『ドラゴンボール』セルの矛盾 再生に必要な「核」は本当に頭にあるの？

■セルの「核」はどこにある？

『ドラゴンボール』のラスボスのひとり・セルは敵キャラながら読者人気も高い人物です。セルはドクター・ゲロの手によって造られた人造人間で、ナメック星人の細胞による驚異的な再生力が特徴のひとつです。再生に必要な核は頭にあるようですが、ネット上では「矛盾があるのではないか？」との声があがっています。どういった点が矛盾しているのでしょうか？

　セルは「天下一武道会」を真似した武道大会「セルゲーム」を開催し世界を恐怖に陥れようとしたものの、覚醒した悟飯に敗北し、悟空を道連れに自爆しました。この自爆によって「死んだ」と思われましたが、なぜかセルは復活して、再び悟飯たちを苦しめます。

　自爆からの復活を遂げたセルは「わたしの頭の中に小さな塊がある……　それがこのわたしの核をなすものだ」「その塊が破壊されないかぎりこのカラダは再生され続けることができるのだ……」と自身の再生能力について説明しました。

　一見もっともらしいセルの話でしたが、「セルゲーム」での悟空とバトルシーンに矛盾点がありました。瞬間移動した悟空が「かめはめ波」を繰り出し、この技をまともに食らったセルは上半身が木っ端みじんになります。頭部が吹き飛んだにもかかわらず再生したセルを見て、ネット上では「セルの上半身消し飛んでいるよね？」「頭に核があるならあり得ない」と指摘する声があがっています。

　この矛盾について真相は不明ですが、ネット上では「セルが核を頭にあるって思い込んでいるだけ」「毎回無事だった股間部分にセルの核があるんじゃない？」「核を頭から移動させられるのでは？」という意見があがっています。しかし、「不意打ちでやられているのに移動させられないでしょ」といった反論もあがっていました。

　セルの再生力のもととなっているナメック星人・ピッコロは自身の再生能力について「オレはアタマさえ無傷なら再生できるんだ……」と発言しています。この言葉からナメック星人の再生力は頭部が残っていないと発揮されないことが分かります。ファンからは「神様と融合する前と後で、ピッコロの細胞の再生能力が変わったのかも」などと、ピッコロ側も再生力についてのコメントもあがっていました。

（マグミクス編集部）