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『鬼滅』炭治郎がカナヲ、玄弥とトリオを組んでいたら 「成長が遅れる?」

マグミクス / 2023年6月6日 19時25分

『鬼滅』炭治郎がカナヲ、玄弥とトリオを組んでいたら 「成長が遅れる?」

■禰豆子が危ない!?

 アニメ『刀鍛冶の里』編も大好評の『鬼滅の刃』の主人公である竈門炭治郎は、鬼殺隊の同期組の我妻善逸、嘴平伊之助と組むことが多いです。同じく同期の栗花落カナヲ、不死川玄弥とは、接点が少ないですが、炭治郎が初期から組むのがカナヲと玄弥だったら、物語はどうなるでしょうか。

 まず、問題なのは、炭治郎の妹で、鬼となっている竈門禰豆子の扱いです。初期のカナヲは鬼と見れば、迷わず頸(くび)を斬ろうとしますし、玄弥は鬼を喰らって強くなる特殊能力があります。善逸と伊之助のように、任務先でいきなり出会う形だと、どちらも禰豆子を攻撃しかねません。

 これでは、カナヲと玄弥と組んだ物語が始まる前に破綻してしまいますので、炭治郎が浅草で鬼舞辻無残と出会った後で、無残の情報を求めた柱たちがそれを知り、実際の物語よりも早めに「柱合裁判」にかけられたことにしましょう。この場合でも、禰豆子は人を襲わず、鬼殺隊当主・産屋敷耀哉が許可を出し、炭治郎と禰豆子は鬼殺隊の一員となったという仮定とします。

 胡蝶しのぶが炭治郎たちの理解者になってくれれば、カナヲは炭治郎・禰豆子と対立しないで済むでしょう。炭治郎の積極性も、修行に貪欲なところも、真面目なところも、何も変わらないでしょうから、恐らく劇中と変わらずにいずれ仲良くなるはずです。「全集中の呼吸・常中」を劇中より早く取得できれば、炭治郎がかなり強くなるかもしれませんが、さすがに響凱や累と戦う前の時点では修行不足で難しいかもしれません

 一方、全集中の呼吸が使えない玄弥は、炭治郎と修行を通じて仲良くなることも難しく、任務だから仕方ない、という敵対的な出会い方になるものと思います。仲間と組んでの最初の任務は、元十二鬼月・饗凱の討伐です。この時点でもカナヲは「全集中の呼吸・常中」が使えるでしょうし、玄弥も饗凱の屋敷の軒下にいた鬼を喰らうことで、強くなれるはずです。銃も饗凱に対してある程度有効でしょうから、苦戦する要素はありません。

 善逸と伊之助も「稀血」の少年を守ろうとする意志は、持ち合わせていなかったので、そこの配慮が弱そうなカナヲと玄弥でも、あまり変わらないと考えられます。

 その後の「那田蜘蛛山編」では、鬼が多数登場するため、玄弥はかなりパワーアップできそうです(毒を持つ鬼は喰って大丈夫なのかとは思いますが)。糸を使う累相手でも、銃はそれなりに有効でしょうから、戦闘では役に立ったと思われます。カナヲも「全集中の呼吸・常中」により、累も含めた那田蜘蛛山の鬼全ての頸を斬れると思われます。

 ただ、カナヲがあっさり累を倒すと、炭治郎が自身の「ヒノカミ神楽」の可能性に気付くことができず、禰豆子も「血鬼術・爆血」を覚えないので、その後の物語が変わってきます。作中では炭治郎が負傷して回復するための期間があり、その後で修行パートに入るのですが、カナヲや玄弥が活躍してしまうと、大きな負傷を負うことはなさそうなので、時系列が劇中より前倒しとなるでしょう。

 さらに、炭治郎が修行パートで「全集中の呼吸・常中」を身に着け、その後の炎柱・煉獄杏寿郎との任務「無限列車編」へと突入する場合、問題が生じます。「下弦の壱」の魘夢が使う血鬼術で、全員が寝てしまうことは恐らく変わらないのですが、この時点で禰豆子が血鬼術・爆血を取得していないと、みんなを目覚めさせることができません。また、夢の攻撃を喰らった場合、特に家族に関するトラウマが強くあり、精神が炭治郎ほど強くない玄弥は、相当な精神的ダメージを負うと思われます。

 ちなみに「表」「裏」と書かれた銅貨で行動を決めていた頃のカナヲが「心の働きが違うので、夢を見ない」のであれば、魘夢の血鬼術が効かないとも考えられます。しかし、炭治郎と組んで仲良くなっていれば、作中で描かれたように徐々に感情が戻っていくはずなので、「しのぶ・カナエと幸せに生きる夢」などの夢を見させられてしまうかもしれません。ここで「詰む」可能性も結構あるように思います。

 ここは、禰豆子がこのタイミングで本能的に血鬼術・爆血に目覚めて全員を起こした、と仮定しましょう。魘夢は汽車と同化して乗客を襲うため、玄弥はその肉を食べれば問題なく戦えます。狭い汽車内では、銃の方が有効な武器かもしれません。

 魘夢との戦いの佳境では、作中では伊之助が猪の被り物をしているおかげで、魘夢の「強制昏倒睡眠・眼」が効かない、という展開でした。カナヲには「自害して血鬼術を防ぐ」という思い切りはないでしょうし、良すぎる目が仇となるかもしれません。

 強靭な精神力で「自害」で魘夢の攻撃を防げる炭治郎と、目線を合わせにくい離れた場所から銃で攻撃できる玄弥が主となって戦い、カナヲが乗客を守る役目となって煉獄と入れ替われば、なんとか魘夢を斬ることはできるでしょう。

 ただ、その後の煉獄vs上弦の参・猗窩座の戦いに割って入るほどの実力は、カナヲ・玄弥にもないと考えます。ただ、この時点のカナヲがしのぶに近い実力を持つなら、目の良さで飛び込み、煉獄が頸を斬る隙を作れた可能性は否定しません。なお、上記のように時系列が前倒しになっていれば、猗窩座が事件現場の近くにいない可能性があり、そもそも来ることがないため、煉獄も含めた全員が助かることも考えられます。

 続く「遊郭編」では、宇髄天元に炭治郎たちが吉原に潜入させられる展開は変わりませんが、カナヲは何もせずとも美少女なので、遊郭の人びとにも行動を疑われることはなく、潜入時の行動はしやすいでしょう。ただ、カナヲの「コミュ障」はこの短期間(炭治郎が大けがしないので、恐らく半年は時期が早くなります)では解消されないでしょうから、そこでトラブルになる可能性も高いです。

 遊郭での行動範囲が広いカナヲが主となって捜索した結果、本編の善逸のような立場となり、堕姫と出会った場合、即座に戦闘が始まるでしょう。さすがに劇中より修業期間が短いこともあり、カナヲと言えども上弦相手では不利と考えられます。天元が近くにいればいいのですが、カナヲがなまじ善戦してしまうと、妓夫太郎が登場して、ふたりがかりで殺されてしまう可能性も考えられます。

 玄弥については「遊郭編」は雑魚鬼が出ないので、鬼を食べられないことであまり戦力にならないでしょう。炭治郎もまだ「ヒノカミ神楽」に目覚めていないでしょうから、助けに入れても攻撃力不足となり、天元・カナヲを手助けするのは厳しいと思います。

 さらに、伊之助がいないことで天元の嫁たちを見つけられなかった可能性も高いです。禰豆子も寝ている時間が物語展開が速くなった分、短いですし、戦闘経験も本編より少なくなる可能性が高いため、「上弦並み」の回復力、強さにならないかもしれません。そうなると、炭治郎の旅はここで終わってしまったのではないかとも考えられます。

 やはり、それぞれの一芸を持ちながらも炭治郎よりも強いわけではなく、ピンチで炭治郎に成長を促させた善逸と伊之助とのトリオがベストかもしれません。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

※本文の一部を修正しました。(2023.6.8 10:56)

(安藤昌季)

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