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ファン激震! BPO「審議」入りしてしまったアニメ作品 誤報騒動も

マグミクス / 2023年4月11日 7時25分

ファン激震! BPO「審議」入りしてしまったアニメ作品 誤報騒動も

■過去には大ヒットアニメも議論の対象に……

 2023年2月、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のBPO(放送倫理・番組向上機構)審議入りが一部メディアで騒がれたものの、のちに誤報と判明。BPOにて「議論」が行われたのみだと訂正されました。『水星の魔女』は注目を集めているアニメだけに反響は大きく、ファンからの動揺の声が多く聞かれました

 とはいえBPOの審議と議論は何が違うのか、疑問に思う人も多いはず。BPOは放送された番組に対する苦情への対応や、放送倫理に問題アリとされたものを検証する第三者機関です。BPOでは放送の質の向上を目指すため、内容を検証した上で一般にも公表されます。視聴者から寄せられた意見はまず議論され、解決しなければ討論へ。それでも解決しなければ審議に入るという流れです。

 審議入りするとBPOから放送局へ「質問状」が送付され、放送局は対応することに。場合によっては放送時間を変更することもあるため、審議入りしたとなればファンにとってもただごとではないでしょう。

『水星の魔女』のケースでは、ガンダムが人間を手で押しつぶしたシーンが問題視されました。元々『水星の魔女』は死人を伴わない「学園内での決闘」がメインだったこともあり、視聴者も衝撃を受けたのでしょう。ただBPOは「議論したものの討論に進むものでは無かった」とし、ファンにとっては安堵する結果となりました。

 また議論入りしたアニメは多数あり、最近では『鬼滅の刃 無限列車編』(著:吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス)も対象に。視聴者から寄せられた意見は、「刺激の強い残虐なシーンがある」「21時からの放送にもかかわらず、子供にはグロテスクすぎる」といった描写に対する内容です。

 ファンからは心配の声が多く寄せられましたが、「人間のようなモンスターと捉えれば許容範囲」「PG12指定の映画を21時台に編成しており、配慮がうかがえる」と理解を示して議論は終了。大ヒット作でも議論の対象となり得るため、BPOと聞くとファンは敏感に反応してしまうでしょう。

■実際に審議入りして対応を余儀なくされたアニメも

 議論で終了する作品があれば、過去には審議入りしてしまったアニメも。2014年に『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』(以下『妹ちょ。』)が審議入りしました。『妹ちょ。』は義理の兄妹の美月に幽霊が取りつき、兄とラブラブな関係にならないと死んでしまうラブコメです。

 元々下着や入浴シーンなど性的描写は多いアニメでしたが、自慰行為をするシーンが描かれて問題になりました。『妹ちょ。』は対応を余儀なくされ、審議入り翌日には土曜日22時30分から、火曜日25時30分へと放送時間の変更を発表しました。

 放送局は細心の注意を払い放送時間帯や描写の内容を決定していますが、視聴者の捉え方によってはBPOに取り上げられてしまうことも。議論の対象になったとしてもすぐさま審議入りするわけではありませんが、ファンにとっては好きな作品に良からぬ影響があるのではと、心穏やかではないことは確かでしょう。

(LUIS FIELD)

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