『ワンピ』ナミが王家の血筋ってほんと？ 最終章での伏線回収に期待高まる

■ナミはオイコット王国の王女なのか？

『ONE PIECE（ワンピース）』に登場するナミは、「東の海編」から麦わらの一味に加入し、航海士として活躍している人物です。もともとオイコット王国の戦争孤児だったナミとノジコは、養母のベルメールにココヤシ村で育てられました。

麦わらの一味は、ルフィが海兵の祖父を持ち、サンジはジェルマ王国の王子など、血筋が特殊な人が多いです。そのなかで、ナミは実際の親や出生について明かされていません。そのため、ネット上では「オイコット王国の王女説」が浮上しているようです。

※この記事には映画『ONE PIECE FILM RED』の内容を含みます。

「ナミ王女説」がささやかれるようになった理由のひとつが、「戦場で拾われた」という設定です。四皇のひとり、赤髪のシャンクスも戦場で拾われたという過去があるため、「通ずるものがあるのでは？」という意見が多くあがっていました。

　シャンクスは1歳のとき、38年前にロックス海賊団が起こしたゴッドバレー事件に巻き込まれて戦争孤児になりました。ロジャー海賊団に拾われたシャンクスは、その後大海賊に成長します。また、映画『ONE PIECE FILM RED』で、シャンクスが「フィガーランド家」と呼ばれる天竜人とのかかわりについても触れられていました。

　ナミもシャンクスと同様に戦争孤児のため、ネット上では「ナミも由緒正しい血統なのでは？」といった声があがっていました。

　さらに、リュウグウ王国の王女・しらほしとの会話も根拠のひとつにあげられています。「初対面なのになぜかほっとする」と語るしらほしに対し、ナミは「境遇が少し似てるからかな…」と意味ありげなひと言を返します。この会話から、「ナミもしらほしと同じく王女ではないか？」という考察が浮上しました。

「ナミ王女説」が盛り上がる一方で、しらほしは古代兵器のポセイドンであることから、「ナミは天候を操る古代兵器・ウラヌスなのでは？」という説も浮上しています。

　ナミが特殊な血筋である根拠として、「覇気が使える」可能性を指摘する読者もいます。この説が生まれたきっかけは、ナミのげんこつでルフィがボコボコになる様子からでした。強大な覇気を持つガープも、ナミと同じくルフィにゲンコツでダメージをあたえていました。

そこから「打撃が効かないはずのルフィをボコボコにできるのは覇気が使えるからだ」との声が一部であがるようになりました。しかし、これはあくまでギャグシーンと考え、「ギャグだからあてにできない」という意見も少なくないようです。

　ほかにも「I’m an」と書かれていた名札を幼少期のノジコが誤って逆さに読んでしまい、「nami」になったのではないか、という説もあがっています。まだナミの正体は謎に包まれています。今後のエピソードで出生の秘密が明かされることはあるのでしょうか。

※記事の一部を修正しました。（2023年7月3日 17:18）

（マグミクス編集部）