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ガンダムファンの「アムロ派orシャア派、どっち派」論争 大人になったら意見変わる?

マグミクス / 2023年6月13日 6時10分

ガンダムファンの「アムロ派orシャア派、どっち派」論争 大人になったら意見変わる?

■「ガンダム」ユニバースの大英雄といえば

 あなたは「アムロ派」ですか、それとも「シャア派」ですか? 「ガンダム」ファンなら誰でも参加できる論争ですが、実は奥深いものがあり、年齢によっても意見が異なるかもしれません。成熟したファンは子供時代の英雄をどのように見るのでしょうか? あらためてアムロとシャアの魅力に迫ります。

●ちょっと内向的なメカオタクが戦士に成長する!

 アムロといえば『機動戦士ガンダム』の主人公です。リアルタイムで視聴していた人は数々のピンチを乗り越えて戦うアムロに夢中になっていたことでしょう。

 突然戦争に巻き込まれ、たまたま操縦できたという理由で、軍人でもないのに「ガンダム」で戦うことを強要され、口答えしたら張り倒される。頑張りを認めてくれないから家出する。そんな「等身大の主人公」が強敵と戦って強くなっていくのが好き!という人は多いのではないでしょうか。

 しかし、あらためてアムロのパイロットとしての技量や成長速度を見ると、凄いというよりも「怖い」と感じる人が多いようです。12機のリックドムを3分もかからずに全て撃墜したり、とんでもない反応速度で攻撃したりと、ジオンから「白い悪魔」と呼ばれたのも分かります。

 特にスピンオフ作品で『ガンダム』ユニバースが広がって作品の解像度が高まるほど、アムロの特異性が際立ちます。こうなるとアムロはメカオタクの等身大主人公ではなく、異常なセンスを持ったエースパイロットです。

 シャアと比べると成人後のパーソナリティを深堀りされていないこともあって『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、観客がアムロに感情移入したり共感したりするのは難しく感じるかもしれません。

 地球連邦軍のまっとうな組織人として、またエースパイロットとして成長したアムロは頼もしく、未熟な少年っぽさは全くありません。

●圧倒的に強いライバルと思いきや…シャアの強さと脆さ

「赤い彗星」の異名を持つジオンのエースパイロット、シャア・アズナブル。その正体は革命家ジオン・ズム・ダイクンの遺児キャスバル・レム・ダイクン、まさに金髪の貴公子です。赤い専用モビルスーツでアムロを翻弄したり、裏でザビ家への復讐を企てたりと出番も多く、シャアのスマートなかっこよさに魅了された人も多いでしょう。

 しかし大人になってからシャアを見ると、思った以上に悩んでいるシーンが多いことに気づきます。革命家の遺児であることの重責や、シャア・アズナブルの名前にまつわる周囲の期待、アクシズのハマーン・カーンとの確執など、多くのしがらみにとらわれており、しかもそれを割り切ることができません。

 たとえば、ガルマを謀殺した後、バーで彼の訃報を聞いていましたが、復讐の高揚感とはほど遠い印象です。もしかしたらガルマを裏切ったことを後悔していたのかもしれません。

■アムロにだけ明かしたシャアの本音とは?

 一年戦争終結後、エゥーゴにクワトロ・バジーナ大尉として参加したシャア。画像は「GGG 機動戦士Zガンダム クワトロ・バジーナ」(メガハウス)

 そんなシャアが唯一認めるアムロと心中する直前になって漏らした本音には、ビックリした人も多かったでしょう。

「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!」

 シャアほどのカリスマ性と統率力を持った強い男が隠していた弱さとは、なんと幼少期に死別した母親との関係性にあったのです。地球に隕石を落として地上のゴミどもを粛清すると言った男の口から出るには、おおよそふさわしくないセリフですが、シャアの強さやカリスマ性は内面の脆さの裏側だったのかもしれません。

 こうしてみると、シャアは極めて人間くさい、実在感のあるキャラクターだと言えるでしょう。シャアを富野監督の理想の分身と呼ぶファンも少なくありません。

 最初は頼りなかったアムロは頼もしい大人へと成長し、完璧な人間だと思っていたシャアには未成熟な部分がありました。

 あなたはアムロとシャア、どっちが好きですか?

(レトロ@長谷部 耕平)

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