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求婚まで行くのは珍しい? 少年マンガの記憶に残る「独特なプロポーズ」

マグミクス / 2023年6月20日 18時25分

求婚まで行くのは珍しい? 少年マンガの記憶に残る「独特なプロポーズ」

■独特すぎて思わず笑顔になってしまうプロポーズ

 恋愛がメインではない少年マンガの「プロポーズ」の場面には、それまでのふたりの関係や、しっかりと築かれたキャラの性格が活かされた独特なものが多くあります。『ドラゴンボール』の悟空とチチのようにあっさりと結婚を決めるカップルもいれば、時間をかけて終盤にようやくプロポーズをするパターンもありました。現実ではなかなか真似できない気がする、少年マンガの印象的なプロポーズ場面を振り返ります。

●「僕を幸せにしてください」

『バクマン。』の平丸一也の「僕を幸せにしてください」は、彼だから許される独特なプロポーズです。

 人気漫画家ではあるものの、過酷な職業に就いたことを後悔していた平丸は、担当編集の吉田から、同じ漫画家の蒼樹紅(本名:青木優梨子)への恋心を執筆の原動力として利用されていました。それでも、紆余曲折あって平丸と蒼樹は付き合うことになりましたが、「お茶友達」以上の関係には発展せずにいたのです。

 そんな関係が2年ほど続き、蒼樹のマンガ『神様がくれた…』の連載終了のタイミングで平丸は蒼樹を遊園地に誘いました。元気付ける目的もありましたが、平丸はそこで彼女にプロポーズすることを決意します。そして、観覧車(2周目)のなかで、プロポーズされることを察した蒼樹に促され、平丸は何とか「僕を幸せにしてください」と求婚したのです。この言葉に、蒼樹は少し涙ぐみながら「私も幸せにしてください」と応えました。

 本人はシリアスな展開を書いているのに、作品はギャグとして受け入れられる作風の平丸らしい、独特すぎて思わず笑顔になってしまうようなプロポーズです。平丸を幸せにすることを決意しアドバイスを送った、吉田との絆も感動的でした。

●「生涯、茂野吾郎とバッテリーを組んでくれ」

 人気野球マンガ『MAJOR』の主人公・茂野吾郎のプロポーズは、野球一筋に生きてきた彼らしいものでした。

 茂野吾郎がプロポーズした相手は、小学生時代からの幼馴染みである清水薫です。ふたりは、小学校の頃と、吾郎が海堂学園から聖秀学院に転校した時に短期間バッテリーを組んでいました。ケンカ友達のような関係のふたりでしたが、薫は小学生の頃から吾郎に好意を持っており、彼女が大学生になると、ふたりは交際を始めます。

 薫は吾郎と付き合いながらも、「メジャーリーガー・茂野吾郎の妻」という、プレッシャーのかかる将来を想像することを無意識に避けていました。そのため、吾郎の所属球団のトレーナーから、「結婚して吾郎を支えていくつもりがあるのか」と問われても、即答できずにいたのです。

「お前のペースで……いつかその気になった時でいい。生涯、茂野吾郎とバッテリーを組んでくれ」

 そんな薫にかけた吾郎のプロポーズの言葉は、野球一筋に生きてきた吾郎とは思えないほど、彼女に寄り添ったものでした。そして、「生涯、バッテリーを組んでくれ」という部分は、野球を通して関係を育んできたふたりにぴったりの表現で、とてもキュンとくるプロポーズです。

●「そしたら……結婚しよう」

 90年代の「週刊少年ジャンプ」で圧倒的人気を誇った『幽☆遊☆白書』にも、終盤で主人公・浦飯幽助による印象的なプロポーズの場面が出てします。

「仙水編」で魔族として覚醒した幽助は、幼馴染みの雪村螢子に、魔界に行くことを伝えます。帰れるかどうかも分からない魔界に行く幽助に、螢子は河原で「バイバイ」とあっさり別れを告げました。

 しかし幽助はその後、螢子の自宅である雪村食堂を訪ねると、「ちょうど3年したら戻ってくる」と伝えます。そして、「そしたら……結婚しよう」と、真っすぐな言葉でプロポーズしたのです。

 真剣な表情の幽助に、驚いた様子の螢子がどんな返事をするのかドキドキする場面でしたが、すぐに螢子の両親から、昔から喧嘩する度に、幽助が螢子にプロポーズしていたことが明かされます。結局、冗談か本気か分からない空気になり、螢子は「どーなるかわかんないわね、そんな先のこと」と、幽助のプロポーズを軽くあしらいました。

 互いに好意は持っているのに、明確な恋愛関係には踏み込めない。プロポーズは失敗に終わりましたが、中学生らしい微妙な距離感が伝わってくる甘酸っぱいやりとりです。その後、幽助が魔界から帰ってきても、まだふたりとも10代ということもあり、最終話まで「結婚」には至りませんでした。

 しかし、螢子がラーメン屋台を始めた幽助の作ったラーメンを食べた際に、「こんなもんでよければ毎日作ってやるぜ」と、まるでプロポーズのようなセリフを言われ、顔を赤くするなど、最後までふたりの仲のいい様子が描かれています。最終話で分かった幽助の「クサいセリフ」も印象的でした。

(SU_BU)

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