あのパインケーキも登場！ 40周年イベント「マクロス超時空フェスティバル」のデカルチャーな見どころ【レポート】

■入り口からデカルチャー！　フォトスポットも豊富なマクフェス

　1982年放送のTVアニメ『超時空要塞マクロス』に始まり、40年以上に渡って愛されている『マクロス』シリーズ。そんな『マクロス』の世界観を体験できるイベント「マクロス超時空フェスティバル 40周年だヨ！デカルチャー！！」（以下、マクフェス）が、2023年6月9日から同年7月30日まで池袋の「バンダイナムコ Cross Store 東京」にて開催されます。

　マグミクス編集部ではいち早く潜入し、気になる展示の内容を探ってきました。思わず「デカルチャー！」と叫びたくなった見どころとは？

　まず目を奪われたのは会場の入り口。『劇場版マクロスF ～サヨナラノツバサ～』で主人公の早乙女アルトが搭乗した「VF-29 デュランダルバルキリー」と、『マクロスΔ』の主人公、ハヤテ・インメルマンの愛機「VF-31J ジークフリード」が展示されています。普段はなかなか見ることのできない機体の細部まで、じっくりと観察できます。

「VF-25F　メサイア」のトリックアート風フォトスポット　(C)1984,1994,2021 BIGWEST　(C)2011 BIGWEST/MACROSS F PROJECT　(C)Bandai Namco Amusement Inc.

　さらに入り口の反対側には、「VF-25F メサイア」のフォトスポットが。『マクロス』シリーズでおなじみの「可変戦闘機の手にキャッチしてもらうシーン」を再現できます。

「VF-25F」といえばTVシリーズ版『マクロスF』でアルトが搭乗していた機体。アルト推しの筆者は「アルトくんにキャッチしてもらえるなんて恐れ多い！」と、ドキドキしながら手の中に収まりました。しゃがんだ姿勢で「VF-25F」に手を添えると、より没入感のある写真になるはず！

ワルキューレをはじめとする歌姫や、ハヤテたち歴代主人公のパネルはすべてマクフェスのための描きおろし！　(C)1984,1994,2021 BIGWEST　(C)2011 BIGWEST/MACROSS F PROJECT　(C)Bandai Namco Amusement Inc.

　入場前からテンションが最高潮ですが、会場内にはさらにたまらない見どころがあります。それは『マクロスF』でキャラクターデザインを手がけた江端里沙さんによる描きおろしキャラクターパネル！

　マクフェスのメインビジュアルに使われている13人のキャラクターのほかに、会場限定で早瀬未沙のパネルも飾られています。好きなキャラクターと記念撮影をしたり、美麗なイラストを間近で堪能したりと、時間を忘れて楽しめるスポットです。

■パイロット気分を味わえるアトラクション！

座席にもこだわりが詰まった「超時空すごろクイズツアー」　(C)1984,1994,2021 BIGWEST　(C)2011 BIGWEST/MACROSS F PROJECT　(C)Bandai Namco Amusement Inc.

　アトラクションやミニゲームもゼントラ盛り！　記憶力や直感をフル活用して、『マクロス』シリーズの世界に浸れます。

「超時空すごろクイズツアー」（1プレイ税込1100円）は、ストーリーを振り返りながらクイズに挑戦できるアトラクション。コックピット風の座席がファン心をくすぐります。

　選べる作品は『マクロスF』か『マクロスΔ』。ナビゲーターを務めてくれるキャラクターの新規ボイスに喜んでいると、さっそく問題が出題されました。「そんな細かいシーンも出るの！？」と驚くような各作品のマニアックな問題や、『マクロス』シリーズ全体に関する内容も含まれているため、なかなか難易度が高いです。

　しかも回答には制限時間があり、油断していると選択ミスをすることも……。パイロットのような緊張感と興奮を味わいながら、ゴールを目指してみてください！

「パイロット入隊試験」コースでは、ミラージュがボイス付きでナビゲートを担当してくれる　(C)1984,1994,2021 BIGWEST　(C)2011 BIGWEST/MACROSS F PROJECT　(C)Bandai Namco Amusement Inc.

　続いて挑戦したのは「マクフェス版パイロット入隊試験＆歌姫適性診断」（1プレイ税込1100円）。クイズや診断などに回答すると、自分に似ているキャラクターを教えてくれます。

　コースは「パイロット入隊試験」と「歌姫適性診断」の2種類です。素早い回答が求められる場面も多く、「実力を出し切らなきゃ！」と気合いが入ります。パイロットはもちろん、ライブ中の歌姫にもとっさの判断力が必要なのだと改めて実感しました。

　試験や診断のあとは、結果画面に表示されたキャラクターに親近感を抱くはず！　結果は40種類以上用意されているため、何度も挑戦してみるのも楽しそうです。

大好きなキャラクターの衣装を試着してご満悦の編集部員　(C)1984,1994,2021 BIGWEST　(C)2011 BIGWEST/MACROSS F PROJECT　(C)Bandai Namco Amusement Inc.

　最後に体験したアトラクションは「私が歌姫!?ピンチヒッターLIVE！」（1プレイ税込800円）。

『マクロス』シリーズに登場する衣装をARで着用して記念撮影を楽しめます。撮影した画像をスマートフォンに保存できるのも嬉しいポイント。もちろん衣装は男女関係なく選択可能です。

　取材に同行した編集部員は、『超時空要塞マクロス』のリン・ミンメイなどが着用したチャイナドレスをイメージさせる衣装を即座に選び、満面の笑みを見せていました。

　筆者は『マクロスF』に登場したS.M.Sの制服をチョイス。とっさに敬礼姿で撮影したものの、見事に両目をつむっていました。シャッターが切られるまでの時間は短めなので、事前にポーズを考えておくとスムーズに撮影できそうです。まばたきを我慢するのもお忘れなく！

■生きて帰れるのか……？　パインを使った衝撃のデザート

パインを使ったメニューや、好きなキャラクターをプリントしたドリンクも味わえる　(C)1984,1994,2021 BIGWEST　(C)2011 BIGWEST/MACROSS F PROJECT　(C)Bandai Namco Amusement Inc.

　オリジナルフードやドリンクも楽しめる本イベント。なかでも注目したいメニューが、「生き残りたい！デカルチャーパインケーキ」（税込1500円）です。『マクロス』シリーズではいわく付きの果物がパイン。『超時空要塞マクロス』第18話「パイン・サラダ」や『マクロスF』第17話「グッバイ・シスター」のように、何人ものパイロットを危機におとしいれてきました。

　しかし本イベントではご心配なく。安心して食べられるデザートに仕上がっていました。3段重ねのパンケーキには、生クリームとカスタードクリーム、そして大きな輪切りパインが乗っています。ヨーグルト風味のクリームはさっぱりとしており、パインによく合います。味はもちろんおいしいですが、『マクロスF』ファンならあえて「おいしくないよ」と言うのも乙なもの。たっぷりのクリームで甘やかしつつ、空に吹く爽やかな風も思い出させてくれる、食べ応え十分のパインケーキです。

　おすすめの飲み物は「フォーチューンラテ」（税込690円）。シリーズ全作品からチョイスした名シーンや、名台詞をプリントしてもらえます。絵柄はなんと60種類以上！　迷いながら選ぶ時間もまた楽しいです。ラテの中身は、カフェラテ、抹茶ラテ、ココアから選べるので、コーヒーが苦手な筆者でも注文できました。絵柄を印刷する過程は店頭のモニターで眺められるので、待ち時間も退屈しません。

　ほかにも、もれなく景品がもらえるミニゲーム「星をまわせ！ヤックデカルチャーガラポン」や「バルキリースクラッチ」、さらにオリジナルグッズのショップなど何度も訪れたくなるコーナーだらけ。デカルチャーなことに本イベントは入場無料なので、気軽に立ち寄れます。フードやドリンクも今回紹介したメニュー以外にもたくさん用意されているので、数日に分けて制覇してみるのもよさそうです。

ランカの下積み時代を体験できるパネルも　(C)1984,1994,2021 BIGWEST　(C)2011 BIGWEST/MACROSS F PROJECT　(C)Bandai Namco Amusement Inc.

　ちなみに筆者イチオシの見どころは、ランカのにんじん顔はめパネル。マニアックなチョイスに「ヤック・デカルチャー！」と叫びそうになったと同時に、ボビー大尉バージョンではなかったことに安心しました。来場の記念に、ぜひ撮影してみてください！

　マクフェスは東京会場で7月30日まで開催後、大阪、博多でも実施予定（※）。詳細は後日公開されるので、イベント公式サイトやイベント公式Twitterを要チェックです。

※東京会場6月9日（金）～6月11日（日）の3日間は、抽選制の事前予約で当選された方のみのご参加となります。

（ハシビロコ）