『ストリートファイター』リュウがザンギエフ化？ 新作での「キャラ変」にファン「別人すぎ」

■あんた誰よ？　リュウがザンギ化しファン騒然

　アーケードゲーム中心に広がりを見せた『ストリートファイター』シリーズは、1992年に家庭用ゲーム機「スーパーファミコン」で発売されるや否や大人気に。とくにシリーズ第2弾は『ストII』の愛称で親しまれ、一般家庭でも本格的なゲームをプレイできる時代に突入するきっかけを作りました。同シリーズのゲームソフトは、現在までに数々生み出され『初代ストリートファイター』の主人公は「隆（RYU）」として登場し、『ストII』以降はリュウと表記されています。白い道着にハチマキを着用し、「これぞ日本の武道家」といえる無骨な風貌の持ち主です。

　リュウの必殺技といえば「波動拳」「昇竜拳」「竜巻旋風脚」の3種類で、ライバルとして設定されたケンとほぼ同スペックでした。シリーズによっては動きの遅さや敵キャラとの相性から「最弱の主人公」と呼ばれてしまうこともありましたが、主人公が世代交代した現シリーズでもゲームに登場し続け、リュウの人気は健在といえます。

　2023年の6月2日にシリーズ最新作の『ストリートファイター6』がリリースされるとあって注目を集め、情報が徐々に公開されるなか、リュウの新しいキャラクターデザインに大きな反響がありました。

『ストリートファイター』が登場して以降、種々の個性的なキャラクターがゲームを盛り上げてきました。しかし、リュウのキャラデザインは初代の若干優男風なデザインを除き、『ストII』以降は一貫して清潔感のある印象でした。

　今回『スト6』で発表されたリュウの顔面が、全くの別人のように変わってしまったのです。清潔感のあった顔には大量の髭を蓄え、顔もかなり老けこんでしまった風貌に変身。ファンからは「ザンギエフやん」「誰かわからない」と初期のころから登場するプロレスラーキャラ「ザンギエフ」に揶揄されてしまうほど。初代から比べると体つきも大きくなり、武道家というよりはプロレスラーの方がしっくりくることも「ザンギエフ化」と言われてしまう要因になっているのでしょう。

　ちなみに同作の登場キャラの「春麗」の見た目に関しても、ネット上では大きな話題となっています。顔のデザインがあまりにも変わりすぎたことから「ポリコレ」「不細工になった」など辛辣な意見が書き込まれる事態に。一方で「過去1で好き」「綺麗すぎるー」などの好意的な意見も寄せられていることから、個人的な好みの問題なのかもしれません。

　発売前から論争を巻き起こしてしまった『ストリートファイター6』は、30年以上も格ゲーを牽引してきた名シリーズです。ストーリーはもちろんキャラクターデザインの変化にも注目してみましょう。

（LUIS FIELD）