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銃や包丁は当たり前? アニメ『サザエさん』初期の「過激すぎ」エピソード

マグミクス / 2023年4月23日 18時25分

銃や包丁は当たり前? アニメ『サザエさん』初期の「過激すぎ」エピソード

■今の『サザエさん』からは想像つかない?

 1969年から続く国民的長寿アニメの『サザエさん』は、日曜日の夕方に家族でほのぼのと見られるアニメです。しかし、放送開始当初は今では放送できないのではないかと思うほど、過激でエグいエピソードがありました。そんな『サザエさん』初期のなかから、今でもネットで話題になっているエピソードを紹介します。

 最初に紹介するのは、まさかの「銃」が出てくるエピソードです。1969年10月19日放送の「お医者さんの巻」で、マスオさんが「お腹が痛い」と訴えるワカメちゃんを連れて病院のドアを開けると、なんとそこには銃を持った男性が待ち構えていました。男性は怪しく笑いながらいつでも銃を撃てる体勢で構えており、マスオさんたちは恐怖でブルブルと震えてしまいます。

 そんな緊急事態のなか、落ち着いた様子の看護師さんが登場し、何故か手を上げ「ハイルヒトラー」と、銃を持った男性に言うのです。男性も「はい、ヒトラー」と手を上げ「よし、部屋へ戻りなさい」という看護師さんの言葉に素直に従い、銃を預けて部屋に帰るのでした。それでもまだ、ブルブルと震えているマスオさんたちでしたが、看護師さんに「すいません、この人患者なんです」と告げられ、銃もおもちゃだったことが明かされます。

 マスオさんたちが病院を出た後の描写で、「阿呆精神病院」に間違えて入ってしまったことが判明しました。衝撃的な内容に、後追いで見たネットの人びとは「昔のサザエさん、すげぇわ」「隅々まで『放送禁止要素』の詰め合わせ」など、驚きの声が多数出ています。ちなみに、この「お医者さんの巻」では他にもとんでもない病院がいくつか登場しました。

 続いて紹介する仰天回は、カツオが学校に遅刻しないためにアクション映画さながらの動きで、やりたい放題してしまうエピソードです。1969年10月12日の第2回目放送のエピソード、「ちょっと一言多かった!!」での出来事でした。

 ある日の朝、サザエさんに起こされたカツオは、遅刻してしまう時間だったので、朝ご飯も食べずに急いで学校に行くことにします。いつもの通学ルートでは間に合わないと判断したカツオは、「秘密ルート」と呼んでいる道を通って、学校まで向かいました。

 しかし秘密ルートは一般的な「道」とは言えないもので、塀をよじ登り高い所から車の上に着地したり、家族でご飯を食べている家に土足で走り抜けたりする、迷惑極まりない道だったのです。さらには洗濯中の家の物干し竿を使って、高い塀を棒高跳びのように乗り越えるというアクロバティックな動きも見せ、おまけに猛犬に追いかけられながら、カツオは学校までの道を次々とショートカットします。

 遅刻しないためとはいえ、さすがにやりすぎな印象を受ける行為でした。これにはSNSでも、「走る場面の作画の気合が凄い」「サザエさんの初期の頃はドタバタギャグ満載だったのかな」と、今とは違う作風にビックリした人の声が続出しています。ちなみに、放送が始まってからカツオが起きて学校に着くまでは1分半ほどしか経っておらず、話の本題もこの「違法登校」ではないというのが衝撃です。

『サザエさん』には、近年でも泥棒、強盗に入られるエピソードがいくつかありますが、初期の強盗は、当たり前のように包丁を持っていることがありました。ちなみに、初回放送のふたつめのエピソード「押売りよこんにちわ!!」に出てきた押売りの男も、当たり前のように包丁を持っています。そして、問題の作品は、1969年11月16日放送の「おれは強盗」です。深夜に起きたカツオが、庭で出刃包丁を手にした強盗と出くわした話が描かれています。

 カツオは包丁を持った強盗に驚き、波平たちが寝ている部屋に避難しますが、深夜なのに「白昼強盗です」と伝え間違えてしまいました。すると、波平とフネはその間違いに怒り、何故か話の展開は学校のテストの結果が悪いカツオに対しての、説教に切り変わってしまうのです。

 波平たちの近くにいながら何故か黙って説教を聞いていた強盗は、待ちきれなくなったのか、再び包丁を取り出し威嚇しながら波平たちの話をさえぎります。そして強盗は波平たちに説教し、「なあボウズ、おっちょこちょいもいけねえが、人を待たせるのもいけねえことだぞ」と、カツオに人としての正しい生き方を説くのです。

 このエピソードは、ネットでは「子供を説教する強盗がウケる」「一家全員がおかしいのに強盗が比較的まとも」とのコメントがあり、今では見られない描写を楽しんでいる人の様子がうかがえます。

 初期の『サザエさん』は過激とも思える描写が多くあり、今のテイストしか知らない視聴者は驚いてしまうかもしれません。しかしギャグ要素も満載で、思わず笑ってしまうエピソードが多いのもたしかです。

(LUIS FIELD)

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