【漫画】張り切って料理を作るも彼氏は「腹減ってない」 動揺する彼女に感動の出来事が！【作者インタビュー】

■彼女が密かに待ちわびていたこととは？

　帰宅した彼氏をハイテンションで迎える女性。今日は毎週恒例の晩酌の日なので、とても楽しみにしていました。しかし彼氏からは「ごめん、腹減っていない」と断られてしまいます。いつもと違う様子に少し戸惑いながらも、今日はゆっくりしようと提案する彼女でしたが……。

　文之助さん（@argturuinmd）による創作マンガ『私は待っている』がTwitter上で公開されました。いいね数は2.6万を超えており、読者からは「報われたね！」「待ってよかった！」「尊い」などの声があがっています。

　作者の文之助さんにお話を聞きました。

ーー『私は待っている』のお話が生まれたきっかけは何ですか？

　最近お仕事でマンガを描くことがほとんどだったのですが、少し自分の時間がつくれそうだったので、久しぶりに短編マンガでも描こうかなと思ったことがきっかけです。

今回のお話は、最後彼氏のプロポーズで終わっていますが、最初描こうと思ったのは、仕事で疲れて帰ってきた彼氏が彼女とハグをするというシンプルなお話でした。しかし、描いている途中でふと「結婚」要素を入れたいなと思い、今回のような結末になりました。

ーー作中のふたりのやりとりがとても素敵でした。この作品を描くうえで気を付けた点や工夫した点はありますか？

　序盤で彼氏が「腹減ってない」とバッサリ言い切るのですが、彼氏がただの傍若無人にならないよう気をつけました（笑）。 彼女のこと好きだろうなと思わせるようなハグだったり、お腹が減っていないということに対して「嘘」と撤回させたり。 描いてはいませんが私の想像ではこの後、ちゃんと彼女の用意していたご飯を食べながらいい夜を過ごしたかと…（笑）。

彼氏がウソをついた理由とは　（文之助さん提供）

ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。

　どのご感想も温かくとてもうれしかったです。そのなかでも「これでテスト頑張れます」「これで生きていけます」「疲れが吹っ飛びました」などのコメントは、 特に印象に残っています。自分の描いたお話で、日頃のストレスや不安が少しでも和らいだらいいなぁ、ということは常々考えているので。

ーーちなみに文之助さん自身が今までに報われて一番うれしかったことは何ですか？

　一番というとかなり難しいのですが、ここ数年だと自分の作品を書籍にしていただいたことですね。 コツコツ続けてきた創作活動がやっとひとつ形になったなと。ただ、趣味で楽しく描き続けてきた結果そうなっただけなので「報われた」とは少し違うかもしれませんが。

ーー文之助さんは恋愛マンガをメインで描いていますが、今後、恋愛以外で挑戦してみたいマンガのジャンルはありますか？

　きょうだい愛などを題材にするのもいいなと思っています。あとは今、猫や犬との生活に憧れているのですが、 飼ったあかつきにはぜひ、猫や犬との生活をエッセイマンガとして描いてみたいです（笑）。

（マグミクス編集部）