場版と比べて、表情の印象は大きく異なるものになりました。ウタの目に光がないと、より追い詰められているような悲壮感が漂いますが、光の入った目のウタは、一応は精気を取り戻しているようにも見えるのです。

 ウタの目が修正されたことに気が付いた視聴者の間では、さまざまな意見が飛び交いました。「修正されているウタの顔からは、ゴードンが彼女の心を癒してくれていることがわかる」「個人的には『アマプラ版』の方が、ゴードンの頑張りがほんの少しでも報われたようで好き」「『アマプラ版』はまだゴードンに救いのある描写になったけど、劇場版はゴードンの努力は焼け石に水レベルという無情さがある」「単にゴードンのパエリアが美味しくなったってことじゃないか」など、いろんなことを言われています。

 育ての親であるゴードンへの感謝も伝わるアマプラ版の修正は、好意的に受け入れる人もいれば、「前の絶望感ある目の方が好きだし、ストーリーに合ってる」「優しいゴードンさんとウタの死んだ目の落差が良かったのに」と、残念がる人もいる状態です。ちなみに、パエリアのシーンの後の、ウタがひとりで浜辺で新種の「映像電伝虫」を見つける場面では、発見する直前まで彼女の目は死んだ状態(劇場版と同じ)でした。「パエリアの場面はゴードンに気を遣っているだけで、ウタの心は癒されてはいなかった」とも考えられます。

 公式では修正した意図は明かされておらず、今後他のサービスで配信されることになった場合や、6月14日発売予定のBlu-ray&DVDでも同様の修正の状態になるのかも、まだ分かりません。いずれ、どちらのバージョンも見られるようになるのでしょうか。

(LUIS FIELD)

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