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当たれば勝利確定? 『ドラゴンボール』アックマンの必殺技は本当に最強なのか?

マグミクス / 2023年6月1日 7時25分

当たれば勝利確定? 『ドラゴンボール』アックマンの必殺技は本当に最強なのか?

■最強との声が上がる初期の登場キャラ

 『ドラゴンボール』といえば、主人公の孫悟空をはじめ魅力的なキャラクターによる白熱したバトルが最大の魅力。ファンの間では、たびたび最強キャラにまつわる論争が繰り広げられていますが、最強候補として「アックマン」の名を挙げる人もいます。アックマンとは、『ドラゴンボール』の初期に登場したキャラクターですが、なぜ最強説が唱えられているのでしょうか。

 アックマンは、『ドラゴンボール』第103話「孫悟空 強し!!」で初登場したキャラで、地獄出身の悪魔です。ドラゴンボールを探す旅のなかで、悟空たちが訪れた「占いババの宮殿」にいた戦士のひとりでした。

 そのアックマンの必殺技である「アクマイト光線」は、当たった者の「悪の心」を無限に膨張させ、最終的には爆発を起こして木端微塵にするという恐ろしい技です。このアクマイト光線の特性上、どんな悪人に対しても効果絶大というのが、アックマン最強説が唱えられた理由でした。

 このアクマイト光線が当たれば、ベジータやフリーザのような悪の心を持つ強敵なら、誰でも爆発させられるのではないか、と夢は膨らみます。

 そんなアクマイト光線の効果を評価する一方で、そもそも「当たらないのではないか」という意見もあります。いかにアックマンが天下一武道会で二度優勝した猛者とはいえ、宇宙規模の強者とは戦闘力が違いすぎます。アクマイト光線の効果は、当たらなければ意味はないのです。

 その対応策として「悟空が相手を羽交い絞めにする」「悟空の瞬間移動を利用する」といったアイデアも上がっていました。他人の協力を得たら、純粋に「アックマン最強」とは言えませんが、アクマイト光線の有用性だけは示せるかもしれません。

 では、アクマイト光線が悪の心の持ち主に当たった場合のことを考えてみましょう。悪の心が無限に膨らみ、最終的に爆発するという技の特性から、体の内側から爆発する技と考えていいでしょう。

 そうした爆発にも耐えられそうなキャラといえば、地球を破壊する規模の自爆攻撃を行いながらも復活したセルがいます。セルの体は、体内の核さえ残っていれば何度でも再生できるので、最初の爆発で核を破壊できないと勝ち目はありません。

 また、作中にはアクマイト光線の明確な弱点も描かれています。それは悪の心がまったくない相手には何の効果も発動しないこと。実際、悪の心を持っていなかった悟空には、アクマイト光線は不発に終わりました。

 悟空以外にも、アクマイト光線の通用しないキャラクターは存在するかもしれません。悟空と同様に悪の心を持たない、例えば筋斗雲に乗れるような純粋なキャラには効果がないと考えられます。

 また、悟空に対して「心を無にする」ことを教えたミスター・ポポのような力の持ち主なら、悪の心を無にして回避できるかもしれません(ポポに悪の心はないと思いますが…)。

* * *

 あれこれとアクマイト光線について考えてきましたが、実は過去に作者の鳥山明先生が、この技について言及しています。読者から寄せられた「(フリーザなどの強敵は)アックマンにアクマイト光線で倒してもらえば良かったのでは?」という質問に対し、鳥山先生は「たぶん相手に当たらないし、もうそんなレベルの闘いじゃないんだと思います」と返答されています。

 つまり、アックマンの力が遠く及ばないフリーザなどには、アクマイト光線は当たらないし、当たったとしてもおそらく通じないというのが正解のようです。

 ですが、長きにわたって続く『ドラゴンボール』シリーズの中で、悟空が少年時代に出会ったアックマンの最強説が噂されること自体にファンの愛や情熱を感じます。こうした論争が巻き起こるのも、多くの魅力的なキャラを生み出し続けてきた『ドラゴンボール』ならではと言えるでしょう。

(LUIS FIELD)

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