【漫画】荷物を持ってくれたお礼を言うと息子がしょんぼり 理由を知って「感動」「天使なの？」【作者インタビュー】

■小さい体で頑張る息子に「ほっこり」

　母親の重い荷物を運んでくれた息子が悲しそうにつぶやいたひと言について描いたマンガ「ぼくにできること」が、Instagramで1900以上のいいねを集め話題となっています。

　息子と買い物に出かけたきのこの子さん。つい買いすぎてしまい、荷物運びに苦労していると、息子が手伝ってくれました。しかし運び終わったあと、なぜか息子が悲しそうな表情をしていて……という内容で、「感動！」「息子さんは天使！？」などの声があがっています。

　このマンガを描いたのは、Instagramやブログ「きのこの子家のじゆうちょう」などでマンガを発表している、ブロガーのきのこの子さんです。きのこの子さんに、作品についてのお話を聞きました。

ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか？

　長男が0歳の頃、育児記録として描き始めました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

　息子の成長を感じたことと、このときの息子との会話を忘れたくなかったという思いがきっかけです。

ーー息子さんはよく買い物のとき、何かを持ってくれるのですか？

　息子に買い物帰りに何かを持たせたのは、今回が初めてでした。いつも手をつないで帰っているので、息子が最後まで荷物を持てるかどうか心配でした。でも「そろそろ息子に挑戦させるいい機会かもしれない」という思いから、このときは息子を信じて持ってもらうことにしました。

ーー息子さんはどのくらいの間、荷物を持ってくれたのですか？

　スーパーを出てから車までの間です。そこまで長い距離ではありませんでしたが、重い荷物なので心配でした。また、今回息子に荷物を持ってもらった場所は複合施設内の駐車場だったので、息子の事故を心配していただく声もありましたが、息子には建物沿いの道の歩道側を歩いてもらい、安全を確認しながら行動しました。ご心配いただきありがとうございました。しかし、そうは言っても何があるか分かりません。今後も息子に荷物を持ってもらう場合は、事故のないよう十分に配慮したいと思います。

ーー息子さんは普段からよくお手伝いをしてくれるのですか？

　お片付けなど自分のことはあまりやりたがらないのですが、「お手伝いして～！」と頼ると意外と張り切ってやってくれます。最近は食事の前にお皿を運んでくれました。人の役に立つことが好きみたいです。

ーー最近、息子さんを特に「かわいい！」と感じたのは、どのようなときですか？

「ママ好き！」と、素直に愛情表現してくれるときです。そのうち「クソババア」と言われるようになるかと思うので、いまのうちに存分にかわいい息子を堪能しておきます（笑）。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか？

「息子さんいい子」「優しい」などのコメントをたくさんいただきました。それから「うちでも似たようなことがある」という共感のコメントもいただきました。私の息子にも、皆さんのお子様たちにも、優しい気持ちのまま大きくなってほしいです。

ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。

　子供がかわいいな、いとしいなと思う瞬間を鮮明に思い出せるように、またフォロワーさんにも伝わるように、「表現力」を磨いていきたいと思います。今後も息子の成長とともに、見守っていただけますと幸いです。

（マグミクス編集部）