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主人公は永遠に超えられない…「最強すぎ」な年長者キャラ 実はもう還暦越え?

マグミクス / 2023年7月5日 19時25分

主人公は永遠に超えられない…「最強すぎ」な年長者キャラ 実はもう還暦越え?

■無敵すぎて笑っちゃう親父・師匠キャラ

 大きな背中が頼もしくもあり、憎らしくもあり、つい弱点を探してしまうこともある、一騎当千の「作中最強キャラ」は、マンガの大きな見どころのひとつです。主人公の「師匠ポジション」でもあり、「主人公、永遠に超えられないんじゃね!?」と思わずにはいられない、少年マンガの「圧倒的チートキャラ」3人を振り返ります。

●『刃牙』シリーズより、地上最強の生物・範馬勇次郎

 あらゆるものに「上から目線」な地上最強の父親、それが範馬勇次郎です。16歳にしてベトナム戦争でアメリカ軍をねじ伏せ、大国アメリカと個人で「友好条約」を結び、武術の知識はもちろん、一流の教養、マナーまで備える、マンガ界最大の「文武両道」キャラとも言えます。

 初期からずっと「作中最強」のキャラで、一例を挙げると、息子の刃牙と戦っている最中に地震が起こるものの、勇次郎が地面を殴打すると揺れがピタリと止まりました。本当に勇次郎のパンチによるものかは不明ですが、自分の手で止めたことを完全に確信して「もう……心配ねェ」と言い出すなど、もはや常人から見れば「ギャグの領域」にいるキャラです。

 さらにシリーズが進むにつれて、彼の衝撃しかない生涯の全貌が明らかになっていきます。勇次郎は自分が生まれる瞬間に「無事に取り出せッッ」「失敗(ミス)は許さんッッ」と産婆へ凄み、その日、彼が誕生したことを察した大国の指導者たちが「核兵器保有を決意した」とまで描かれていました。読者としては「最強なんだから、そういうものなんだな」と受け止めるほかありません。

 さらに、刃牙と恋人の梢江が初体験をしようとしていると、いつの間にか部屋にいて「強くなりたくば喰らえ!!!」と説教して帰っていくあたりも、まったく手がつけられないワガママオヤジです。

 そんな刃牙に一度「負け」を認めて(ダメージはほとんどなさそうでしたが)からも、範馬勇次郎の傍若無人な態度は変わりません。刃牙は刃牙で「親父の面倒は俺が見る!!!」と、「バトルジャンキー」な父親に一生付き合う覚悟まで決めています。軍隊でも敵わない超巨大アフリカゾウをあっという間に殺し、二刀流で向かってくる宮本武蔵を素手で圧倒し、移動となれば米軍に送迎をさせて、生身で走れば人工衛星が監視を始めてGPSがおかしくなるなど、もはや何もかも規格外です。勇次郎は1950年代生まれのはずですが、全く老けてもおらず、今後何が起きても死にそうにもない「地上最強のオヤジ」なのでした。

●『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』飛天御剣流の13代目継承者・比古清十郎

「幕末最強の人斬り」と謳われた緋村剣心が、師匠の元で再修行するも、一本取るまでに夜通しかかってしまいます。しかも師匠は、10貫(37.5kg)の重りと、筋肉を反り返らせるバネ付きの状態でした……。

 飛天御剣流継承者・第13代目の比古清十郎(ひこ・せいじゅうろう)は、剣心いわく「間違いなく最強」で、剣心が最強の奥義を継承しても「せいぜい俺の足元どまりだな」と評するほど卓越した力の持ち主です。しかも比古清十郎は飛天御剣流の教え「時代の苦難から人々を守る」信念を抱く、不殺の誓いを立てた剣心の師匠に相応しい人格者でもあります。

 作中で実戦の場に立ったのは一度きりでしたが、その活躍は抜群でした。志々雄真実の十本刀のひとり、二階建ての家屋よりも体躯の大きな巨人「破軍の不二」に襲われている弥彦を颯爽と救い、一振り交えただけで、不二の心中に秘めていた武人の心根を見出します。

「お前が全力を出しても倒せない男が こうして目の前に立ってやっているんだぜ」

 巨体ゆえに異形の化け物と恐れられた不二は、はじめての理解者に涙し、「いざ!」「尋常に!」「「勝負!!!」」と正々堂々と勝負することにします。そして、体格差がまったくのハンデにもならず、比古は不二を殺さずに制したのです。しかも、重りとバネは付けたまま……。「この人には敵わないな」と剣心でなくともそう思わせる、至高の武人にして師匠が、比古清十郎という人物なのです。

■何で死なないのか分からない? 最強の教育者

●『魁!!男塾』男塾塾長・江田島平八

「わしが男塾塾長 江田島平八である!!」は、主人公・桃太郎を飛び越えて作品を代表する名セリフに。『魁!!男塾 TVアニメシリーズDVD-BOX』(Happinet)

「わしが男塾塾長 江田島平八である!!」で何でもゴリ押しする迫力の化身、それが第二次世界大戦で「あと10人いたらアメリカは日本に負けていただろう」とアメリカ大統領に言わしめた「EDAJIMA」です。

 古くからの因縁がある巨悪・藤堂兵衛の陰謀で宇宙に打ち上げられても、「し 信じられん 空気もないこの宇宙空間を素肌で泳いでいる───っ!!」と宇宙飛行士の度肝を抜き、そのまま宇宙服一丁で大気圏突入に成功するという、まさに怪物級の男でした。しかし、前述の範馬勇次郎もそうだったのですが、「麻酔」は効いてしまうようです。

 ちなみに彼は「東京帝国大学に11歳で入学し、首席で卒業」と、頭脳面でも天才でした。そんな江田島平八の男塾塾長としての方針はといえば、「死闘おおいにけっこう。真の男は生死を賭けた戦いの中で磨かれていく」という超スパルタ教育です。煮えたぎる油風呂に蝋燭を浮かべる名物行事や、各国の武術の達人たちと戦うトーナメントなど、「EDAJIMA」を量産しようとしている気さえしてきます。

 老いても筋骨隆々、戦えば人間大の拳のオーラを飛ばし、マグナムの銃弾でも死なず、身体を捻って受けた弾を飛ばすほどの無敵ぶりでした。『男塾』は、死んだはずのキャラクターが王大人のおかげで頻繁に蘇ってくる作風ですが、そもそも全く死ぬ気がしないのが「わしが男塾塾長江田島平八である!!」という人なのです。

「親父」「師匠」「塾長」と並べてみると、強さはもちろんのこと、自信に満ちあふれていて、規格外で、やり方は無茶苦茶でもなんだかんだで主人公を導いてくれるポジションだということが分かります。頼もしいけれど、ときには迷惑で憎たらしいという主人公との絶妙な距離感で、彼らのズルいくらいの強さも、ついつい受け入れてしまう魅力にあふれるキャラたちです。

(かーずSP)

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