『ワンピ』再登場はほんとにある？ 最終章での活躍に「期待大」な敵キャラ

■扉絵の再登場すらないのに、人気が衰えない人物も

『ONE PIECE（ワンピース）』が最終章に突入後、ロブ・ルッチやモンキー・D・ガープなど、「新世界編」以前に登場した人物の再登場が目立ちます。多くの読者が初期キャラの再登場に歓喜し、「ほかの初期キャラの再登場を見たい！」という声も見られます。今回は、多くのファンから再登場を期待されている、憎めない敵キャラを見てみましょう。

※この記事では「新世界」突入までを「初期エピソード」と定めております。

　まずは「東の海（イーストブルー）編」で登場したクリーク海賊団の戦闘総隊長・ギンです。のちに麦わらの一味へ仲間入りしたサンジを圧倒した戦闘力や、敵に情を見せる姿、別れのシーンなど名シーンが多いキャラでした。「東の海編」以降、扉絵ですら登場がないにもかかわらず、覆面キャラが出るたびに「正体はギンでは？」と読者からウワサされるほど、いまもなお人気を集めています。

　毒ガスを吸ったまま、治療を受けずにルフィたちと再会の約束をして別れたギンは、その後の生死すら明かされていません。別れ際のシーンが、綺麗な終わり方だったこともあり、ネット上では「再登場しなくても物語として美しい」「麦わらの一味と再会の約束をしてるから出て欲しい」など、再登場について意見が分かれています。最終章で、ギンの安否について触れられることはあるのでしょうか。

　続いて、空島「スカイピア」で唯一神として君臨していたエネルです。ゴム人間のルフィには劣ったものの、ゾロやサンジなど当時の麦わらの一味を圧倒する活躍を見せました。

　エネルは本編での出番終了後、扉絵連載「エネルのスペース大作戦」で月を旅する様子が描かれていました。このエピソードは「月の地下に眠る都市」「謎の壁画」など、これまでの『ONE PIECE』では描かれていない部分が描かれており、「世界の謎にせまる内容では？」とさまざまな考察が交わされています。世界の謎を紐解くきっかけとして、エネルの再登場はあるのでしょうか。

　最後は、「最悪の世代」に数えられるウルージです。ウルージは「11人の超新星」に選ばれながらも、濃い顔の翼を生やしたオッサンという奇妙ないでたちで、飛び抜けて異彩を放っていた人物です。ふてぶてしい態度や独特な存在感から、読者のなかでは「ウルージ様」とあがめられるなど、カルト的な人気を誇っています。

　映画『ONEPIECE STAMPEDE』でウルージが登場した際は、ゲスト声優だったユースケ・サンタマリアさんが、自身の役そっちのけで「ウルージ好き」を公言するほどでした。いまだに「最悪の世代」のなかで、麦わらの一味とのかかわりがほとんどない数少ない人物であり、今後のエピソードでの活躍に期待する声が多いです。

　ウルージについて、読者からは「空島出身が何かの伏線かも」「最悪の世代でひとりだけ麦わらの一味とかかわりがないのがむしろ怪しい」などの声が見られました。ビッグ・マム海賊団の幹部を倒した実績もあるため、再登場したときの活躍により期待が高まりまっています。

　ほかにも「名前が海軍大将の異名に似てる」「スピンオフやおまけコーナーでスルーされているのが怪しい」などを理由に、第1話で登場した「山賊・ヒグマが再登場するのではないか？」という声も半ば冗談混じりにネット上でささやかれていました。最終章が進むにあたって、どのような敵キャラが再登場するのか、今後も目が離せません。

（LUIS FIELD）