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エヴァ声優を襲った「不可解な事件」の衝撃「火事の現場にいました?」

マグミクス / 2023年4月22日 20時25分

エヴァ声優を襲った「不可解な事件」の衝撃「火事の現場にいました?」

■鬼気迫る演技に厳しい監督が一発OK!?

『新世紀エヴァンゲリオン』は1995年から1996年にかけて放送されたTVアニメ。汎用人型決戦兵器「人造人間エヴァンゲリオン」のパイロットとなった14歳の少年少女と、謎の敵「使徒」との戦いを描いた物語です。

 本シリーズの主人公・碇シンジの声を担当したのは人気声優の緒方恵美さん。役柄と完全にシンクロするほどの鬼気迫る演技を見せる緒方さんの起用は、庵野秀明監督たっての希望でした。そして、そのアフレコの裏では、緒方さん自身も驚くような、奇妙な出来事が起こったそうです。

 緒方さんが、その衝撃エピソードを語ったのは、YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】」の「【エヴァ&幽白】緒方恵美が激白…衝撃のアフレコ裏話」でのこと。声優歴50年のレジェンド声優・三ツ矢雄二さんと、ベテラン声優の浪川大輔さんがMCを務める企画です。

 緒方さんがゲストということで、浪川さんは声優界で『エヴァンゲリオン』のアフレコ現場は「スゲェ大変!」「ハンパない!」と囁かれていることを明かします。

 その噂について緒方さんは、たったひと言「そうです」と認めました。

 さらに緒方さんは、『エヴァンゲリオン』のアフレコ時に起こった出来事として、「喉が焼ける事件」について語ります。

 それは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のワンシーンでのこと。「エヴァンゲリオン初号機」のエントリープラグ内はLCLという液体に満たされ、搭乗者であるシンジの肺の中までLCLで満たされます。

 また、搭乗者とエヴァはシンクロしているため、エヴァがダメージを負うと、搭乗者も痛みを感じるという設定があり、それを踏まえた上で緒方さんは演技に臨みます。

■緒方さんの体に生じた異変

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 そして劇中、エヴァが攻撃を受け、胸を焼かれるというシーンで、庵野監督は「肺の中(のLCL)まで全部沸騰していると思って演技してくれ」と指示。緒方さんは監督の要望通りの演技をこなしたそうです。

 すると緒方さんは収録後に喉の異変を感じ、耳鼻咽喉科を受診。そこで医師から「気管が軽く火傷をしている状態」という診断を受けたとのこと。その時、医師に「火事の現場で熱い空気を吸った時の状態」「火事の現場にいましたか?」などと聞かれたそうです。

 このエピソードを聞いた三ツ矢さんは、「(緒方さんは)役が憑依する」タイプの演者だと分析。キャラクターが宿ったかのように気持ちをシンクロさせることで、非常に深い演技ができるとのことです。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のアフレコでは、碇シンジが緒方さんに「憑依」した結果、実際に軽い火傷のような症状が出るという奇跡のような出来事が起こったのかもしれません。

 役に入りすぎてケガを負うのはなるべく避けてほしいところですが、これからも声優・緒方恵美さんの鬼気迫る「シンクロ率100%」の演技が期待されます。

(LUIS FIELD)

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