完結までに「掘り下げ」に期待！ 『ワンピ』見た目や名前しか不明な「大物たち」

■注目度が高いのは巨人族の国エルバフの王子？

『ONE PIECE』は作中に登場する個性的なキャラクターたちが魅力のひとつですが、大物の風格を漂わせるものの。ビジュアルや名前・肩書しか分からないキャラもいます。ネット上でも「早く深掘りしてほしい」と、期待する声が上がっていました。そこで今回は、謎多き大物キャラを紹介します。

　まずに紹介するのは、ビッグ・マムの「地獄のお茶会」で登場した6人の「裏社会の帝王」のひとりであるル・フェルドです。「闇金王」「福の神」の、ふたつの異名をもっています。

　シャーロット・プリンを見て「昔の私を見ている様だわ」と話すステューシーに、「何十年前やネン」と、ツッコミを入れていた人物です。Dr.ベガパンクが所長を務めていた「平和研究所MADS」のスポンサーだったことから、かなりの大物感を匂わせており、最終章である重大事実が明らかになった「ステューシーの過去」を知っているように見える点でも、重要なキャラなのは間違いないでしょう。

　その他「絶対強いけど出番少なすぎ」と言われているのは、「世界政府の全軍総帥」であるコングです。かつては全盛期の海賊王ロジャーや白ひげが活躍していた時代の海軍本部の元帥であり、現在の地位まで登ってきました。名前と役職しか明らかになっておらず、ものすごい経歴を持つ割に謎に包まれた部分が多い人物です。ネット上では「コング総帥は今後がっつり登場しそう」「コング総帥の実力を見てみたい」と、期待の声が上がっています。

　また、元ロックス海賊団のメンバーである、大海賊「王直」と「銀斧」も名前だけの登場で、正体は明らかにされていません。「これまでに登場したキャラクターの誰かなのでは？」「王直と銀斧は本名ではなくて、異名だと思う」と推測する声があります。

　最後に紹介するロキは、いまだにシルエットでしか登場していません。巨人族の国エルバフの王子で、あのビッグ・マムの娘であるローラにひとめぼれし、求婚した人物ということだけが明らかになっています。

　シルエットでしか登場していないにもかかわらず、一部で注目度が高いキャラです。百獣海賊団にいた人造古代巨人族「ナンバーズ」で未登場の、「六鬼」の正体がロキである、という考察もあるほか、子供時代にエルバフの村を破壊し英雄ヨルルを殺すなど、巨人族と深い因縁のあるビッグ・マムの娘に求婚した理由も気になる点。さらに、北欧神話で「いたずら者」の神として知られ、名前に「閉ざす者」「終わらせる者」という意味を持つロキと同じ名前でもあります。

　そのため、「麦わらの一味にまだ巨人族いないし、仲間になるんじゃないか」「エルバフの伝統をぶっ壊そうとしている悪人では」「ローラに求婚しているときのシルエットが不気味だから、あまりいい印象はない」「北欧神話に関連する『幻獣種』の悪魔の実食べてそう」など、ルフィたちの味方になるにせよ、敵になるにせよ、重要なキャラであると見られています。

（マグミクス編集部）