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【漫画】「誰?」久々に実家へ帰省すると自分にそっくりなロボットが 衝撃的なオチに「鳥肌」「怖い」【作者インタビュー】

マグミクス / 2023年6月4日 19時40分

【漫画】「誰?」久々に実家へ帰省すると自分にそっくりなロボットが 衝撃的なオチに「鳥肌」「怖い」【作者インタビュー】

■想像を超えるラストに「そっちか!」

 陽子さんが久しぶりに実家に帰ってくると、そこには全く同じ姿をしたもうひとりの自分がいました。両親が語ったもうひとりの陽子の正体とは……。

 フナヤマヤスアキさん(@phenome_f)による創作マンガ『おかえり陽子』がTwitter上で公開されました。ホラーとSFの要素を取り入れたストーリー展開が話題を呼んでおり、獲得したいいね数は2.7万を超えています。もうひとりの陽子がとった恐ろしい行動に対しては「陽子さんこわすぎ!」「面白いですが、実現しそうで妙にリアル」などの声があがっています。

 作者のフナヤマヤスアキさんにお話を聞きました。

ーーフナヤマヤスアキさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 幼稚園のころから絵を描くのは好きでした。水木しげる先生の『妖怪図鑑』がきっかけです。その後、小学校3・4年くらいの頃に臼井儀人先生の『クレヨンしんちゃん」を模写したのが、初めて描いたマンガでした。

 中学生くらいまで下手なオリジナルのマンガを描いていたのですが、高校生になってからはゲームや音楽に時間を費やしたこともあり、専門学校ではイラストやデザインを勉強をして、デザイン事務所に就職し、チラシやWebサイトなど制作する毎日を送っていました。その頃はもうマンガを描こうとは思っていませんでした。

 しかし、友人からコミティアに出てみないかと誘われ、初めてオリジナルマンガの同人誌を作り、イベントに参加して大きな刺激を受けました。それから、会社勤めをしながらマンガを描くという事を数年間続けていました。

 諸事情で会社を退社するタイミングとマンガ連載が決まったタイミングが重なったこともあり、フリーランスでやってみようと思い、今に至ります。

ーー『おかえり陽子』のお話はどのように生まれたのでしょうか?

「みちのくコミティア」というイベントが仙台で開催されるため、それに参加すべく友人らと「駅前グラスホッパー」というサークルと同人誌を制作し、それに4ページのSF短編を描くという経緯でした。

もともと、実家に帰ったら知らない誰かが家族と親しくしている……というオカルト・ミステリーな内容がネタとしてあったのですが、同人誌のテーマがSFだったのでロボにしました。

著:フナヤマヤスアキ『死にぞこないのフジコとサチコ』(ナンバーナイン)

ーー本作は、人間と「家庭用ロボット カゾクロイド」の関係性や、意外な結末が非常に印象的です。お話の展開や、描写の仕方などで心がけた点や、工夫なさった点などがあれば教えてください。

 「自分がロボットだった」というオチに至るまでの、陽子の感情表現に気を遣いました。「嫌悪感→怒り→手をかける」という段階を、短いページのなかでどういうシチュエーションで表現するかという感じです。

 そのため、先に家族と過ごしていた陽子の感情はあまり出さないようにしてバランスをとりました。あとは、髪の毛の分け目でどっちの陽子なのか分かるようにしています。

ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 感想をいただくこと自体うれしいのですが、「オリジナルの陽子とロボットの陽子が仲良くなって欲しかった」というご意見は、自分もそうなったら良いなと思い、うれしかったです。「なぜロボットに自分は本物だと自覚させる必要があるのか?」という疑問のコメントも印象に残っています。

 ロボットと人間の関係というより、ロボットと人間の境界線が限りなく、なくなった未来、「お互いどうやって自分のアイデンティティを見つけるのか?」という想像があったため、自分はロボットという自覚をあえてうやむやにしたいという考えがありました。

ーーカゾクロイドが完成し、実用化された後の展開が気になります。続編のご予定はありますか?

 続編の予定はないですが、実験で破棄された陽子もいるでしょうし、明るい話にはならないだろうなとは思っています。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

『おかえり陽子』をTwitterにアップしたのは「駅前グラスホッパー」で新しい同人誌が出るという告知のためでしたので、過去の同人活動や商業活動に関った作品はタイミングが良いときに蔵出しのような感じでアップできればと思っています。

 今回のように4ページほどに収まるであろうショートマンガのネタはいくつかあるので、それを新作としてTwitterで発表して、まとまってきたら同人誌にしたり、商業活動に結びついたらベストかなとも思っています。とりあえず時間・モチベ・ネタがある限り何かしらは発表していきたいです。

(マグミクス編集部)

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