1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アニメ・コミック

「ホワイトベース」の子供たち、カツ・レツ・キッカの「その後」 近年描かれた2人の姿も

マグミクス / 2023年5月8日 6時10分

「ホワイトベース」の子供たち、カツ・レツ・キッカの「その後」 近年描かれた2人の姿も

■ジオンの襲撃で家族を失い、ホワイトベースへ

『機動戦士ガンダム』で主人公・アムロ・レイたちの母艦となったホワイトベースには、ジオンのサイド7に対する襲撃を逃れた避難民も乗り込んでいました。今回は、戦災孤児としてホワイトベースに乗り込み、ア・バオア・クーの最終決戦にも同行して生還した、カツ・レツ・キッカの「その後」に焦点を当てます。

 第30話「小さな防衛線」で、RGM-79ジムの製造工場に仕掛けられた爆弾を解除し、地球連邦軍の危機を救った小さな英雄たちは、一年戦争終了後にハヤトとフラウ夫妻に引き取られ養子となりました。3人はその後、どのような人生を送ったのでしょうか?

●キッカ・キタモト(キッカ・コバヤシ)

 3人のなかで最も活発だったキッカ・キタモトは一年戦争の後にカツ・レツとともにハヤトとフラウに引き取られ、キッカ・コバヤシに改名しています。『機動戦士Zガンダム』の13話「シャトル発進」でフラウ・コバヤシに連れられ再登場し、アムロ・レイと再会を果たしました。14話「アムロ再び」ではアムロとカツが輸送機を奪って脱出を図ろうとした際に、「なら、私も行く!」と同行を申し出ますが、アムロに「フラウと赤ちゃんを守って欲しい」とたしなめられ、断念する姿が見られました。勝ち気で行動力があるのは昔と変わっていないようです。

 その後は特に目立った出番はありませんでしたが、2021年になりキッカを主人公としたマンガ『機動戦士ガンダム ピューリッツァー ―アムロ・レイは極光の彼方に―』(漫画:才谷ウメタロウ 脚本:大脇千尋)がスタートし、話題となりました。

 この作品は大学生になったキッカがかつてのホワイトベースの仲間たちやアムロの母親など、多くの関係者と会いアムロについて話を聞いて回り、「英雄ではない」ひとりの人間としてのアムロの姿を追い求める姿が描かれます。

 2023年3月時点で単行本1巻が発売されていますので、大人になったキッカや少々老けたホワイトベースのクルーたちのその後の人生を知りたい方は、ご覧になってみるとよいでしょう。

●レツ・コ・ファン(レツ・コバヤシ)

 活発な男の子だったレツもまた、キッカたちとともにハヤトたちに引き取られ養子となりました。『Zガンダム』13話で再登場した際にはあまり目立った動きはしていませんでしたが、カツとアムロが脱出を図ろうとしたときはキッカの声に頷き、自分も一緒に行きたいという意思を示しています。しかしやはりアムロにたしなめられて断念しました。

 キッカと同様にその後の出番はありませんでしたが『機動戦士ガンダム ピューリッツァー ―アムロ・レイは極光の彼方に―』の1話で登場し、宇宙世紀0094年12月の時点ではシズオカでフラウとフラウの実娘の3人で暮らしていることが明かされます。初登場時にはフラウの実娘が首に抱き着いており、だいぶ懐かれているようです。かつてアムロに言われたようにフラウと子供を守りながら、これからも生きていくのでしょう。

■アニメで「活躍」し、最期まで描かれた有名キャラ

●カツ・ハウィン(カツ・コバヤシ)

『Zガンダム』メモリアルLD-BOX(バンダイビジュアル)のジャケットに描かれた、同作のメインキャラクター。左から3番めがカツ・コバヤシ

 3人のなかでは最も年長の男の子であるカツ・ハウィンは、その後の顛末が明確に描写されている唯一のメンバーです。子供のころはちょっと気弱でレツやキッカに主導権を奪われることもあったカツですが、『Zガンダム』の13話で再登場を果たした際には非常に強気な性格となっており、長い軟禁生活で気力を失っていたアムロ・レイを叱咤し、「地下にモビルスーツが隠してあるとくらい言ってください!」とまで言ってのけています。

 若さから来る激情がやらせたことでしょうが、多くの死を目に焼き付けながら戦場を生き抜いた少年らしい行動ではあるでしょう。

 14話ではアムロとともに連邦軍の監視の目をくぐって輸送機を奪って脱出し、アムロがアッシマーへ体当たりするのを見届け、そのまま義父であるハヤトが指揮官を務めるアウドムラへと乗り込みます。15話「カツの出撃」ではガンダムMK-IIを無断借用して初陣を果たし、ハヤトやブライトの承諾を得たうえで宇宙へと上がり、エゥーゴへ参加します。

 当初はアーガマに乗り込みますが、後にヘンケン・ベッケナーが艦長を務めるラーディッシュへと異動。ネモやメタスに搭乗した後にガンダムMK-IIの強化パーツであるGディフェンサーのパイロットの座に収まり、エマ・シーンと組むようになります。本来はガンダムMK-IIと合体しなければいけないポジションなのですが、カツはGディフェンサー単体での戦闘を好んだため、エマを悩ませていたようです。

 恋愛面ではアーガマに潜入したティターンズのスパイであるサラ・ザビアロフと出会い恋に落ちましたが、サラが心酔するパプテマス・シロッコを撃とうとした際に割って入ったサラを自らの手で殺してしまう悲劇に見舞われます。

 最終決戦ではヤザン・ゲーブル率いるハンブラビ隊と交戦した際にガンダムMK-IIと合体を果たしましたが、脱出用のコクピットで戦いを挑んでしまいます。戦いに貢献はするものの隕石に衝突し、意識を失ったところをヤザンに撃墜され、最後は艦船の残骸に突っ込み爆死するという、あっけない最期を迎えました。

(ゆうむら)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください