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「すずめの戸締まり展」東京・銀座で開催中 作り手が映像に込めた思い・アイデアを体感!

マグミクス / 2023年5月3日 10時40分

「すずめの戸締まり展」東京・銀座で開催中 作り手が映像に込めた思い・アイデアを体感!

■「いってきます」

 2023年4月19日(水)から5月8日(月)にかけて、松屋銀座8Fのイベントスクエアにおいて、新海誠監督作品「すずめの戸締まり」展が開催中です。今後、全国規模での巡回展示が行われるイベントの第一弾で、数多くの原画や設定など、アニメーション制作に実際に使用された資料が盛りだくさんの、ファン必見の内容となっています。

「すずめの戸締まり」展を訪れた方がまず目にするのは、扉をくぐる岩戸鈴芽(すずめ)と宗像草太が描かれたキービジュアルです。大地を揺るがす封印されしミミズとの戦いに臨もうとする、ふたりの若者の決意を秘めた眼差しは、人の目を引き付けて止まない力強さにあふれています。その左には劇場公開時に使用されたポスター3点が展示されており、上映当時の記憶がよみがえります。

 会場に入ってすぐ右手には、主催者からのあいさつ文や新海誠監督のプロフィール、そして『すずめの戸締まり」の始まりである企画書が展示されています。企画書には、3本足の椅子が草太であることやダイジンの設定、すずめ、草太、ダイジンの間に三角関係が存在することなど、初期の時点でイメージが固められていることがわかります。

 最大の敵であるミミズについても、街を覆うような強大なイメージに加え、キャラとしての生物感と地震現象としてのエネルギー感のバランスを取るために、どのような表現を行なうべきか、さまざまな方向から検討と追求が行われていたことがうかがえます。新海監督をはじめとする多くの一流クリエイターが精魂を込めて作り出した映像美がどれほどのものなのか、映画館で目にした方ならばよく理解できるのではないでしょうか。

 また、イラストの横の文章では、新型コロナウイスルが猛威を振るうという、先が見通せない世の中で、新海監督がどのような物語を送り出せばいいのか不安にかられていたことが明かされています。監督がすずめの旅にどのような意味を持たせると決めたのか……その具体的な内容については、ぜひ会場で見届けていただければと思います。

■「ただいま」

すずめたちが神戸で出会ったスナック「はぁばぁ」の人びととのエピソードに関する資料

 さらに奥に目をやると、見えてくるのは作中の名セリフとともに展示されているスチールと原画が展示されています。また、それらのシーンの動画のカット割りやキャラクターの表情、家具や小物など、実に細やかな設定が明らかにされています。少ししか映らないシーンにも膨大な熱量が注ぎ込まれていたことが感じ取れます。

 ダイジンとの出会いやフェリーでのやりとり、落ちたみかんを通した海部千果(あまべ ちか)との出会いなど、数々の名シーンのイメージボードやカット割りを眺めながら先へ進むと、やがて神戸で出会った二ノ宮ルミが経営するスナック「はぁばぁ」の電灯が目に入ります。当然ルミを始めとする神戸での登場人物やスナック内部も細やかな設定が存在しており、その一部を見ることができます。

 そしてこのあたりから少しずつ少しずつ、怪しげな気配が漂い始めます。
 そう、ミミズとの戦いが描かれ始めるのです。

 普段は死者が住む常世(とこよ)にあり、人がいなくなった廃墟などに開く「後ろ戸」を通り現世(うつしよ)に現れ、大災害をまき散らす巨大な怪異。

 宗像草太たち「閉じ師」が開いた後ろ戸を閉め、ミミズが現世に現れるのを防いだとしても、要石(かなめいし)の存在なくしては封じきれない暴力の権化。

 草太は、すずめは、どのようにしてミミズへと立ち向かっていったのか。そしてミミズはどのようにして作られていったのか、深海監督をはじめとするクリエイターたちが込めた想いを、目の当たりにすることができるでしょう。

 すべての展示を見終えると、待っているのは数多くのグッズが用意されたお土産コーナーです。魅力的なアイテムが目白押しとなっていますが、一部に品切れとなっているアイテムもあります。『すずめの戸締まり」展公式Twitter(@suzume_ten)ではグッズの品切れ情報も発していますので、お出かけの前に確認しておくとよいでしょう。

「すずめの戸締まり」展は順次、日本各地で開催される予定です。このGWに、第一弾となる東京でのイベントをご覧になってはいかがでしょうか。

※新海誠監督作品「すずめの戸締まり」展は、2023年5月8日(月)まで、松屋銀座8階イベントスクエアで開催中。営業時間10:00~20:00(5月7日は19:30まで、最終日は17:00閉場、最終入場は閉店30分前まで)。入場料:当日券一般1300円、高校生900円、中学生700円、小学生500円。

(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会

(ゆうむら)

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