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「失敗続き」なのに信頼感のある主人公・3選 「劇場版になるとカッコいい」

マグミクス / 2023年4月17日 20時25分

「失敗続き」なのに信頼感のある主人公・3選 「劇場版になるとカッコいい」

■失敗してもなぜだか人気者? ダメ主人公が愛される理由とは

 アニメに登場する主人公の多くは「強さ」や「秘められた才能」を持つなどして、何かしら常人より秀でた人物として描かれることが多いもの。一方で主人公として登場したにもかかわらず、失敗続きのキャラも存在します。ダメ人間として描かれているのに、なぜか仲間やファンに愛される「信頼感」のある主人公たちを紹介します。

 人気アニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公「両津勘吉」は、お巡りさんらしからぬ破天荒な失敗談を毎週掲載し続けた有名な長寿作品。私利私欲のために働いた数々の策略はことごとく失敗してしまい、心の底から「ダメ人物」として描かれています。川にかかる橋を破壊してしまう大事件を起こすなど、常人であれば毎週のようにの失敗を重ねれば、落ち込んでしまったり諦めてしまったりしてしまうものです。

 しかし両津勘吉は持ち前のポジティブ思考で「愚痴など言う前に、世の中自分で変える気持ちが大事だ!」と発言し、新たなる挑戦や行動を続けていくことによって不屈の精神を示しました。アニメから元気をもらいたいと考えるファンにとって、「お巡りさん」という立場を振り切った破天荒さがファンから愛される理由に繋がっているのかもしれません。

『ドラえもん』の「野比のび太」は作品の主人公でありながら、ひとりでは何もできないキャラとして言わずと知れた国民的キャラです。テストの点数は壊滅的で、スポーツも苦手という手の施しようのないダメキャラです。

 そんなのび太は「劇場版になるとカッコ良すぎる!」と話題になることもしばしば。とくに射的の腕前に関しては右に出る者がいないほど卓越し、仲間を救う救世主として活躍することもあります。普段の「ダメさ」と、いざとなった時の「頼もしさ」からのギャップに萌えてしまうのも無理はないでしょう。

 いよいよアニメシリーズが最終章を迎え、佳境に差しかかっている『進撃の巨人』の「エレン・イェーガー」も敗戦経験が多い主人公として有名です。母親を巨人に食べられたり、自身も敵から連れ去られたりしてしまうなど、力のなさを痛感する描写が幾度となく描かれました。「完全な勝利」と解釈できる展開はほとんどなかったかもしれません。原作マンガはすでに完結していますが、鬱展開の宝庫といえる同作品の結末をアニメで心待ちにしているファンも多いのではないでしょうか。

 主人公たちがダメキャラとして描かれている作品でも、共感できる描写や非現実的な表現から視聴者の信頼を勝ち取っているのでしょう。主人公の「弱さ」を理解したうえで、「今度こそ何かやってくれるかも」と期待感を持ってアニメを見てみると一層楽しめるかもしれません。

(LUIS FIELD)

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