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『鬼滅』刀鍛冶の里編で分かる炭治郎と蜜璃の共通点 「恩師」の影響デカめ?

マグミクス / 2023年4月7日 19時55分

『鬼滅』刀鍛冶の里編で分かる炭治郎と蜜璃の共通点 「恩師」の影響デカめ?

■「第1子」だけじゃない? 炭治郎と蜜璃の共通点

 2023年4月9日(日)から、全国フジテレビ系列で放送開始となるTVアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』で活躍する恋柱・甘露寺蜜璃は、かわいくて素直で、明るく、朗らかな女性です。そして、前向きな性格と、驚異的な食欲と、「筋肉ボディ」の持ち主でもある彼女は「刀鍛冶の里編」では、柱としての責任感や使命感、優れた剣技も見せて多くの人を虜にすること間違いなしでしょう。

 これまで、炎柱・煉獄杏寿郎の戦いぶりと生き様に心を揺さぶられ、音柱・宇髄天元との共闘で大きく成長した炭治郎。煉獄さんや天元とは先輩後輩、上司部下という組織での上下関係を感じますが、蜜璃とはまるで姉弟のような近さを感じます。彼女の性格による親しみやすさもあるでしょうが、よくよく見ていると蜜璃と炭治郎には、いくつもの「似たところ」があり、それが姉弟のような「近い関係」を生んだのかもしれません。

 この記事では、「刀鍛冶の里編」をもっと楽しめるポイントになる、恋柱・甘露寺蜜璃と炭治郎の「似たところ」をご紹介します。

※この先、上映中の映画『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』及び、TVアニメ「刀鍛冶の里編」のネタバレを含みます。映画未鑑賞、原作マンガ未読の方はお気を付けください。

●食事にも表れる、「優等生タイプ」の真面目な一面

 まず、炭治郎は「6人兄弟」のなかで一番年上の「長男」で、蜜璃は「5人姉弟」のなかで一番年上の「長女」という共通点があります。第1子は、一般的に真面目でしっかり者、面倒見が良くてプライドが高いなど、「優等生タイプ」と言われることも多いでしょう。

 たしかに炭治郎も蜜璃も、「長男として」「柱として」というプライドや責任感を持って行動していますし、炭治郎は壊れた竹かごのお金をいらないと言われても、無理やり払うような「超ド級」の真面目さです。

 蜜璃もまた、自分を当時の男性に好かれる「女性らしく、か弱い」ように見せるため、髪を黒く染め、頭が朦朧とするほど食欲を抑え、非力なふりをして家族に心配されるなど、いろんな面で「真面目」でした。食べた後も、食べ残しや食い散らかしがなくて食器がきれいで、整理して積み上げているところにも、蜜璃の真面目さの一端が出ている気がします。

 また、炭治郎は禰豆子の世話はもちろん、同期である善逸や伊之助についても面倒を見ているところがありますし、蜜璃は柱合裁判で見て以来、ほぼ初対面の禰豆子と遊んであげたり、玄弥の兄弟仲や食事を心配したりと、「面倒見の良さ」も、ふたりに共通する特徴です。

●タイプは違うけれど、「ナチュラルボーンポジティブ」

 炭治郎と蜜璃は鬼殺隊では珍しく、ずっと「ポジティブ」なままでい続けられているふたりです。これは、鬼殺隊に入った理由が、家族や大切な人を鬼に殺された恨みや復讐心からではなく、「添い遂げる殿方を見つけるため」(蜜璃)と、「鬼になった妹を治すため剣士になった」(炭治郎)からかもしれません。

 ただ、このポジティブというところは、共通点ではありますが、ふたりのポジティブのタイプは異なると考えられます。

「俺はできる奴だ!」「少しずつでいい前に進め!」「表が出るまで何度でも投げ続けようと思ってたから」など、ポジティブな名言の多いのが炭治郎です。困難な局面でも自分を鼓舞し、けっしてあきらめることはありません。炭治郎の前向き発言は、「ピンチはチャンス!」という、強い自分を目指すためのものと言えるでしょう。

 一方の蜜璃の場合は、初登場の柱合裁判の際も、蛇柱・井黒小芭内を「しつこくてステキ」、水柱・冨岡義勇を「離れた所に一人ぼっち。かわいい」と、マイナス要素をポジティブ要素に脳内変換して胸をときめかせるという、「いいところを見つける名人」と言えます。

 そして「刀鍛冶の里編」では、苦境での炭治郎のポジティブな蜜璃への「希望の光」発言が、彼女を「次のステージ」へと押し上げることになるのです。

■煉獄さんに育てられたふたり

●「心を燃やせ」炎柱・煉獄杏寿郎の影響

TVアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』キービジュアル (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 炭治郎の大きなターニングポイントのひとつは、「無限列車編」で炎柱・煉獄杏寿郎の戦いと生き様を見たことです。「心を燃やせ」という言葉は、「遊郭編」においても、炭治郎を勇気づけ、奮い立たせました。

 そして、蜜璃はかつて煉獄さんのもとで修業した「継子」です。過酷な修行に耐えきれずに逃げ出す者が多いなか、修行を耐え抜き、半年で最終選別を突破。煉獄さんからは、入隊のお祝いにと真っ白の羽織を贈られています。

「育手」である煉獄さんへの尊敬の念はもちろん強いでしょうし、炭治郎以上に煉獄さんの教えを吸収しているであろうことは、「任せといて みんな私が守るからね」という言葉からも感じることができます。

 この言葉が聞けるシーンで、蜜璃は次のステージへと駆け上がります。「刀鍛冶の里編」のなかでも、最高に盛り上がる場面となるでしょう。

●「言語化の妙」&武器なしでも鬼に立ち向かう心

 ここからは、刀鍛冶の里での上弦の肆・半天狗と、上弦の伍・玉壺との戦いの先の話になりますので、さわりだけご紹介します。

 刀鍛冶の里での戦いの後、思わぬところで炭治郎と蜜璃の共通点が明らかになります。というか、なってしまいます。しかも、緊張感に満ちた柱合会議の場で……。これは原作マンガでも笑えるシーンでしたが、アニメで声と動きがつくと、きっともっと笑える場面になるはずなので、彼らの「言語化の妙(?)」を楽しみに待ちたいものです。

 そして、さらにそのもっと先の戦いでのシーンになりますが、「武器なしでも鬼に立ち向かう」という共通点も見ることになります。炭治郎の場合は、言わずと知れた得意技「頭突き」でした。「遊郭編」でも上弦の陸・妓夫太郎に頭突きをきっかけに、頸を斬り落とすまで、あと一歩まで迫りました。

 蜜璃の場合は、最凶のパワーと能力を持つ鬼の始祖・鬼舞辻無惨相手に、その怪力で一撃を与えます。原作マンガでは、無惨の驚いた顔が新鮮でした。蜜璃の攻撃とともに、そんな細かいところも楽しみに待ちましょう。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

(山田晃子)

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