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巨大王蟲の迫力スゴ! 38年の歴史詰まった「金曜ロードショーとジブリ展」の見どころ【レポート】

マグミクス / 2023年6月29日 12時30分

巨大王蟲の迫力スゴ! 38年の歴史詰まった「金曜ロードショーとジブリ展」の見どころ【レポート】

■ジブリ世界を体感出来る魅力的な展示の数々

 これまで200回以上にわたってスタジオジブリの作品を放送してきた金曜ロードショー。実は金曜ロードショーの番組が始まった1985年は、スタジオジブリが「スタジオ開き」をした年であり、初めて『風の谷のナウシカ』がTV放送された年でもあります。

 同じ年に生まれ歩みを共にしてきた両者の関係や、歴代ジブリ作品の魅力を紹介する「金曜ロードショーとジブリ展」が、2023年6月29日(木)から東京・天王洲アイルの寺田倉庫B&C HALL/E HALLで開催されます。

 マグミクス編集部では開会セレモニーに参加し、イベントの様子を取材しました。ファンなら絶対に行ってみたいと思わせる圧巻の展示とは?

●腐海の生態系に圧倒される!異界の美が感じられる展示

ウシアブの頭部のアップ。外殻に生えた毛や複雑で凹凸した紋様はまさに巨大昆虫。腐海の巨大菌類の菌糸が絡んでいる表現もリアルです。

 最初に紹介したいのが『風の谷のナウシカ』の腐海を再現した「王蟲の世界」です。猛毒の瘴気を発生させる異形の菌類と巨大な蟲たちが共生する「腐海」が、圧巻のサイズと超ハイクオリティな造形で楽しめます。

 暗い通路を抜けて展示ルームに到着すると、目の前に発光する複眼を持つ巨大な王蟲が姿を見せます。そのサイズは高さ約4m、全長8mほど。周囲には、ムシゴヤシなどの植物と共に大王ヤンマ、ウシアブ、ヘビケラ、足元にはミノネズミの群もいます。人の背丈をはるかに超えるサイズに圧倒的な造形美が宿っています。

王蟲の目の色は青から攻撃色の赤へと変化する。どの展示物も高さ2~4mほどなので迫力が凄い。

 光を抑えた照明の中、巨大な蟲たちの間を歩き回ると、まるで腐海に迷い込んだような気分です。そう言えばなんだかウシアブがこっちを見ているような…。この展示、映画とマンガどちらの「ナウシカ」ファンも満足できること請け合い、必見です!

●カップルや家族で楽しめるフォトスポットも充実!

キキの下宿先のパン屋のカウンターを完全再現。ジジのフィギュアが可愛い!

「ジブリ映画ポスタースタジオ」はジブリのポスターを模したフォトスポットです。展示ルームの入口にはキキが店番をしていた『魔女の宅急便』のパン屋が、原寸大で再現されています。キキのようにカウンターに両腕を預けたポーズで撮影してみてはいかがでしょうか。

サンの育ての親、モロの巨大オブジェ。サンの短刀も用意されているので、ポスターの構図を完全再現できる!

他にも『崖の上のポニョ』のバケツや『もののけ姫』のモロ、『千と千尋の神隠し』で豚になった両親などが、フォトスポットとしてハイクオリティな造形で再現されています。ここで撮影すれば、まるで自分がジブリのポスターの一部になったような、記念に残る写真が撮れるでしょう。

■見ごたえ抜群!じっくり読むと1時間以上!?

金曜ロードショーの番組が始まり、スタジオジブリが“スタジオ開き”をした1985年を起点に、各時代の記憶と映画の魅力をたどるヒストリーゾーン。(C)Studio Ghibli

 造形物だけでなくジブリと金曜ロードショーの歩んできた歴史も見どころのひとつです。ヒストリーゾーンでは1985年から現在に至るまで、1年刻みで金曜ロードショーとジブリの歴史、その時の社会情勢がパネルにまとめられています。全部をしっかり読むとこのエリアだけでも1時間は必要かもしれません。展示パネルの前には公開された作品の絵コンテや、当時流行っていた商品が展示されており、ノスタルジックな気分にさせてくれます。

 他にもジブリキャラクターが描かれたガラスに光を照射する「ジブリの幻灯機」や物販コーナーなど、見どころは盛りだくさんです。

●7月14日公開のジブリの新作『君たちはどう生きるか』の新情報は?

トトロのぬいぐるみを抱えて撮影。左より日本テレビ放送網の代表取締役 杉山美邦さん、スタジオジブリの代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫さん、KDDIの執行役員常務 竹澤浩さん

 開会セレモニーには、スタジオジブリの代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫さん、日本テレビ放送網の代表取締役・杉山美邦さん、KDDIの執行役員常務・竹澤浩さんが登壇し、終始和やかな雰囲気で進行しました。

 その後の囲み取材では、取材陣から鈴木プロデューサーにさまざまな質問が投げかけられましたが、なんといっても今、ジブリ関係の話題で最も気になるのは新作です。一切の動画が伏せられており、映画の雰囲気すらわかりません。

しかも公開日まで約2週間と迫っても、広告を目にしないのも異例です。この質問に対して鈴木プロデューサーは「今回は事前に映画の情報を見せ過ぎず、一切広告を打たない試みをしている」と回答しました。また宮崎監督の健康状態については「元気です!」と一言。事前情報一切なしで見に行く新作への期待が高まるところです。

囲み取材を受けるスタジオジブリの代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫さん。本日はスーツではなく作務衣で登壇。

 7月14日の新作公開に先駆けて、ジブリ好きな人は「金曜ロードショーとジブリ展」に足を運んでみてはいかがでしょうか。これまでの作品を振り返るとともに、作品世界に飛び込むチャンスです。ジブリの作品を少しでも知っている人ならきっと楽しめるでしょう。

(レトロ@長谷部 耕平)

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