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安易にオススメできない「キャラ大量死」アニメ3選 鬱耐性ある人だけ見て!

マグミクス / 2023年5月26日 12時5分

安易にオススメできない「キャラ大量死」アニメ3選 鬱耐性ある人だけ見て!

■みんな首飛ぶ? 超絶鬱展開な「キャラ大量死」アニメ

 見ていて辛くなるはずなのに、なぜか見たくなってしまう「鬱アニメ」。さまざまな鬱アニメがありますが、キャラクターがどんどん死んでしまう作品は、さらに鬱度が高くなりがちです。なかなか人には言いづらいものの、鬱アニメ愛好家ならそんな「キャラ大量死」作品は気になるはず。

 この記事では、ビジュアルの割にキャラが大量死してしまう鬱アニメを3作品ご紹介します。SNSでも「あまりにも心ない死に方」「神作だった(死)」と評判です。

●『BLOOD-C』(2011年7月~放送)

 美しい田舎町にある浮島神社で、巫女を務めている更衣小夜(きさらぎ・さや/CV:水樹奈々)。小夜は、通っている私立三荊(さんばら)学園で、友人の網埜優花(あみの・ゆうか/CV:浅野真澄)、鞆総逸樹(ともふさ・いつき/CV:阿部敦)たちと、楽しく学園生活を送っていました。

 しかし家に帰ると、小夜は父・更衣唯芳(きさらぎ・ただよし/CV:藤原啓治)から、「お務め」があると告げられます。「お務め」とは、浮島神社に伝わる御神刀を使い、人を喰らう「古きもの」を討つことで――?

『BLOOD-C』は、アニメ制作会社「Production I.G」と、女性創作集団「CLAMP」が原作を手がけたオリジナルアニメです。普段はマイペースでほんわかしている小夜ですが、巫女として戦う時は、別人のように豹変。「古きもの」を容赦なく討つのですが、「古きもの」たちも、小夜の周りの人々を次々と殺していきます。

 正体不明の「古きもの」たちは、どこか生々しく、怖いというより気味が悪い生き物ばかり。彼らを討つ小夜は、毎話のようにその返り血を浴びており、普段の小夜とのギャップに不穏さが漂います。そして、徐々に町の人々もその戦いに巻き込まれるようになり、本当にあっけなく、前触れもなく人が死んでいってしまうのです。

 戦いに巻き込まれるのは、町の人だけではありません。次第に小夜のクラスメイトたちも襲われるようになり、小夜の戦いもむなしく、「古きもの」に頭から食われてしまうことも……。その急展開は一度にとどまらず、残酷な出来事が小夜を襲い続けます。

 血しぶきが多く、そのグロテスクさから画面が黒く塗りつぶされる部分も多い本作。人の殺され方もかなり残酷で、引き裂かれたり、ミキサーでぐちゃぐちゃにされたり……。グロ耐性のある方でも、「うっ……」となってしまうようなシーンが、急に出てきます。

 検索の際も、「BLOOD-C」と入力すると「BLOOD-C 頭おかしい」「BLOOD-C トラウマ」とサジェストが出るほど。特に最終回の悲惨さは群を抜いているため、視聴の際は食事時を避けることをオススメします。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「Amazonプライム・ビデオ」などで見ることができます。

●『エルフェンリート』(CS放送版:2004年7月~放送/地上波修正版:2005年4月~放送)

『エルフェンリート』DVD(バップ)

 とある施設に拘束されていた新人類・ルーシー(CV:小林沙苗)。ある日、ルーシーはわずか5分で23人の警備員たちを殺し、施設から脱走。しかし、対戦車ライフルで頭部を撃たれたルーシーは、崖から海へと落ちてしまいます。

 一方で、大学に入学するため鎌倉にやってきたコウタ(CV:鈴木千尋)は、同じ大学に通う予定のいとこ・ユカ(CV:能登麻美子)と海を見に浜辺へ。そこには「にゅう?」としか話さない女の子が、頭から血を流し、裸のまま立っていて――?

『エルフェンリート』は同名マンガ(著:岡本倫/集英社)を原作としたアニメです。リアルかつグロテスクな描写から、「トラウマアニメ」と呼ばれることも多い本作。その刺激の強さから、15歳未満の鑑賞を禁止する「R15+」指定を受けている作品です。

 第1話のオープニング直後から、床に落ちた腕が動いていたり警察官の首が飛んだりと、スプラッタ描写が続出する本作。さらに、ルーシーの捕らえられていた研究所の秘書・如月(きさらぎ/CV:山本麻里安)に至っては、初登場後5分も経たずに、首をもがれてしまいます。

 第2話以降もこのような残酷描写が続き、人体の切断面や損傷部分も、目を逸らしたくなるほどリアルに描かれています。そのため、放送当時は15歳未満の視聴を控えるよう警告テロップが出され、2015年には中国、2021年にはロシアで、国内放映が規制または禁止されました。

 しかしその残酷表現や作品性が評価され、特に海外では数々の受賞歴を誇っています。なお、原作者の岡本倫さんは「グロが苦手」とのこと。当時の担当者が『GANTZ』も担当していたそうで、「首を飛ばすとネームのOKが出るからバンバン飛ばしてた」と、ご本人のTwitterで明かしています。『エルフェンリート』は、「dアニメストア」「U-NEXT」「Amazonプライム・ビデオ」などで見ることができます。

■じわじわと迫る「死」が鬱

●『ぼくらの』(2007年4月~放送)

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 とある夏休み。その自然学校には、15人の少年少女が集まっていました。彼らは海辺で洞窟を見つけ、「探検だ」とばかりに皆で奥へ向かいます。そしてそこには、複数のコンピューターが並ぶ事務所のような場所と、「ココペリ」と名乗る不思議な男性(CV:東地宏樹)がいました。

 ココペリは彼らに「巨大ロボットを操り、地球を襲う15体の敵を倒す」というゲームを持ち掛けます。ゲームに興味を持ち、参加契約を交わした彼らでしたが、急に意識が遠のき倒れてしまいます。気が付いた彼らは宿舎に帰ろうとするものの、黒く巨大なロボットが現れたことに気が付いて――?

『ぼくらの』は、同名マンガ(作:鬼頭莫宏/小学館)を原作としたアニメです。中学生たちを主人公とする本作ですが、彼らが参加契約したのは、「地球を守るためのゲーム」。順番に黒いロボット・ジアースに乗り戦うのですが、「操縦者は勝っても負けても死ぬ」という残酷なルールが、契約後に明かされます。

 しかも、敵は全部で15体。つまり、契約した14人(ひとり未契約のため)は全員戦う必要があり、その皆が死ぬと確定しているのです。ジアースは人の生命力で動くため、操縦者の命を奪います。しかし、選ばれた操縦者がジアースに乗らなければ、敵に地球を滅ぼされてしまいます。どちらに進んでも非情な運命に、中学1年生たちが翻弄されるのです。

 また、彼らが背負っているのは、地球の運命だけではありません。両親の不在や不義理な恋愛など、思春期の彼らには到底手に負えない背景も、徐々に明かされていきます。死を目前にした彼らは、泣きわめいたり暴挙に出たりと、さまざまな抵抗を試みます。しかしゲームが終わるわけもなく、少年少女たちはひとりひとりと、犠牲になっていくのです。

 直接的な描写が鬱……というよりも、じわじわと迫る死に精神を削られていく子供たちの描写が、胸に迫る作品です。なお、本作は原作の完結前に企画・放送されたため、後半はかなりの部分がオリジナルストーリーとなっています。子供たちをとりまく大人たちにもスポットライトが当てられているので、原作をすでに読んだ方もぜひご覧ください。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「Amazonプライム・ビデオ」などで見ることができます。

* * *

 あまりに簡単にキャラたちが死んでいくため、視聴者にトラウマを植え付けがちな「キャラ大量死アニメ」。ひとりひとりの死に意味があってもなくても、その描写は心に重く残ることでしょう。元気がなくなる恐れがあるので、視聴の際は次の日に大事な予定がないか、確認しておくことをオススメします。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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