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原作者が「声優指名」したアニメキャラ3選 ファンも納得のキャスティング!

マグミクス / 2023年5月1日 19時25分

原作者が「声優指名」したアニメキャラ3選 ファンも納得のキャスティング!

■原作者の指名で生まれた人気アニメのハマリ役

 声優・丹下桜さんといえば、アニメ『カードキャプターさくら』の木之本桜役として一世を風靡したことで知られています。今年3月に「ニコニコニュースORIGINAL」で公開されたインタビュー記事では、彼女のキャスティングが原作者・CLAMPの指名だったことが明かされ、話題を呼んでいました。

 丹下さんに限らず、実はアニメ化作品では原作者がキャスティングに影響を及ぼしていることが少なくありません。今回はそんなアニメの数々から、とくに印象的な逸話を3つご紹介します。

●『名探偵コナン』コナン役・高山みなみ

 まずは、誰もがよく知る大人気アニメ『名探偵コナン』にまつわるエピソードです。

 同作の放送が始まった1996年から、主人公・江戸川コナン役は一貫して声優の高山みなみさんが演じてきました。しかし原作者・青山剛昌先生の作品と縁が生まれたのはもっと昔、1993年から放送された『剣勇伝説YAIBA』がきっかけだったのです。

 アニメ『剣勇伝説YAIBA』でも高山さんは主人公にキャスティングされており、サムライを目指す少年・鉄刃(くろがね・やいば)を演じました。そして同作の放送終了後に行われた打ち上げにて、運命を変える出来事が起こります。

 当時、すでに「週刊少年サンデー」では『名探偵コナン』の連載が始まっていました。そこで高山さんがアニメ化した際にはコナン役をやりたいと口にしたところ、青山先生がそれに応じる一幕があったそうです。

 高山さんは本当に実現するとは思っていませんでしたが、数年後にテレビCMとしてコナン役のオファーが舞い込むことに……。それからはご存じの通り、25年以上にわたってコナン役を演じています。

 また、高山さんと青山先生の関係は作品上にとどまらず、2005年には入籍に至っていました。その後、数年で離婚したものの、イベントなどでは共演する姿も見せており、良好な関係性であることがうかがえるでしょう。

■「ナウシカの声」という夢が叶ったキャラクターも!

声優・島本須美さんのキャスティングは、ある意味「指名」だった? 画像はDVD『銀魂 THE FINAL(完全生産限定版)』(アニプレックス)

●『五等分の花嫁』四葉役・佐倉綾音

 続いては、5つ子たちの恋模様を描いたラブコメディ『五等分の花嫁』の逸話です。四女にあたる中野四葉を演じた人気声優・佐倉綾音さんのキャスティングには、原作者・春場ねぎ先生が関わっていました。

 そもそも佐倉さんは同作の単行本1巻が発売された際に、ボイス付きのCMで声優として抜擢されています。その役柄は四葉だけでなく、5人姉妹をすべて演じるという「ひとり5役」で、まさに無茶ぶりとしか言えません。

 その後実現したTVアニメ化では、さすがにひとり5役というわけにはいかなかったようで、5つ子の声優がオーディションで決められました。ですが春場先生が「誰かしらやってもらいたかった」とのことで、CMで一番イメージ通りだった四葉役に佐倉さんが選ばれたという経緯です。

 ちなみに春場先生がキャスティングに関わったかは不明ですが、最新作である『戦隊大失格』の予告PVでも、佐倉さんが声を当てていました。

●『銀魂』松平片栗虎役の若本規夫

大人気ギャグマンガ『銀魂』がアニメ化されるにあたって、原作者の空知英秋先生は、基本的に配役を指示していません。その中でほぼ唯一の例外が、“破壊神”の異名をもつキャラクター・松平片栗虎でした。

 2008年に発売された『オフィシャルアニメーションガイド 銀魂あにめガヤガヤ箱』にて、空知先生は同作のキャスティングについて説明しています。いわく、ほとんどのキャラクターは「渋い声」などとイメージを伝えるだけでしたが、松平役にかぎっては『サザエさん』のアナゴを演じる若本規夫さんを指名したといいます。

 一見ムチャクチャでありながら人情味を併せ持つ、松平のとっつぁんの声は、たしかに若本さんがハマリ役かもしれません。

 また指名こそしていないものの、空知先生のイメージ通りの配役になったのが、沖田総悟の姉・ミツバです。

 空知先生は当初、『風の谷のナウシカ』のナウシカ役でお馴染みの島本須美さんをイメージしていました。しかし『銀魂』に島本さんが出てくれるわけがないと思い、「おしとやかな人で」といった指示をアニメスタッフに伝えたそうです。

 すると結果的に、ミツバ役に島本さんがキャスティングされるという奇跡が起こりました。一体どんな運命のめぐり合わせなのでしょうか……。

 3人のアニメキャラクターは、いずれもイメージ通りの声として人気を博しています。やはり原作者こそが、作品に対する最高の理解者ということなのかもしれません。

(ハララ書房)

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