1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

「足手まとい」から急成長したジャンプヒロイン もはや強キャラ?

マグミクス / 2023年4月14日 12時15分

「足手まとい」から急成長したジャンプヒロイン もはや強キャラ?

■異能力で、武器で、知識で……主人公を勝ちに導く!

 バトルマンガの華となるメインヒロイン───可愛らしくて読者人気も高い一方、戦いには不参加だったり、人質にされてしまったりと、特に昔の「ジャンプ」作品では足手まといになるケースも見受けられます。例えば『ろくでなしBLUES』のヒロイン・七瀬千秋(ななせ・ちあき)は、前田太尊(まえだ・たいそん)をおびき出しすための人質として、よくさらわれていた印象が強いです。

 しかし近年の「ジャンプ」作品では、『呪術廻戦』の釘崎野薔薇(くぎさき・のばら)や禪院真希(ぜんいん・まき)のように、前線でアタッカーを務める女性も増えました。

 ここでは、明晰な頭脳や異能力で主人公たちをサポートしたり、時には戦局を変えたりするほど頼もしく成長した女性キャラたち3人を紹介します。

●『ワンピース』ナミ

 麦わらの一味では航海士で非戦闘要員のナミ。自ら進んでバトルに参加しませんし、ウソップとともに泣きながら逃げまどう印象が強いナミですが、彼女の意識改革と言える事件がアーロンの裏切りでした。

 助けを求められずに苦しんでいた最後の最後で「ルフィ………助けて…」と手を伸ばし、「当たり前だ!!!!!」と応じてもらえた経験が、土壇場で覚悟を決める芯の強さに繋がったのでしょう。

 ナミの強さの変遷は、武器の強化に直結しています。ウソップに作ってもらった天候棒(クリマ・タクト)は、空島の貝(ダイヤル)で強化されて完成版天候棒(パーフェクト・クリマ・タクト)になりました。さらに2年間の修行期間、ナミが過ごしたウェザリアにて、天候の科学知識を得て魔法の天候棒(ソーサリー・クリマ・タクト)に進化するのです。

 ワノ国でもゼウスという雲の能力が加わったことで、より強力な雷撃を放てるようになり、飛び六胞のひとり・うるティに勝利するほど勇ましい戦いを繰り広げるまでになりました。

 初期のナミはバギー海賊団の雑魚にも取り押さえられる、助けられる側のか弱い存在でした。それが経験を積み重ねていくうちに、数多くの敵を一撃で薙ぎ払う女傑“泥棒猫”としてここまで強くなるとは……『ワンピース』女性陣の中で、もっともパワーアップしたのはナミかもしれません。

パーティには欠かせない強力なヒーラー能力を持つ井上織姫が描かれた『BLEACH 死神代行篇 4[DVD]』(アニプレックス)

●『BLEACH』井上織姫

 織姫は辛い過去を強さに変えて、何度も立ち上がってきました。ぽわぽわした見た目や言動から、典型的な守られ系ヒロインに見える織姫は、自分も誰かのためにと力を発揮していきます。

「あたしはお兄ちゃんと 生まれて初めてケンカをした」自分を両親の虐待から守っていた兄と、仲直りすることなく死に別れた過去。その悔恨が、「盾舜六花(しゅんしゅんりっか)」という過去の出来事をなかったことにする、過去改変に近い治癒能力につながっているのでしょう。盾舜六花の触媒が兄からプレゼントされたヘアピンで、兄妹ケンカの原因であることからも推察できます。

 その能力を「神の領域を侵す能力(チカラ)だよ」とまで評価した藍染惣右介(あいぜん・そうすけ)は、みんなの命を人質に織姫を呼び寄せて、織姫は自ら敵の下へと向かいました。「ありがとう、黒崎君…さよなら」と、一護の寝顔に告げて旅立つシーンは、織姫の秘めた想いを吐露する名場面です。

 みんなに守られてきたから、みんなを守る。織姫にはバトルでの華々しい勝ち星はありませんが、敵味方を問わず致命傷すら治して、ラスボスの攻撃も受けきる大活躍を遂げられるまでに成長したのです。

■彼女がいなければ作品は成り立たなかった?

数々の発明で孫悟空たちをサポートするブルマ。画像は「S.H.フィギュアーツ ドラゴンボール ブルマ-大冒険の始まり- 約135mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア」(BANDAI SPIRITS)

●『ドラゴンボール』ブルマ

 戦闘方面では怯えて怖がるばかりのブルマですが、その天才的な頭脳は、ナメック星へ行く宇宙船の開発をしたり、ベジータに頼まれて戦闘服を作ったり、物語の後半になるに従って心強いものになっていきます。

 特に人造人間編では、未来のブルマが作ったタイムマシンがなければ成り立ちませんし、人造人間の設計図から弱点を推察するなど、強い存在感がありました。

 そもそもタイトルにもなっているドラゴンボール探しは、ブルマが発明したレーダーがなければ始まりませんでした。そんな彼女が最初に願っていたのは「ステキな恋人」……ベジータは理想とは程遠い旦那さんのように見えますが、ベジータが死んだ時には「うわあああ~~~っ!! やだ~~~~っ!!」と泣き叫ぶ一面を見せていて、根っこは情に深く、なんだかんだ愛しているのだと察せられます。

* * *

 一護を守るために自分から戦線に立った織姫と、ルフィと一緒にいることで自然と戦いに巻き込まれているナミでは、ずいぶん印象が違います。また結婚した女性同士でも、戦いから一歩引いていたブルマと最前線にいた織姫では感じ方が違うでしょう。

 さらにナミとブルマは無茶しがちな男たちに振り回されている者同士なので、話が合うかもしれません。こうした共通項や違いから、彼女たちの立ち位置や新たな魅力を探すのも一興です。

(かーずSP)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください