【漫画】たくさんのお守りを身に着けた女性 「子狐の根付」がきっかけで全てを手放すことに？【作者インタビュー】

■変わった言い伝えがひとりの女性を救う

　たくさんのお守りを身につけたとある女性。今日も新しいお守りを求めてさまざまな縁起ものを物色しています。しかし新たに購入した「狐の根付」には、少しクセのある言い伝えがあって……。

　かんさびさん（@kansabi_kk）による創作マンガ『子狐の根付の話』がTwitter上で公開されました。意表を突く子狐の行動が話題を呼んでおり、獲得したいいね数は4.3万を超えています。女性に起こった不思議な体験には「少し怖かったけど、ほっこりしました」「前向きな気持ちになれる」などの声が寄せられています。

　作者のかんさびさんにお話を聞きました。

ーーかんさびさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

　私はポーランドで仕事をしながらアート活動をしていたのですが、2018年にポーランドで私の経験を4コマにしたマンガを出版し、それからマンガを本格的に描くようになりました。ちょうどコロナが流行って来ていて、個展などが開けなくなったのもタイミングでした。

ーー今回の作品を描こうと思ったきっかけなどはありますか？

　昔働いていた天然石屋さんで、お守りとして天然石を購入していく方々が大勢いました。そのなかで、たくさんのお守りをつけているお客様に対応したことがあったのですが、その方たちは不安があるたびにお守りなどを購入されていて、なんだかそのお守りがどんどん重くなっていっているような気がしたことを思い出して、このお話を考えました。

Twitter上では『青いペンダントの話』など多数の作品を掲載（かんさびさん提供）

ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。

　作風が好きだといってもらえることや、共感していただけること、また好きなことなどを共有していただけるとうれしいですね。私はもともと、こういった話を一緒に語れる人たちと知り合いたかったというのもあったので、いろんな方と交流できて、意見をいただけるのはうれしいです。

ーー作品のなかでかんさびさんが特に気に入っている言葉・シーンを教えてください。また、そのシーンを描写する際に特に気を付けたポイントはありますか？

　私は怖い話や剣呑な雰囲気にするのが苦手なので、このお話もかわいい狐がいたずらする感じで抑えようと思いました。不思議な話は大好きなのですが、スピリチュアルに心頭しすぎたくないので、そういうところにも気を付けています。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか？

　いろいろと計画はしていますが、とりあえずはSNSを中心にこれまで通り定期的にお話を更新していく予定です。

（マグミクス編集部）