ジャンプキャラが「ブチギレ」た時の名ゼリフ 「叫んでない方が怖い？」

■「ブチギレシーン」から生まれたアツい名言の数々

　マンガの悪役たちに対し、主人公側のキャラが「ブチギレる」場面は「アツいシーン」と人気を集めています。また、その際に放つ「名言」も「記憶に残る」と支持されており、ネット上ではジャンプ作品の「ブチギレ名言」に注目が集まっていました。

　代表的な例では『ドラゴンボール』でフリーザとの戦闘中、その直前のクリリンの死を煽られた悟空が「クリリンのことかーっ！！！！！」と声を荒げる場面が、今でも圧倒的な支持を集めいています。普段は温厚な印象のある悟空が仲間の死で怒りを爆発させるこの場面に、ネット上では「悟空が本当にブチギレた感があった」「悟空が感情を爆発させるレアシーン」「悟空のクリリンへの思いがわかる名場面だった」と、今でも人気です。

　また『北斗の拳』のレイの「てめえらの血はなに色だーっ！！」も、読んでいない人でも聞いたことがあるほどの名言として語り継がれています。まだ子供のリンが敵への服従を拒み、鉄板の上を歩かされそうになっているところへ、南斗水鳥拳の使い手・レイが駆けつけた場面のことでした。

　駆けつけたレイにリンは、捕まっているレイの妹が無事であることを伝えました。自分より人のことを心配するような優しいリンを傷つけた敵へ、レイの怒りが爆発します。「今でも読むと涙出てくる」「名シーン中の名シーンでしょ」などの声が上がっていました。

　その他には、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』主人公・ダイの「こんなものが正義であってたまるかっ！！！！」という名言には、心を揺さぶられた読者が多かったようです。クライマックスで竜魔人化したダイが、敵のバーンに対して涙ながらに訴えかける場面でした。ファンからは「結構考えさせられる言葉だな」「バトルマンガの否定とも捉えられそう」「敵の考え方が間違っていると言っておきながら、力でねじ伏せるしかない無力感が悔しいよね」などさまざまな声があります。

　その他、『鬼滅の刃』で、下弦の壱の鬼・厭夢の血鬼術で「死んだ家族から恨み言を言われる」という夢を見させられた炭治郎が「言うはずが無いだろうそんなことを　俺の家族が！！」「俺の家族を　侮辱するなァアアァアアア！！！」と怒りをあらわにする場面や、『花の慶次』で捨丸を私刑にして侮辱する加賀忍軍の男たちを見た真田幸村が「人間には触れちゃならん傷みがあるんだ！！」と怒鳴るシーン、『SLAM DUNK』で不良になってしまったかつての中学・MVPプレイヤーの三井へ、木暮が「夢見させるようなことを言うな！！」と叫ぶ場面など、いろんな名言が支持を集めています。

　また、「叫ぶパターン」ではない怒りの名言も挙げられており、『ONE PIECE』で白ひげを「敗北者」と呼んだ赤犬へのエースの「取り消せよ……！！！　今の言葉……！！！」や、『HUNTER×HUNTER』のゴンがネフェルピトーに向けて放った「お前もオレを信じてくれるだろ？」、『ジョジョの奇妙な冒険』第3部でDIOとの戦いが決着した後の承太郎の「てめーはおれを怒らせた」などのセリフも人気です。

（マグミクス編集部）