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「自由」を通り越してる? アニメ『ムーミン』スナフキンの「トンデモ言動」

マグミクス / 2023年4月13日 7時25分

「自由」を通り越してる? アニメ『ムーミン』スナフキンの「トンデモ言動」

■「ムーミン谷を犯罪でいっぱいにしよう」

 スナフキンといえば、世界中で愛されるフィンランド発のファンタジー作品「ムーミン」シリーズに登場する、人気キャラクターとして有名です。クールな性格の持ち主で、孤独と自由を愛する放浪者で、いつも自分の信念を貫いており、そんな彼の生き様に憧れる人も多いのではないでしょうか。

 日本でも「ムーミン」は何度もアニメ化されるなど愛されており、スナフキンは人気です。2011年にNHKのBSプレミアムで放送された特番「今日はとことんムーミン一家」でのキャラクター人気投票でも、スナフキンが1位に輝きました。

 作中では多くの名言も生み出しており、なかでも「大切なのは、自分のしたいことを自分で知ってることだよ」「孤独になるには、旅に出るのがいちばんさ」といったセリフは、忙しい日々を送る多くの現代人に響くでしょう。

 このようにクールでマイペース、さらに人生に関して達観しているイメージのあるスナフキン。しかし過去にそんなイメージを覆すような、驚きの言動があったことをご存じでしょうか。特に、1990年から放送されたアニメ『楽しいムーミン一家』でのスナフキンの言動は、ネットでもたびたび話題になっています。まず、1992年公開の劇場アニメ『楽しいムーミン一家 ムーミン谷の彗星』では、エッジの効いた悪口を発しています。

 ある日、ムーミンたちがアンゴスツーラという大きな食虫植物に襲われ、スナフキンとスノークが助けることになりました。そこでスナフキンが思いついた解決策が、アンゴスツーラを怒らせて気をそらさせるというもの。そこで彼の発した罵声は「やーい、このボロ雑巾みたいなアンゴスツーラめ、きいているのかーこの腐れネズミめ」「お前はシラミの卵だ」と、かなりひねりの効いたものでした。

 スノークも頑張って「バカッ!バカッ!」と罵声を浴びせるものの、さらにスナフキンは語彙力の差を見せつけます。スナフキンは「お前は昼寝している豚の夢みたいな情けないやつだぞー」と悪口を連発。ちょっと言い過ぎかもしれませんね。

 さらにスナフキンは、作中で犯罪予告ともとれる発言をしたこともありました。、TVアニメの方の『楽しいムーミン一家』の41話「ムーミン谷の怪事件」でのことです。ある時、ムーミン谷があまりにも平和であるため、「警察はいらないのではないか」という上層部の判断から、署長さんはクビの危機に直面することになります。

 ムーミンから相談を受けたスナフキンは、「ムーミン谷で犯罪が起こればいいんだ。そうすれば警察が必要になる」と過激なアイデアを提案。「今までだって犯罪は起こらなかったんだよ」とムーミンは反論するも、スナフキンの暴走は止まりません。「起きなければ、起こすさ」「ムーミン谷を犯罪でいっぱいにしよう」と、犯罪予告さながらの言葉を発したのです。

 クールでマイペース、知的なイメージのあるスナフキンですが、ときには「危険人物」と思われるような言動を起こしていました。また、小説ではムーミン一家以外には、かなり冷たい言動も見せています。

「ムーミン」は長いシリーズで、作者のトーベ・ヤンソンさんも、小説、絵本、新聞連載漫画、戯曲によってキャラの性格を変えているため、スナフキンのイメージも世代、触れた媒体によって微妙に違うようです。こうした多様な一面を持ち合わせているのも、「自由」なスナフキンの魅力のひとつとも言えるでしょう。

(LUIS FIELD)

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