トンデモじゃない？『ワンピ』で「サニー号がニキュニキュの実を食べる説」登場

■「ニキュニキュの実」の能力者・くまがサニー号を守ったことには意味がある？

　人気マンガ『ONE PIECE』ファンの間では、以前から「麦わらの一味に『ニキュニキュの実』の能力者が入る」という推測が話題になっていました。麦わらの一味であるフランキーがニキュニキュの実を食べる説や、すでに「ニキュニキュの実」の能力者であるバーソロミュー・くまが加入する、などさまざまな説が浮上しています。そんななか今回は、ルフィたちが乗る「サウザンド・サニー号が『ニキュニキュの実』を食べるのではないか？」という、一部で話題の説を紹介していきます。

　まずはファンの間で注目されている、「数字の法則」を振り返ります。麦わらの一味には悪魔の実の能力者が現在4人いますが、全員「悪魔の実を数字の語呂で表せる」という共通点があるのです。ニコ・ロビンの「ハナハナの実」は「8787」、ブルックの「ヨミヨミの実」は「4343」、チョッパーの「ヒトヒトの実」は「110110」で「ゴムゴムの実」の能力者であるルフィも、「5656」と数字で言い換えられます。

　ちなみに、「ワノ国編」終盤で「ゴムゴムの実」が、実は「ヒトヒトの実　幻獣種　モデル『ニカ』」であったことが明らかになっていますが、これに関しては「ゴムゴムの実のもう一つの名」という言い方がされていたので、今回は「ルフィはまだ『ゴムゴムの実』の能力者でもある」ということにします。

　現在麦わらの一味の能力者が食べた悪魔の実の数字の語呂の総数は、「43+56+87+110」で「296」です。これは、くまの元懸賞金の「2億9600万」に重なります。さらに、この「296」にニキュニキュの実「29」を足すと、「325（サニー号）」になるのです。ちなみに、サニー号は製造日も公式設定で「3月25日」でした。

　また、「ニキュニキュの実」の能力者であるくまは、人間兵器に改造される前、「サニー号を死守せよ」とプログラムすることを、執刀医だった天才科学者のDr.ベガパンクと約束していました。その動機も不明なことから、「くま、ニキュニキュの実、サニー号には何か深い関係があるのでは？」との意見が上がっています。

　また、サニー号の前の一味の船、メリー号には大切にされた船に宿るとされる妖精「クラバウターマン」がおり、メリー号がなくなった後にサニー号を作ったフランキーも、「あの船（メリー号）の勇敢な魂は!! このサウザンド・サニー号が継いで行く!!!」と、サニー号に「魂」があることを強調していました。その他、映画『ONE PIECE FILM RED』では、サニー号がウタの「ウタウタの実」による「ウタワールド」のなかでマスコットキャラ化し、「サニーくん」の名で親しまれるなど、サニー号に人格や魂があることはたびたび描かれています。

　さらに、ベガパンクの研究では、無機物に悪魔の実を食べさせる技術が実際にあることも判明しています。これまで「イヌイヌの実」を食べた銃の「ラッスー」や、「ゾウゾウの実」を食べた剣の「ファンクフリード」など、「物質の悪魔の実の能力者」は「意志が宿る」と言われている「ゾオン系の実」だけでしたが、サニー号に関しては上記のように「魂が宿っている」という理由から、「悪魔の実の能力が『魂』に宿る場合、サニー号はパラミシア系の『ニキュニキュの実』も食べられるのでは」と、考察する人もいるようです。

　また、ネット上では「サニー号を造ったフランキーがシャボンディ諸島来るまでサニー号を守ったくま、くまを改造し、物に悪魔の実を食べさせる研究をしていたベガパンク……　この3人の関係はサニー号に悪魔の実を食べさせる伏線かも」との声もありました。

　しかし一方で、サニー号がニキュニキュの実を食べてしまうと、「能力者は海で力が抜けるため船が転覆するのでは？」という問題もあげられています。ネット上では「サニー号が悪魔の実を食べたら航海すらできなくなる」といった意見から、「船はもともと水に浮くように作られてるから、力が抜けて沈むことはないんじゃ？」という声まで、さまざまな意見が上がっていました。

　上記の説通りに、サニー号が「ニキュニキュの実」を食べるかは分かりませんが、「物に悪魔の実を食べさせる技術」は物語の重要なカギを握っていると考える人が多く、最終章では「どんな物がどんな実を食べるのか」にも注目が集まっています。

（マグミクス編集部）