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意外とアッサリ? 「退場」が衝撃だった最強すぎる味方キャラ 「娘が敗因?」

マグミクス / 2023年5月9日 18時25分

意外とアッサリ? 「退場」が衝撃だった最強すぎる味方キャラ 「娘が敗因?」

■最強の死神が敗れた理由は?

 多くの人気作に登場する主人公たちの「味方の最強キャラ」は、強力な技やカリスマ性で、読者を魅了する存在です。しかし、そんな強キャラたちも、さらなる強敵の出現や、敵のまさかの手段で敗れることもありました。彼らがやられる瞬間は、その強さを頼りにしていただけに、とても切なく名場面として読者の心に残ります。

※この記事では『BLEACH』『ジョジョの奇妙な冒険』『キングダム』のネタバレに触れています。

●山本元柳斎重國『BLEACH』

『BLEACH』に登場する山本元柳斎重國は、護廷十三隊の総隊長を1000年以上も務めてきた「最強の死神」です。炎を操る彼の斬魄刀「流刃若火」も最強クラスで、「破面篇」のラスボス・藍染惣右介すら格下扱いできるほどの強さでした。しかし、そんな山本隊長は「破面篇」と「千年血戦篇」で、敵の策にはまり敗れているのです。

「破面篇」で、空座町での決戦に出向いた山本隊長は、「流刃若火」を封じるためだけに作られた改造破面のワンダーワイス・マルジェラに、斬魄刀を封じられてしまいます。しかし山本隊長は斬魄刀を封じられたまま、拳だけでワンダーワイスを倒すという、桁違いの強さを見せつけました。

 ただ、ワンダーワイスを倒したことで、その体に封じられていた「流刃若火」の炎が解き放たれ、隊長は体を張って空座町への被害を食い止め、重傷を負います。最後は片腕を犠牲にして藍染に一矢報いたものの、戦いとしては負けてしまいました。

 そして、山本隊長は「千年血戦篇」でも、ユーハバッハに敗れています。若い頃から成長を見守り続けた副官の雀部長次郎を殺された山本隊長は、怒りに燃えて、仇であるドリスコールを一撃で焼き尽くしました。そして、そのままラスボス・ユーハバッハとの戦いに挑み、卍解「残火の太刀」で終始圧倒し勝利します。しかし、そのユーハバッハは偽物で、直後に現れた本物のユーハバッハに卍解を奪われた山本隊長は、そのまま殺害されたのです。

 2回も斬魄刀を封じられて敗れた山本隊長に、読者からは「あまりにも脳筋すぎる」と言う声も挙がっていました。しかし、ユーハバッハからは「非情さが薄れ弱くなった」と評されており、そのかつての「非情さ」があれば結果は違ったのかもしれません。

●空条承太郎『ジョジョの奇妙な冒険』

『ジョジョの奇妙な冒険』の第3部の主人公を務めた空条承太郎は、その後のシリーズでも第6部まで登場しており、シリーズ屈指の人気キャラです。そして、時間を止められる彼のスタンド「スタープラチナ」は、「無敵」と評されるほど強力でした。そんな人気も実力も兼ね備えた承太郎ですが、第6部で娘の徐倫のために命を落としたのです。

 まず第6部序盤で、冤罪で投獄された徐倫を助けにきた承太郎は、黒幕のプッチ神父のスタンド「ホワイト・スネイク」に記憶とスタンドのDISCを奪われ、仮死状態になりました。その後、物語終盤に徐倫がDISCを奪い返し復活した承太郎は、徐倫たちとともにプッチ神父との決戦に挑みます。しかし、時を加速させるスタンド「メイド・イン・ヘブン」を持つプッチ神父の前では、時を止められる「スタープラチナ」も決定打にならず、承太郎たちは追い詰められました。そして、最後の局面で徐倫を庇ったことで対応が遅れた承太郎は、頭部を切り裂かれ死亡したのです。

 その後、プッチ神父の目論見通り、「宇宙が一巡」し新たな世界が誕生しました。その後、徐倫たちの遺志を継いだエンポリオの手で、プッチ神父は倒されましたが、承太郎や徐倫たちはそのまま蘇ることはなく、一巡した世界でエンポリオが徐倫たちによく似た人物に会うところで第6部は幕を閉じたのです。

 最強のスタンド使いと呼ばれ、人気も高かった承太郎の死は衝撃的で、記憶に新しいアニメ放送の際も、「承太郎を殺す必要はなかった」「ジョースター家らしい最期だった」「死ぬにしても、もうちょっと徐倫と一緒に活躍させてほしかった」など、多くの賛否の声が挙がりました。

■後を託して逝った大将軍たちの最期

※『キングダム』のキャラや固有名詞の常用漢字以外の部分はカタカナ表記にしています。

●王騎将軍、ヒョウ公将軍『キングダム』

王騎将軍がパッケージのアニメ『キングダム』DVD6巻(エイベックス・ピクチャーズ)

 歴史バトルマンガ『キングダム』には、「秦の六大将軍」最後の生き残りである王騎が登場しています。かつて昭王の配下で中華全土を震え上がらせた王騎は、圧倒的な武勇と高い知略を持ち、副官の騰を筆頭に多くの精強な配下を従えており、時代が変わってもその力は健在でした。

 そんな頼りになる王騎ですが、復帰戦となった「馬陽の戦い」で、趙国三大天のふたり・李牧とホウ煖に敗れています。趙国の侵略を止めるため、総大将として秦軍を率いて馬陽に赴いた王騎は、優れた知略、武力、カリスマで戦いを優勢に進めていました。しかし、李牧の策によって、自ら「武神」と名乗り、作中最強クラスの武力を持つ、ホウ煖との一騎打ちに持ち込まれてしまうのです。

 不利に思われたホウ煖との一騎打ちでも、想いを背負った大将軍の力を発揮し、優勢に戦っていた王騎ですが、李牧配下の「中国十弓」のひとり・魏加の不意打ちの矢がきっかけで、ホウ煖から致命傷となる一撃を受けてしまいます。部下たちの奮闘もあってどうにか脱出した王騎でしたが、傷は深く、信に矛を託した後にあの世に旅立ちました。

 また『キングダム』では、「本能型武将」の極みとも評され、数々の武勲を挙げてきたヒョウ公将軍も、「合従軍編」で敗北しています。

 秦が国門・函谷関で五国連合の合従軍を迎え撃った「函谷関の戦い」は、王翦の策で函谷関は守られたものの、李牧が仕込んでいた別動隊によって王都が陥落の危機に陥りました。そして、李牧の策に唯一気付いていたヒョウ公は、別動隊の足を止めるべく追撃したのです。

 別動隊とぶつかったヒョウ公は、李牧が操る陣形「流動」を直感で打ち破って李牧の元までたどり着き、その力を見せつけました。しかし、ここでも武神・ホウ煖が立ちふさがります。ホウ煖との一騎討ちで、己の死を悟ったヒョウ公は、自らの盾を信に託し「火を絶やすでないぞォ」と告げて、ホウ煖の片腕を土産に散りました。

 王騎からは集団戦の基礎、ヒョウ公からは本能型武将の才を見出されており、信にとってはふたりは「師」と呼べる存在です。そのため、ふたりとの別れのシーンは『キングダム』屈指の名場面ですが、とても悔しい場面でもありました。その後、信はホウ煖相手には雪辱を晴らしたものの、李牧とは未だ決着がついておらず、最近の展開では、また李牧によってとある重要キャラが倒されたばかりなので、今後の巻き返しに期待したいところです。

(SU_BU)

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