『ワンピース』医者として優秀なのはロー？ それともチョッパー？ 読者の意見飛び交う

■「名医」の条件って何？

『ONE PIECE（ワンピース）』で医者キャラとして活躍するトラファルガー・ローとトニートニー・チョッパーは、ネット上で「どちらが医者として優秀か？」とたびたび話題にあがります。「オペオペの実」の能力者であるローを支持する声が多いようですが、チョッパーには「ウイルス性の病気に詳しい」という強みもあります。この記事では、ローとチョッパーのどちらが優秀なのか、読者の意見を集めました。

　まず、チョッパーは元トナカイで、「ヒトヒトの実」の能力によって人の言語が話すことや、二足歩行ができるようになった、「麦わらの一味」のメンバーです。チョッパーの命の恩人・Dr.ヒルルクの意志を引き継ぎ、医者になったチョッパーは薬の調合などを得意としており、「なんでも治せる万能薬に自分がなる」という夢を持っています。

　一方、ローは「ハートの海賊団」の船長で、特定の範囲内に存在するものを自在に操ることができる「オペオペの実」の能力者です。ドーム状の空間を発生させ、そのなかで相手に気付かれずに体を切ったり、くっつけたりできる能力を持っています。医者である親から医療の知識を学んだローなら、麻酔なしで手術することも可能です。

　チョッパーは薬の調合、ローは手術が得意ということで、ネット上では「チョッパーは内科医、ローは外科医で役割が違う」と指摘する声があがっていました。また、「予防するのがチョッパー、治療するのがロー」という意見もあるようです。

「予防するのがチョッパー」と言われる点については、エピソード内での描かれ方から推測されています。チョッパーとルフィたちの出会いは、「冬島編」でのナミの高熱がきっかけでした。チョッパーが麦わらの一味に加わったあとは、ナミを含め麦わらの一味のなかに病気で体調を崩した人は描かれていません。このことから「チョッパーが船内できっちり健康管理をしている証拠」との声があがっているようです。

　それに対して「治療するのがロー」と言われる理由は、「頂上戦争編」でのエピソードが要因でした。さまざまな強敵と戦い、さらに最愛の兄・エースの死を目の当たりにしたことで心身ともに疲弊しきったルフィをマリンフォードから救い出します。その後、実際の手術シーンは描かれていないものの、船内で治療した様子がうかがえました。このシーンを見た読者からは「やっぱり医者としてはローの方がいざという時に役に立つよね」という意見もあがっています。

　チョッパーを推す意見として「ウイルスの知識が豊富」「よく学術書を買って勉強している」など、知識や向上心を高く評価する声があがっています。ローの「オペオペの実」の能力は医療とは直接関係がないことから、「治療ができるのは、能力よりも高い医療技術のおかげ」と、ローを医者として高く評価している意見もありました。

　ジャンルは違いますが、人を助ける医者同士ということもあり、「ローとチョッパーのからみが好き」という読者も多いです。最終章で再び、ローとチョッパーのコンビが見られる日が来るのでしょうか？　今後のストーリーで、「麦わらの一味」と「ハートの海賊団」の共闘が描かれることに期待が高まります。

（マグミクス編集部）