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「ととのった」「ラリってる」漫画が広めたサウナ表現、「布教」はさらに加速する?

マグミクス / 2019年7月31日 19時40分

「ととのった」「ラリってる」漫画が広めたサウナ表現、「布教」はさらに加速する?

■あなたの周りにも増えている? 熱心な"サウナ布教者"

 タナカカツキ氏によるマンガ『サ道』がテレビ東京で実写ドラマ化され、ヤマハ発動機はサウナマンガとバイクツーリングを掛け合わせたプロモーションサイト「ととのったMAGAZINE」を開設するなど、マンガとサウナの融合がますます加速。昨今のサウナブームを強力に後押ししています。

 ブームの影響か、熱心な”サウナ布教者”が、あなたの周りにも急増しているのではないでしょうか?

「サウナ」と「水風呂」の往復についてはさまざまな健康効果の指摘がありますが、サウナによってもたらされる多幸感を『サ道』では「ととのった」と表現。その恍惚状態を他人にも体感してほしいという欲求は、実際にサウナに心酔してしまった人にとって抑えられない衝動でもあるようです。

 サウナ好きの筆者の実感でもありますが、サウナのヘビーユーザーの間では、水風呂の「温度」やサウナの「天井の高さ」、また高温サウナで風を送る「熱波師の腕」といった施設に関する情報がさかんに交換され、オススメのサウナが次々と「巡礼スポット」のように紹介されているのです。

■『ととのった』、『ラリってる』 巧みなトランス表現

『湯遊ワンダーランド』第1巻(扶桑社)

 また、サウナを題材としたマンガや映像作品には、ある種の宗教体験のような表現が多いことに注目できます。

『サ道』で「ととのった」シーンは、サイケデリックで幻覚的な描写が特徴的です。そのシーンだけ見ると何か”ヤバい奴”のようにも見えてきます。

 また、アルコール中毒体験のエッセイマンガ『アル中ワンダーランド』を描いた、まんしゅうきつこ氏は、アルコール中毒からの脱出にはサウナの影響が大きかったことを述べています。同氏はマンガ作品のなかで、サウナで陶酔することを『サウナでラリる』と表現しています。

 マンガや映像はあくまでフィクションとして楽しむものですが、それらの刺激的な表現や言い回しは、他人にも布教をしてしまいたくなるほどのサウナの「中毒性」を巧みに表現しています。マンガから広く発信されたそれらの言葉は、まだサウナトランスを体験していない人を、サウナの世界に誘うキーワードといえるでしょう。

(マグミクス編集部)

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