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予備知識不要! マンガ『ビーストチルドレン』でラグビーW杯は120%楽しめる

マグミクス / 2019年8月8日 19時40分

予備知識不要! マンガ『ビーストチルドレン』でラグビーW杯は120%楽しめる

■正々堂々ぶつかれ それがラグビーだ

 ラグビーをよく知らない人でも、岩のような大男がすさまじい勢いでタックルをする姿は見たことがあるかもしれません。広大なフィールドを舞台に、男たちが正面からぶつかり合い、ゴールエリアを目指す。それがラグビーです。

 ボールは楕円形、フィールドにはゴールライン、22mラインなどが引かれていて……と、ラグビーの概要を話しても、ラグビーの面白さは何一つ伝わらない! 2019年5月に「週刊少年ジャンプ」で連載開始した『ビーストチルドレン』(作:寺坂研人)は、スポーツマンガでは割と普通な「ルール説明」のシーンを、かなり削っています。

 同作品が毎話訴え続けるのは、ラグビーの迫力と魅力を端的に表すメッセージ。

「ぶつかるのが“ラグビー”だからよ!」
「正々堂々ぶつかれ それがラグビーだ」

 『ビーストチルドレン』の第1話が掲載された号の作者コメントにも、そのような姿勢がよく表れています。

「ルールなんていい!ラグビーの熱さを知ってくれ!そんな漫画ですよろしくどうぞ」(『週刊少年ジャンプ』2019年26号)

 それだけでラグビーに興味を持つの? 持つんです。合間に挟まれるルール説明は、とにかく最低限。「闘志を推進力にして、プレイヤー同士が本気でぶつかり合う」という、ラグビーのエッセンスを極限まで凝縮して読者へぶつけてきます。

 しかも、正面から相手とぶつかり合うラグビーと、少年マンガらしい「成長・闘い・仲間との絆」というストーリー性が、驚くくらいマッチします。

 ラグビー日本代表・一樹雄虎(いつき・おのとら)との出会いで、本気で相手とぶつかり合うラグビーに魅入られた主人公・獅子ヶ谷桜(ししがや・さくら)。しかし日本ではマイナーなこのスポーツでは、取り組む環境と仲間に恵まれませんでした。

 憧れの雄虎が亡き後も、彼は5年以上の歳月、孤独の中で練習に励みました。中学校最後の1年で、桜は一樹雄虎の息子で同級生・雪兎(ゆきと)と知り合いに。偶然の出会いと高校進学を通じて、桜の「ラグビー熱」と物語展開がヒートアップしていきます。

 ストーリーはまだ始まったばかり。夏の猛暑にぴったりな熱気に当てられながら(ラグビーは冬のスポーツですけどね)、ゆっくりラグビーの世界に触れることができます。9月からのラグビーワールドカップを120%楽しむのに、『ビーストチルドレン』は最高のガイドブック。胸躍る「アツい!」展開を一緒に楽しみませんか?

(サトートモロー)

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