20年以上前からの伏線？ ルフィの誕生日が5月6日（ゴム）ではなく5日の理由

■5月6日ではない理由に、ついに答えが示された？

『ONE PIECE』に登場する数多くのキャラクターは、それぞれ能力や生い立ちといったさまざまな設定があります。そして、公式情報として公開されている設定のなかに、「誕生日」もあり、たびたび話題となるようです。そして、以前から公表されている主人公・ルフィの誕生日が、ネット上で話題になっていました。

　キャラクターの誕生日は、作者である尾田栄一郎先生が決めたものもあれば、読者の提案によって決まったものもあります。ルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジの誕生日は尾田先生自身が決めたものです。ゾロの誕生日は11月11日の「ぞろ目」、ウソップは「エイプリルフール」の4月1日です。ナミの7月3日と、サンジの3月2日は名前の語呂合わせという説が有力です。

　ここで話題になるのが、ルフィの誕生日が、ちょうど本日の5月5日だという点。「ゴムゴムの実」の語呂合わせで5月6日になりそうなところを、あえて5月5日にしたことに疑問を感じる読者は少なくありません。ブルックの誕生日は4月3日で、「ヨミヨミの実」の語呂合わせになっています。他にも、「ゴロゴロの実」の能力者であるエネルは、明日5月6日が誕生日です。

　これまでは、「ルフィは子供の心を象徴するようなキャラクターだから」という理由で、5月5日の「こどもの日」を設定したのではないか、という説が有力でした。しかし、「ワノ国編」の終盤で、「ゴムゴムの実」のもうひとつの名が「ヒトヒトの実 モデル　幻獣種『ニカ』」であることが判明した後、新たな説が浮上しています。

　それが、「ニとカを足したら五になるからではないか」というものです。漢数字の「二」の横棒の間にカタカナの「カ」を加えると、漢字の五になるということです。そう考えれば、ルフィも他のキャラクター同様、悪魔の実の能力から誕生日が決まったことになります。

　尾田先生がルフィの誕生日を公表したのは単行本15巻のSBS（質問コーナー）で、2000年のこと。真相は不明ですが、ルフィの誕生日がニカと関係があるなら、20年以上も前から伏線が張られていたことになります。ネット上では「鳥肌が立った……」「さすがにこじつけすぎ」など賛否の声が上がっていました。

　ちなみに、『ONE PIECE』は人数が多いため、誕生日が同じキャラクターも出てきます。ルフィと同じ5月5日には、作中で偽ルフィとして登場した「デマロ・ブラック」が設定されていました。全然似ていないですが、誕生日が一緒という「偶然」をブラックが知っていたのなら、成りすましたくなる気持ちも分かります。

（マグミクス編集部）