【漫画】大急ぎで樽交換、目標150杯！ 野球場のビール売り子さんが過酷だけど楽しそう【作者インタビュー】

■個性あふれる面々が繰り広げる球場コメディ

　とあるプロ野球の球場でビール売り子の仕事をしているルリコ。今日も樽交換と水分補給を瞬時に済ませたら、150杯販売を目指してお客さんのもとに向かいます。すると常連の会社員・村田さんを発見。何だか元気がなさそうで……。

　漫画家・須賀達郎さん（ @suga_7 ）による創作マンガ『ビール売り子のお仕事が大変な話。』がTwitterで公開されました。本作は「週刊モーニング」にて連載中の『ボールパークでつかまえて！』の第8話。プロ野球の球場を舞台に、ビール売り子さんやお客さんのほかにも選手、お弁当屋さん、警備員さんなど、個性あふれる人びとが登場する球場コメディです。

　読者からは「好き」「面白い」「ほっこりした」「ルリコさんかわいい」「売り子やってみたい」「野球観戦行きたくなった」などの声があがりました。Twitter投稿には3万いいねの反響が集まっています。

　作者の須賀達郎さんに、お話を聞きました。

ーー須賀達郎さんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。

　小さい頃から絵やマンガを描くのが好きでした。同時に野球少年でもあったので、球場マンガを描けている現状は本当に幸せです。

　中学、高校では野球一筋で、大学で初めて原稿用紙にマンガを描いて出版社の新人賞に投稿するようになりました。卒業前にいわゆる「代理原稿」の掲載が決まり、そのまま漫画家の道に進んだという流れです。

ーー『ボールパークでつかまえて！』で、プロ野球の球場を舞台に、特にビール売り子さんを中心としたお話を描こうと思ったきっかけについて教えて下さい。

　きっかけは担当編集者さんが「ビール売り子さんのお話を描いてみてくれませんか？」と言ってくれたところからでした。特に打ち合わせもせず描いた1話目の反応がとても良好で、そこからトントン拍子で連載が決まりました。

ーー今回の『ビール売り子のお仕事が大変な話。』に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「樽交換の様子がリアリティある」という反応はうれしかったです。実際に球場の売り子さんやチェッカーさんに取材させていただいたので、その甲斐があったなと思います。

『ボールパークでつかまえて！』の単行本10巻が2023年6月22日に発売予定（講談社）

ーー『ボールパークでつかまえて！』の単行本10巻が2023年6月22日に発売予定です。収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか？

　ビール売り子のルリコを中心に、これまでに登場したキャラクターの心情の変化が見られるので、より新鮮で楽しい内容になっていると思います。そして今までと少し違う雰囲気の表紙になったので、ぜひ手にとって確認していただきたいです。

ーー今後の創作活動について教えて下さい。

　テーマのひとつでもある「球場愛」の精神を大切にして、今後も行ってみたくなるような素敵な球場を描いていきたいです。

（マグミクス編集部）