【漫画】完成間近に工作を諦めてしまう娘 変化した娘の行動に「すごい」「大人でも難しいのに」【作者インタビュー】

■小3の娘の自己認識力がすごい！

　工作を途中でやめてしまうことが多かった娘の変化を描いたマンガ「自己認識できる小学3年生」が、Instagramで900以上のいいねを集め話題となっています。工作は大好きだけど、作りかけでやめてしまうことが多かった娘。ある日「なんとしても今日中に完成させたい！」と頑張っている娘を見て、その理由を聞いてみると……という内容で、「すごい！」「大人でも難しいことなのに……」「考える力ですね」などの声があがっています。

　このマンガを描いたのは、3人の子を持つワーキングマザーのえみさんです。Instagramやブログ「えみさん家の子育て試行錯誤日記」で、育児マンガを発表しています。えみさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか？

　ふたり目の育休中にマンガを描き始めました。子育てをしていると、面白いことや感動することがたくさん起きます。でもあっという間に忘れてしまうので、備忘録としてマンガを描くことにしました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

　長女は工作好きですが、途中で飽きて作品を放置することもよくあります。しかしある日、投げ出さず「今日中に完成させたい」と自分を追い込んでいたので、理由を聞いてみました。その答えから、子供が客観的に自己認識していることが分かったので、そんな子供の成長についてマンガにしてみました。

ーーその後も、娘さんのこの考え方は続いているのでしょうか？

　その後も、できるだけやる気があるときに完成まで持っていくよう、頑張っています。ただ大作に挑戦すると、なかなか短時間では終わらないので、途中で放置されていることもあります。

ーー自己認識するようになるきっかけはあったのでしょうか？

　明確なきっかけがあったわけではないそうです。「工作を未完成のまま終わらせてしまう」という失敗を繰り返すうちに、途中で「飽きやすい自分」に気付いたようです。

ーーえみさんから、娘さんが自己認識できるような声掛けなどはしていたのですか？

　特に声掛けはしていませんでしたが、途中で放置されている作品については、頃合いを見て本人に捨てるかどうか確認していました。作りかけの作品を子供自身が捨てることで、「一度飽きてしまうと、完成までやり切らない自分」を認識していったんだと思います。

ーーこの自己認識をするようになって、生活に変化はありましたか？

　作品を一気に仕上げるようになったので、作品の完成率はあがりました！　長女はわりと自分を客観視できるので、ほかにも「宿題を後回しにしがちだから、時間を決めてやらないと終わらない」ということも認識し、対策しています。宿題も、これまで散々失敗したからこその自己認識だと思います。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか？

　「小3で自分のことを分かっているなんて、すごい！」「大人でも難しいのに、自己認識できるのはすごい」という声を多くいただきました。

ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。

　今後も子供たちの成長の様子や、家庭で取り組んでいることを、マンガで楽しく紹介したいと思います。

（マグミクス編集部）