1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アニメ・コミック

初代ガンダムの良き兄貴分たちの残酷すぎる最期 「悲しいけど、これ…」

マグミクス / 2023年7月12日 6時25分

初代ガンダムの良き兄貴分たちの残酷すぎる最期 「悲しいけど、これ…」

■命懸けで後輩を守った兄貴分

 TVアニメ『機動戦士ガンダム』は放映から40年以上が経過していますが、いまだに多くのファンから支持を集めている作品です。その人気の理由のひとつに魅力的なキャラクターがあり、主人公のアムロ・レイを中心に、若者が戦争に巻き込まれながらも成長していく姿に魅了させられた人も少なくないでしょう。

 なかでもみんなの兄貴分的なキャラクターが、命を懸けて仲間を守るシーンは何度観ても良いものです。そこで今回は後輩たちを守って散っていった、3名の魅力的な兄貴分を紹介します。

 ひとり目は、ホワイトベースのパイロット候補生だったリュウ・ホセイです。サイド7でのジオン軍の強襲によりホワイトベースの正規軍人の大半を失ったなか、唯一生き残ったパイロット候補生がリュウでした。

 リュウは、コア・ファイターやガンタンクの操縦を任されるだけでなく、持ち前のおおらかさで後輩たちのリーダー的存在に。その存在感は、ホワイトベースの艦長代行を務めたブライト・ノアも一目を置くほどです。

 人望があり、周囲から頼りにされていたリュウは、アニメの第20話「死闘! ホワイト・ベース」で白兵戦の末に重傷を負ってしまいます。そして続く第21話「激闘は憎しみ深く」でリュウは重傷の身ながらベッドを抜け出し、ブライトによって独房に入れられたアムロを心配して声をかけにいきます。

 そんな兄貴分らしい面倒見の良さを見せたリュウですが、アムロの絶体絶命のピンチに現れ、コア・ファイターごと敵機に体当たりを敢行しました。

 こうしてアムロやホワイトベースを守るために壮絶な死を遂げたリュウとの別れのシーンでは、大勢のホワイトベースの乗組員たちが涙を流し、多くの視聴者を感動させました。

 続いては、ホワイトベースのクルーではないものの、ジャブローでアムロと出会ったウッディ・マルデン大尉を紹介します。ウッディ大尉は、ホワイトベースを守るために命を落としたマチルダ・アジャンの婚約者で、ホワイトベースの修理責任者を担った人物でした。

 ウッディ大尉がマチルダの婚約者だったことを知ったアムロは、自分が未熟なせいで彼女を死なせたと謝罪しますが、ウッディ大尉は「自惚れるんじゃない、アムロくん」「ガンダム一機の働きでマチルダが助けられたり、戦争が勝てるなどというほど甘いものではないんだぞ」と諭します。

 そして「パイロットはそのときの戦いに全力を尽くして、後悔するような戦いをしなければそれでいい」と助言を送るなど、出会って間もないアムロの良き兄貴分となりました。

 しかし、その後ジャブローにジオン軍が大攻勢をしかけてくると、ウッディ大尉はマチルダが愛したホワイトベースを守ろうと、戦闘用ホバークラフト「ファンファン」で出撃します。そしてアムロのガンダムを援護するためにシャアのズゴックに攻撃を行いますが、コクピットを叩き潰されて戦死しました。

 皮肉にも婚約者であるマチルダと同じ末路をたどってしまったのは、悲しい運命を感じざるを得ません……。

■イケメン兄貴のカッコ良すぎる死に様

スレッガー・ロウは、この機体に乗って壮絶な死を遂げた…「MG 1/100 Gファイター [ガンダム Ver.2.0用 V作戦モデル]」(BANDAI SPIRITS)

 3人目は、リュウの補充要員としてホワイトベースに配属されたパイロットのスレッガー・ロウです。第31話「ザンジバル追撃!」では、ホワイトベースの主砲の砲撃手を務めて活躍し、その後もGファイターのパイロットとして戦果を重ねます。

 また女性だけでなく、子どもたちにもフレンドリーに接するスレッガーは、若いパイロットや乗組員の多いホワイトベースの兄貴分的な立場になっていきます。

 そして第34話「宿命の出会い」では、元婚約者のありがたい申し出をかたくなに拒み、失礼な言動を続けるミライ・ヤシマに、スレッガーは平手打ちして、諭します。感情的になっていたミライを冷静にさせたスレッガーの行動は、まさに兄貴のようでした。

 そんなスレッガーの最期は壮絶でした。ドズルが乗る巨大モビルアーマー「ビグ・ザム」との激闘のなか、ビグ・ザムの強固なバリアシステムを突破するには、至近距離からの攻撃が有効だとスレッガーは判断します。そしてアムロに対し、自機がやられることも覚悟していると告げ、「私情は禁物よ」「悲しいけど、これ戦争なのよね」とつぶやいて突撃しました。

 スレッガーの決死の攻撃で生まれた隙を突き、最終的にガンダムがビグ・ザムを撃破しましたが、スレッガー機はビグ・ザムのクローに捕まり、スレッガーの身体はコクピットから宇宙空間に投げ出されて戦死しました。

 今回紹介した3人の兄貴分たちは、生きていれば連邦軍のなかで大きな役割を担っていたことでしょう。仲間思いで頼りになる人物ほど早く死んでいく様は、まさに「悲しいけど、これ戦争なのよね」というスレッガーの言葉が示す通りなのかもしれません。

(LUIS FIELD)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください